umeno0420
DONE!!!ビリザキが冒頭からセフレに振られるタイプの現パロビリぐだです!!!夏の魔法ってことにして「ね、ビリー。こうやって会うの、今日でおしまいにしよっか」
僕はコーヒーを淹れたところだった。夏掛けに変えたばかりだという布団を羽織って、彼女は裸のまま微笑んでいる。頑是ない子供に、言って聞かせるように。
振られた。文意の咀嚼より先に理解がきた。
おしまいって、いやそんな決定事項みたいに、
なんで今。昨日、ぎりぎり今日? だってそんな素振りなかっただろ。数多の疑問の言葉は線毛に絡まり、舌でもつれて、唇に却下された。押し黙った僕は、よほど情けない顔をしていたのだろう。彼女はそんな顔をさせるつもりはなかったと言わんばかりに、ほんの少し慌てた表情で視線を迷わせた。
「あのね、ビリー。私、あなたを嫌ったわけでも、あなたに傷つけられたわけでもない。ただ、ふたりでは会わない友人に戻りたいっていう提案なの。可能であれば、すぐに。急でごめん。あなたが悪いんじゃ、ないんだけどね」
3913僕はコーヒーを淹れたところだった。夏掛けに変えたばかりだという布団を羽織って、彼女は裸のまま微笑んでいる。頑是ない子供に、言って聞かせるように。
振られた。文意の咀嚼より先に理解がきた。
おしまいって、いやそんな決定事項みたいに、
なんで今。昨日、ぎりぎり今日? だってそんな素振りなかっただろ。数多の疑問の言葉は線毛に絡まり、舌でもつれて、唇に却下された。押し黙った僕は、よほど情けない顔をしていたのだろう。彼女はそんな顔をさせるつもりはなかったと言わんばかりに、ほんの少し慌てた表情で視線を迷わせた。
「あのね、ビリー。私、あなたを嫌ったわけでも、あなたに傷つけられたわけでもない。ただ、ふたりでは会わない友人に戻りたいっていう提案なの。可能であれば、すぐに。急でごめん。あなたが悪いんじゃ、ないんだけどね」
真田犬
PAST前にフォロワーさんの小説イメージを三次創作で描かせていただいたものです。掲載許可済み(ありがとうございます)
作品リンク
BANDIT | 海乃はるき様 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9652893
星と灰 | 海乃はるき様 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8978954 2
umeno0420
DONEキスの日の遅刻のビリぐだです。短い。唇で描けよくちびる、だなあと思う。実際には乾燥した粘膜なのかも。そんなわけないのかも。思考未満は、シャボン玉ようにぶつかって対消滅した。儚い。
「……なに」
眼前から不機嫌そうな声。睫毛を絡ませるように、私はゆっくりと瞬きをした。今は近づき過ぎて見えないけれど、彼の髪や睫毛はレースのカーテンを透かす朝の陽射しによく似ている。そんなことを打ち明けたことがあった。そしたらビリーは。
「しゃぼん、だま、のことを考えてた」
しばらく酷使されていた舌は、案の定拗音の発語でもつれた。過重労働に対するストライキだろうか。なんてね。とろとろに煮崩れつつある脳味噌は、こういうくだらなくてあり得ないことばかりポップアップさせる。けれど私に火を付けたはずの男は、どうやらそれが気に食わなかったようだ。肩に添えられていた掌が首まで滑り、頸動脈の近くで柔らかく爪が立てられた。
1054「……なに」
眼前から不機嫌そうな声。睫毛を絡ませるように、私はゆっくりと瞬きをした。今は近づき過ぎて見えないけれど、彼の髪や睫毛はレースのカーテンを透かす朝の陽射しによく似ている。そんなことを打ち明けたことがあった。そしたらビリーは。
「しゃぼん、だま、のことを考えてた」
しばらく酷使されていた舌は、案の定拗音の発語でもつれた。過重労働に対するストライキだろうか。なんてね。とろとろに煮崩れつつある脳味噌は、こういうくだらなくてあり得ないことばかりポップアップさせる。けれど私に火を付けたはずの男は、どうやらそれが気に食わなかったようだ。肩に添えられていた掌が首まで滑り、頸動脈の近くで柔らかく爪が立てられた。
umeno0420
DONE死にそうなのと疲労困憊なので情緒振り切れ気味かつ願望に素直なぐだと、サーヴァントなので死人の捨て身技である「勝ち逃げ」が使えないビリーのORT総力戦。百億の天国に勝るここから先は総力戦。
カルデアの運命を、人員を、魔力を、資源を、武器を、経験を、思想を、肉体も精神も何もかもを闘いに注ぎ込む全体戦争。
けれど確かに、私の闘争。
#
先遣隊として、回避と防御力に優れたアサシンでパーティを組んだ。威力偵察が目的だった。今にして思えばそんな目論見、全くもって甘い考えだったとしか言えない。私は結果として、及び腰のくせに生贄だけはしっかりと化物の眼前に突き飛ばした。だから愚かなマスターの目の前で、人の形をした、エーテル仕掛けのサーヴァントは、きらきら光る鉱物に成り果てていく。私は、私は、知っていたはずなのに。鉱物に成り果てて、砕けて、奪われていった。わたし、知っていたはずなのに。
4461カルデアの運命を、人員を、魔力を、資源を、武器を、経験を、思想を、肉体も精神も何もかもを闘いに注ぎ込む全体戦争。
けれど確かに、私の闘争。
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先遣隊として、回避と防御力に優れたアサシンでパーティを組んだ。威力偵察が目的だった。今にして思えばそんな目論見、全くもって甘い考えだったとしか言えない。私は結果として、及び腰のくせに生贄だけはしっかりと化物の眼前に突き飛ばした。だから愚かなマスターの目の前で、人の形をした、エーテル仕掛けのサーヴァントは、きらきら光る鉱物に成り果てていく。私は、私は、知っていたはずなのに。鉱物に成り果てて、砕けて、奪われていった。わたし、知っていたはずなのに。
真田犬
PASTビリぐだ♀の過去らくがき2017〜2018年ぐらい
1〜3→https://www.pixiv.net/artworks/71807296のロビン出てくる漫画の続きの楽書だった
4〜5→同人誌の元ネタになった飴口移しのらくがき
6〜7→ハロウィンらくがきからの妄想 8
茴香樹
DONEビリー誕がようやく完成したのですがこちらには投げてなかったので…データが重いため分割して投げます。
※史実だとビリーの誕生日は諸説あります。こちらは紙マテの「1859年11月23日生まれ」を基にしています
※絆10以上のイメージで描いています。フィルター厚め 4