rousokuxxx
DOODLEハッピーバレンタイン!即位後、デキてるアレトラでバレンタインネタ!
ぜんぶ捏造!
貴族はたぶん、遠回しに子を成せよと言ってきた。トラヴィスだけそれも分かってる。残念だが効果が出たとき真っ先に向かうのは乙女のところなので…
「ジョセフさん、どうかしたか」
城の一室。
ジョセフが呼んでいるとの伝えを聞いて参じたトラヴィスは、扉を叩いて訪問を知らせた。
「ああ、トラヴィス」
入室したトラヴィスに、振り向き応えたのは、ジョセフではなくこの城の主だった。
アレインも同席しているのか。トラヴィスは、アレインと目を合わせると、眉を少しだけ動かしてみせた。何があったんだと言いたげなトラヴィスを促すように、アレインは隣のジョセフに視線を流す。
そこには、心なしか、困ったようなジョセフの表情。その前には、何やら小箱が置かれていた。
ジョセフはトラヴィスを認めると、その手に持っていた書状を傾けてみせた。
「ドラケンガルドから?」
「ああ。だが、これが何だか分からなくてな」
2789城の一室。
ジョセフが呼んでいるとの伝えを聞いて参じたトラヴィスは、扉を叩いて訪問を知らせた。
「ああ、トラヴィス」
入室したトラヴィスに、振り向き応えたのは、ジョセフではなくこの城の主だった。
アレインも同席しているのか。トラヴィスは、アレインと目を合わせると、眉を少しだけ動かしてみせた。何があったんだと言いたげなトラヴィスを促すように、アレインは隣のジョセフに視線を流す。
そこには、心なしか、困ったようなジョセフの表情。その前には、何やら小箱が置かれていた。
ジョセフはトラヴィスを認めると、その手に持っていた書状を傾けてみせた。
「ドラケンガルドから?」
「ああ。だが、これが何だか分からなくてな」
rousokuxxx
DOODLE冬×ノスタルジー×寒さと温もりクリスマスがあまりアレトラに響かなかったんだけれど、スノードームとトラヴィスに何故だか親和性を感じたので。
いつも通りの、雰囲気だけのあれです。
現パロ。同棲。成人済み。
スノードームガラスの中の、透明な世界で。
くるり、ゆらり、はらはら
くるり、ゆらり、はらはら
ゆっくりと、ゆっくりと、降り積もって、そしてまた。
くるり、ゆらり、はらはら
店のウインドウに並ぶ、スノードームを、トラヴィスはぼんやりと眺めていた。
この季節になるとよく見かけるそれは、大小様々、細工も様々。
賑やかな音楽と、キラキラした装飾、輝くイルミネーション。そんなものに囲まれた、コロンとした形のそれに、しかしトラヴィスは、物哀しいような、寂しいような、ノスタルジックを感じずにはいられなかった。
くるり。返すと、雪を模した粒が舞い、戻すとゆらりと揺れながら、はらはら降りてくる。ゆっくり、ゆっくり。
その動きがそんな印象をもたらすのだろうか。
2248くるり、ゆらり、はらはら
くるり、ゆらり、はらはら
ゆっくりと、ゆっくりと、降り積もって、そしてまた。
くるり、ゆらり、はらはら
店のウインドウに並ぶ、スノードームを、トラヴィスはぼんやりと眺めていた。
この季節になるとよく見かけるそれは、大小様々、細工も様々。
賑やかな音楽と、キラキラした装飾、輝くイルミネーション。そんなものに囲まれた、コロンとした形のそれに、しかしトラヴィスは、物哀しいような、寂しいような、ノスタルジックを感じずにはいられなかった。
くるり。返すと、雪を模した粒が舞い、戻すとゆらりと揺れながら、はらはら降りてくる。ゆっくり、ゆっくり。
その動きがそんな印象をもたらすのだろうか。
rousokuxxx
DOODLE香水ネタ。デキてるアレトラ。戦時中は香りの強いものなんて使わないと思うけど、そのへんは無視。疲れちゃったから突然終わります。嗅覚は記憶に残りやすいって、ロマンがあるよね。独占欲で他者への牽制もあるけど、いつ死ぬか分からないので、離れてても近くに自分を感じていて欲しいし、トラヴィスのことも感じていたいというのがアレインの本音(書けなかったから語る)。
ぱすはyes 2724
rousokuxxx
DOODLE転生ネタやりたい!と書きたいとこだけ書いたもの。現パロ。ずっと、何かが、欠けているような気がしていたんだ。
何をしても、何を得ても、満たされない心のその部分を、密かに毎日探していた。
「…ここか」
重たい装飾のドアノブを、ギ、と押した。
そこまで広くはない部屋の、壁面ぎっしりに、本が並べられている。
特有の芳しい空気。
その中に、その光景はあった。
大きな窓から差し込む光。
その前に片足を立てて背をもたれ、本に視線を落とす、その姿が。
深い色をした木目の本棚と重厚な表紙の本が静かに並ぶ、室内の重たい影に、対比して白さすら感じる窓辺の、その中にいる彼も、また白く感じるほどに色素が薄い。
アッシュの髪は、光の加減だろうか、銀にも紫にも見える。白い肌に、伏せる睫毛が長いのが、この距離でもわかった。
1033何をしても、何を得ても、満たされない心のその部分を、密かに毎日探していた。
「…ここか」
重たい装飾のドアノブを、ギ、と押した。
そこまで広くはない部屋の、壁面ぎっしりに、本が並べられている。
特有の芳しい空気。
その中に、その光景はあった。
大きな窓から差し込む光。
その前に片足を立てて背をもたれ、本に視線を落とす、その姿が。
深い色をした木目の本棚と重厚な表紙の本が静かに並ぶ、室内の重たい影に、対比して白さすら感じる窓辺の、その中にいる彼も、また白く感じるほどに色素が薄い。
アッシュの髪は、光の加減だろうか、銀にも紫にも見える。白い肌に、伏せる睫毛が長いのが、この距離でもわかった。
rousokuxxx
DOODLE現パロ同棲アレトラ。スパダリイケメン攻に照れて逃げるとはどういうことだ受、そのイケメンは誰が慰めてやれんだよ!お前だろ!?…という他ジャンルの方の叫びと、TLに流れてきた不安定な姿を相手に見せるか見せないか論争を混ぜ込んだお話。同棲したて→数年後使いたいと思ったタブレットが見当たらない。
そういえば、昨夜アレインが使っていたような。記憶を辿ったトラヴィスは、部屋の中を探したが、当てにしていたいくつかの場所は、全てハズレだった。
「なぁ、アレイ、ン。…………」
トラヴィスはアレインの部屋を訪ね、声をかけた。が、そこにいたアレインの姿を一目見て、すぐに口を噤んだ。
アレインは、筋トレをしていた。それだけならいつも通りだが、耳にはイヤホン。
トラヴィスの声は聞こえていないし、気配にも気付いていないようだ。
ふ、ふ、と規則正しい呼吸をしながら、もくもくとトレーニングメニューをこなしている。
ああ、これは。
トラヴィスはそっと部屋の扉を閉めた。
タブレットは、また今度でいい。
2452そういえば、昨夜アレインが使っていたような。記憶を辿ったトラヴィスは、部屋の中を探したが、当てにしていたいくつかの場所は、全てハズレだった。
「なぁ、アレイ、ン。…………」
トラヴィスはアレインの部屋を訪ね、声をかけた。が、そこにいたアレインの姿を一目見て、すぐに口を噤んだ。
アレインは、筋トレをしていた。それだけならいつも通りだが、耳にはイヤホン。
トラヴィスの声は聞こえていないし、気配にも気付いていないようだ。
ふ、ふ、と規則正しい呼吸をしながら、もくもくとトレーニングメニューをこなしている。
ああ、これは。
トラヴィスはそっと部屋の扉を閉めた。
タブレットは、また今度でいい。
rousokuxxx
CAN’T MAKE書き上げられる気がしないので供養。冒頭のシーンと、色んなキャラを書きたくて着手し、オチも考えてあったけど、転がいつまでもうまくまとまらなくて頓挫。つまり途中で終わってますし見直しも諦めたスクラップです。契約済、デキてないアレトラ。よくある受けが怪我しちゃう話。「では、軍議を始めよう」
軍議用の天幕に集まった面々を見て、アレインは号令をかけた。
次の地域へ進軍するため、それぞれが集めた情報を共有し、攻略法を相談する。アレインを筆頭に、ジョセフ、クライブがまとめ役を行い、斥候部隊を動かしているトラヴィスをはじめ、状況に応じて呼び出された兵等々が顔を合わせる。
「…それでは次に、此度の陣営について、トラヴィス、斥候部隊からの意見はあるか?」
軍議の中、アレインはいつものようにトラヴィスの意見を求めた。
「あー…今回は、ジョセフさんから説明がある」
しかしトラヴィスの歯切れは悪かった。遮るようにジョセフが説明を始める。
「僭越ながら私めから。本拠地の近くに砦があり、そこを先に攻めるのがよろしいかと。地形はフラウが見てきてくれましたので、こちらの地図からしますと…」
3452軍議用の天幕に集まった面々を見て、アレインは号令をかけた。
次の地域へ進軍するため、それぞれが集めた情報を共有し、攻略法を相談する。アレインを筆頭に、ジョセフ、クライブがまとめ役を行い、斥候部隊を動かしているトラヴィスをはじめ、状況に応じて呼び出された兵等々が顔を合わせる。
「…それでは次に、此度の陣営について、トラヴィス、斥候部隊からの意見はあるか?」
軍議の中、アレインはいつものようにトラヴィスの意見を求めた。
「あー…今回は、ジョセフさんから説明がある」
しかしトラヴィスの歯切れは悪かった。遮るようにジョセフが説明を始める。
「僭越ながら私めから。本拠地の近くに砦があり、そこを先に攻めるのがよろしいかと。地形はフラウが見てきてくれましたので、こちらの地図からしますと…」
rousokuxxx
DOODLE執着アレ→トラ。アレインが悪人。注意しかない。トラヴィスの血筋=ベレンガリアと子を残し、更にトラヴィスとは義兄弟という切れない繋がりを得ることに成功したアレイン。
トラヴィスを契約者にしようかとも思ったけど、本人が望んでないのに勝手に書庫を作ってる気持ちの悪いエピを入れたかったのでやめた。姉は契約者ではない。そんな最初から裏切ってる奴のこと、一角獣が契約を許さないよ! 1913
rousokuxxx
MOURNINGイマイチ書き落とすことが出来なかったので供養。親密度会話3を擦り続ける。いくら片思いの相手でも、いきなり「さあ伴侶だ!」と言われたら拒絶すると思う。
無言は、肯定「…じゃあ、コレは預かっておくな」
契約の儀式が無事に終わったとわかると、トラヴィスは受け取った乙女の指輪を、腰のバッグにしまおうとした。
「トラヴィス…なぜしまう?」
しかしアレインは、眉をしかめてそれを咎めた。
トラヴィスが不思議そうな顔をする。
「なぜ、って…大事なもんだろ」
神話の時代から伝わる、貴重な魔道具だ。
失くさないようにしないと。
アレインはやれやれといった風に、首を振った。諌めるように言う。
「きちんと装備しないと、だめだろう」
「…装備するものなのか」
「指輪なのだから、当然だ」
そういってアレインはトラヴィスの左手をとると、トラヴィスのグローブを外した。
あらわれた白い素手をなで、薬指に、指輪を通す。
4681契約の儀式が無事に終わったとわかると、トラヴィスは受け取った乙女の指輪を、腰のバッグにしまおうとした。
「トラヴィス…なぜしまう?」
しかしアレインは、眉をしかめてそれを咎めた。
トラヴィスが不思議そうな顔をする。
「なぜ、って…大事なもんだろ」
神話の時代から伝わる、貴重な魔道具だ。
失くさないようにしないと。
アレインはやれやれといった風に、首を振った。諌めるように言う。
「きちんと装備しないと、だめだろう」
「…装備するものなのか」
「指輪なのだから、当然だ」
そういってアレインはトラヴィスの左手をとると、トラヴィスのグローブを外した。
あらわれた白い素手をなで、薬指に、指輪を通す。