꙳𓅩
INFO前回:◇少年Gの回想の続き。8/23(土)チャレ!31/6階B19・トリノコ文庫
『One last time』
会場価格:¥1,300(A6/144頁/全年齢)
通販:https://piyopiyo-mail.booth.pm/
※再販はなし。
そしてふたりは邂逅する ◇
星が降る夜だった。その日はレッドがうちに泊まりに来ていて、オレの部屋のベランダで天体観測をしていた。
オレの横で欄干にもたれ、頬杖をついたあいつは、次々と縦横を流れる星々の軌跡を飽きずに眺めていた。空を見上げるその真剣な目に、星空の輝きが映り込んできらきらと光っている。より一層濡れたように黒く光る髪が、生ぬるい夜風にそよぐのを見ながら、今朝のニュースで得たばかりの知識をオレは得意げに話す。
「十年後、千年彗星っていうでっかい星が見られるらしいからさ、その時はまた一緒に星を見ような、レッド」
いつか道を[[rb:違 > たが]]えてしまうことなんて考えてもいなかったオレの口約束に、小さなあいつは頷き、無邪気に笑った。どちらからともなく差し出した小指を絡め合う。
1662星が降る夜だった。その日はレッドがうちに泊まりに来ていて、オレの部屋のベランダで天体観測をしていた。
オレの横で欄干にもたれ、頬杖をついたあいつは、次々と縦横を流れる星々の軌跡を飽きずに眺めていた。空を見上げるその真剣な目に、星空の輝きが映り込んできらきらと光っている。より一層濡れたように黒く光る髪が、生ぬるい夜風にそよぐのを見ながら、今朝のニュースで得たばかりの知識をオレは得意げに話す。
「十年後、千年彗星っていうでっかい星が見られるらしいからさ、その時はまた一緒に星を見ような、レッド」
いつか道を[[rb:違 > たが]]えてしまうことなんて考えてもいなかったオレの口約束に、小さなあいつは頷き、無邪気に笑った。どちらからともなく差し出した小指を絡め合う。
꙳𓅩
INFO前回:◆少年Rの独白の続き。童話『銀河鉄道の夜』の世界観を交えつつ、幼少期の出会いからチャンピオン戦後の別れ、そしてふたりが再会するまでの友情以上恋愛未満なグとレのはなし。
◇少年Gの回想 ◇
カントー地方の夏特有の、湿気をまとった生ぬるい風が頬を撫でる。日もずいぶん落ちかけてきて、辺りは赤や橙に染まっている。
夕飯や石鹸の匂いがどこからか[[rb:漂 > ただよ]]い、「おうちにかえろ」と子どもらがすぐそばを駆け抜けていく。
同じく買い物帰りだろう[[rb:母子 > おやこ]]が向かいから歩いてくる。じっと見てくるものだから会釈でもしようかと思えば、向こうから「ジムリーダーさんもお帰りですか?」と声をかけられた。
オレは瞬時に笑顔をつくってみせ、少しだけ言葉を交わした。さっきまで機嫌良く歌っていた幼子は、母親の後ろに隠れてもじもじとこちらを[[rb:窺 > うかが]]っている。
17132カントー地方の夏特有の、湿気をまとった生ぬるい風が頬を撫でる。日もずいぶん落ちかけてきて、辺りは赤や橙に染まっている。
夕飯や石鹸の匂いがどこからか[[rb:漂 > ただよ]]い、「おうちにかえろ」と子どもらがすぐそばを駆け抜けていく。
同じく買い物帰りだろう[[rb:母子 > おやこ]]が向かいから歩いてくる。じっと見てくるものだから会釈でもしようかと思えば、向こうから「ジムリーダーさんもお帰りですか?」と声をかけられた。
オレは瞬時に笑顔をつくってみせ、少しだけ言葉を交わした。さっきまで機嫌良く歌っていた幼子は、母親の後ろに隠れてもじもじとこちらを[[rb:窺 > うかが]]っている。
꙳𓅩
INFO2025.08.23のチャ!31に出ます!新刊出ます!!童話『銀河鉄道の夜』の世界観を交えつつ、幼少期の出会いからチャンピオン戦後の別れ、そしてふたりが再会するまでの友情以上恋愛未満なグとレのはなし。
自己解釈に基づいた捏造が多数ございます。またカプ要素は少ないですが、検索避けのためタグ付けしてます。予めご了承ください。
◆少年Rの独白 ◆
久しぶりに子どもの頃の夢を見た。きっと、この前のバトルのせいだ。
容姿も、使うポケモンも、なにひとつとして似てるところなどなかったのに、そのトレーナーになぜかきみの姿を重ねて見ている自分がいた。
初夏の穏やかな昼下がり。窓辺に吊り下げられた風鈴が、時折ちりん、と音を[[rb:奏 > かな]]でる。
実家のダイニングテーブルには、汗をかいたふたつのグラスが並んでいて、近くにはサインペンがいくつか転がっている。
そして目の前には、ぼくの名前と同じ色のまっさらな短冊が一枚。空白を埋めるに[[rb:相応 > ふさわ]]しい願いごとなんて思い浮かばなくて、ペン先は所在なげに宙を[[rb:彷徨 > さまよ]]う。
7140久しぶりに子どもの頃の夢を見た。きっと、この前のバトルのせいだ。
容姿も、使うポケモンも、なにひとつとして似てるところなどなかったのに、そのトレーナーになぜかきみの姿を重ねて見ている自分がいた。
初夏の穏やかな昼下がり。窓辺に吊り下げられた風鈴が、時折ちりん、と音を[[rb:奏 > かな]]でる。
実家のダイニングテーブルには、汗をかいたふたつのグラスが並んでいて、近くにはサインペンがいくつか転がっている。
そして目の前には、ぼくの名前と同じ色のまっさらな短冊が一枚。空白を埋めるに[[rb:相応 > ふさわ]]しい願いごとなんて思い浮かばなくて、ペン先は所在なげに宙を[[rb:彷徨 > さまよ]]う。
pokemochi_x
DONE「目が合ったらバトルの合図…」💍🌺女装がアレなんでこちらにポイして見ました!
グリレは何回も結婚して欲しいですね?
ムキムキなアロレ🍎君が描きたくて上手く描けたのだろうか??
嫁はリザードン使いで萌える❤️❤️❤️❤️
たまお
DOODLEブルースカイでも上げたアローラグリレ落書きまだちゅーしてないからワンクッション無しにしてるので気を付けて下さい
計画的に栄養取りながら鍛えないと体膨らまないらしいので個人的にアロレさんはそんなに体膨らんでない派なんですが少数派みたいですね…
たまお
DOODLEアローラグリレ落書き多分レッドは仕返ししたいけどほっぺは恥ずいし手はキザっぽくて嫌だしで手首に収まっただけだと思われ
グリーンはチャラいからキスする場所の意味とか花言葉とか無駄に知ってる(偏見) 3
たまお
DOODLE最初は普通にレッドとグリーン描こうと思ってたんだけど出来上がったらどう見ても距離感がおかしいのでポイピク行きとはいえマサラタウンの人口どれ位か知らんけど幼馴染が1人しかいなかったらお互い距離感多少はバグってそうな気はする
このレッドは「グリーンの髪ちくちくするなぁ」とか思ってそう
たまお
DOODLEレッドが喋ってるので苦手な方はご注意下さい殆どはグリーンからレッドにあーだこーだやってるけどたまにグリーンにドデカイ矢印をレッドが出してたら嬉しい
2枚目は隠れちゃったけど一応こんな眉毛を描いてましたって眉毛の供養 2
たまお
DOODLE好きなのは嬉しいけど自分のどこが良いんだと素で何気無く尋ねてグリーンの逆鱗に触れてわからセッまで10秒前的な落書き 説明しないと状況がわからないいつも通り己の欲に従って描いて
日付を確認したら今日はクリスマスイブだった事に気付きました
そんな日にこんな落書きを上げてしまい申し訳ありません、結局上げるけど
たまお
DOODLE以前も似た様な構図を描いた気がしますが自己満足落書きだから気にしない致しそうな雰囲気なので背後注意
グリレは基本お互い→←だと思うけど、レッドはグリーンがなんで自分の事好きなのかいまいち自覚無さそうな気がする
それを察したグリーンから散々わからセッをたまにされてたら私が楽しい