KmSn
MEMOどうしようもなく暑いのでみんなバギとヒャド呪文をおぼえようね(暑くなってきたのでまた再掲載)
夏の愚痴と静かな幸せあー、ほんとやってらんねえ。
朝からこの暑さ、マジで殺す気かってくらい太陽が容赦ない。
地球温暖化なんてクソ喰らえ、なんて思いながらセーニャの隣で夏に向かって唸る。
駅に向かって歩くだけでシャツが背中に張り付いて、通勤ラッシュの電車は冷房なんか全然効いちゃいないし、汗で全身ベタベタ。 誰だよ“夏は活動的な季節”とか言い始めたやつ……地獄の間違いだろうが。
ホームで電車待ってたらさ、高校生のグループがアイス舐めながらゲラゲラ笑いながら通り過ぎてく。「今日プール行かね?」とか「夏休みこそ痩せる」とか言い合ってて、あー、そうだよ今って夏休みなんだよな、と気づく。 何が素晴らしいって、朝っぱらから「もう昼寝しようぜ」とか言えるお前らのその自由よ。 しかも3年くらい前まで、自分もあっち側だったはずなのに、一度大人になると二度と戻れねぇのがこの理不尽。
2978駅に向かって歩くだけでシャツが背中に張り付いて、通勤ラッシュの電車は冷房なんか全然効いちゃいないし、汗で全身ベタベタ。 誰だよ“夏は活動的な季節”とか言い始めたやつ……地獄の間違いだろうが。
ホームで電車待ってたらさ、高校生のグループがアイス舐めながらゲラゲラ笑いながら通り過ぎてく。「今日プール行かね?」とか「夏休みこそ痩せる」とか言い合ってて、あー、そうだよ今って夏休みなんだよな、と気づく。 何が素晴らしいって、朝っぱらから「もう昼寝しようぜ」とか言えるお前らのその自由よ。 しかも3年くらい前まで、自分もあっち側だったはずなのに、一度大人になると二度と戻れねぇのがこの理不尽。
KmSn
DONEカミュセニャ。酒飲みます。
カミュは酔ったら不機嫌になったりとにかくめんどくさいやつになってそうだよねと友人と話してるのを題材にしました。
酔っ払いにご用心今日はカミュさまが久しぶりに飲み会へ出席される日でした。
「付き合いだ、仕方ねぇ」と小さくため息をつきながら出かけていかれて、
私は「行ってらっしゃいませ」とお見送りしたものの、帰りをついそわそわと待ってしまいます。
夜が更けて、もう日付が変わるかというころ、玄関のドアが勢いよく音を立てて開きました。
「……ただいま」
その声は、どこか不機嫌そうで。 カミュさまがお戻りになられたとわかり、私はすぐに玄関へ向かいます。
「おかえりなさい。遅いお帰りで心配いたしました」
「うるせぇ。待ってんならもっと早く迎えに来いっての」
とっさに強い口調で返されて、私はちょっと面食らってしまいます。 カミュさまは明らかに普段より顔が赤く、足元もややふらつきます。 ジャケットを半分脱ぎかけ、ネクタイもゆるゆる、ツンツン髪はやっぱりご乱心のままこちらに詰め寄ってこられました。
1810夜が更けて、もう日付が変わるかというころ、玄関のドアが勢いよく音を立てて開きました。
「……ただいま」
その声は、どこか不機嫌そうで。 カミュさまがお戻りになられたとわかり、私はすぐに玄関へ向かいます。
「おかえりなさい。遅いお帰りで心配いたしました」
「うるせぇ。待ってんならもっと早く迎えに来いっての」
とっさに強い口調で返されて、私はちょっと面食らってしまいます。 カミュさまは明らかに普段より顔が赤く、足元もややふらつきます。 ジャケットを半分脱ぎかけ、ネクタイもゆるゆる、ツンツン髪はやっぱりご乱心のままこちらに詰め寄ってこられました。
KmSn
MOURNING眠り姫パロ的なやつが大好物でやんす眠り姫の如く静かな夜だった。
時計の針が「もういい加減寝ろ」と警告を鳴らしているのに、 リビングから柔らかな灯りが漏れてくる。 思わず足音を忍ばせて覗くと、 セーニャがソファに腰掛けて、分厚い絵本を開いている。
表紙の金文字は「眠れる森の美女」。 やけに古風な綴じ方で、どこか異国の空気をまとっている。 その本は、セーニャの髪や指よりもよっぽど”整然”とした美しさを持っていて、 俺はちょっとだけ羨ましく思った。
「また童話か」
冗談混じりに声をかけると、 セーニャはやんわりと顔を上げた。「童話だけど、大人にも大事なことがあるらしいですよ」とかなんとか言って、 ページの端を優しくめくっている。
俺の見てるこの光景―― ほっそりした指、ふわふわの髪、微かに浮かぶ寝癖―― どう見ても「守ってくれる王子を待つ娘」ってより、 食べ残しのケーキのことをずっと考えてそうな、のんきな顔。
2151時計の針が「もういい加減寝ろ」と警告を鳴らしているのに、 リビングから柔らかな灯りが漏れてくる。 思わず足音を忍ばせて覗くと、 セーニャがソファに腰掛けて、分厚い絵本を開いている。
表紙の金文字は「眠れる森の美女」。 やけに古風な綴じ方で、どこか異国の空気をまとっている。 その本は、セーニャの髪や指よりもよっぽど”整然”とした美しさを持っていて、 俺はちょっとだけ羨ましく思った。
「また童話か」
冗談混じりに声をかけると、 セーニャはやんわりと顔を上げた。「童話だけど、大人にも大事なことがあるらしいですよ」とかなんとか言って、 ページの端を優しくめくっている。
俺の見てるこの光景―― ほっそりした指、ふわふわの髪、微かに浮かぶ寝癖―― どう見ても「守ってくれる王子を待つ娘」ってより、 食べ残しのケーキのことをずっと考えてそうな、のんきな顔。