しろみ
MOURNING・オメガバのつもり・御曹司αの刹那とお家のアレコレで連行されて来たΩ眞紘(かわいそう)
・仲良くない (刹那は眞紘が好き)
・急に終わる
刹眞 謎オメガバ与えられた仕事をこなしてようやく自室に戻る。今日はちょっと長く外に出ていたけれど、どうだろう。どんな顔をしているかな、どんな気持ちでいるのかな
「ただいま。」
部屋に入る。ソファーにはいない。
次は寝室へ。朝よりシーツが乱れているけど、いない。
どこだろう、って首を捻ってみる。鼻を擽った匂いの元に従ってみれば、中途半端に開いたクローゼット。なんで、そんなところにいるんだろう。疑問が浮かぶけど、早く顔が見たいから、後で考えようかな。
隙間に手をかけて扉を開く。好ましいにおいがより一層強く香って心がさわいだ。
「ただいま。」
さっき返事がなかったから、もう一度言ってみる。
やっぱり返事はない。
体操座りの状態で箱の中に収まる彼は足の間に顔をうずめたまま動かない。
957「ただいま。」
部屋に入る。ソファーにはいない。
次は寝室へ。朝よりシーツが乱れているけど、いない。
どこだろう、って首を捻ってみる。鼻を擽った匂いの元に従ってみれば、中途半端に開いたクローゼット。なんで、そんなところにいるんだろう。疑問が浮かぶけど、早く顔が見たいから、後で考えようかな。
隙間に手をかけて扉を開く。好ましいにおいがより一層強く香って心がさわいだ。
「ただいま。」
さっき返事がなかったから、もう一度言ってみる。
やっぱり返事はない。
体操座りの状態で箱の中に収まる彼は足の間に顔をうずめたまま動かない。
しろみ
DONE人間の刹那×吸血鬼の眞紘トンデモパロ
明るい場所に鳥の声と光を感じて、ゆっくり瞼を開ける。カーテンの隙間から太陽が覗いていて、しっかり顔が照らされていた。眩しい。
名残惜しいけど、ゆっくり体を起こしてもう一度窓を見る。やっぱり太陽は眩しくて、あったかい。好きだな、と思う。微睡の中で浴びる暖かい光。身体が作り変わったら、感じるものも変わるのかな。
問いかけても彼が嫌いなそれは燦々としたままで、ボクは視線を逸らすことしかできなかった。
白いシャツを着て中庭に出る。毎日手入れしている植物たちは今日も葉や花弁で太陽の光を受けている。ガーデニングっていうんだって。ボクの趣味…って薫は言ってたけど、そうなのかな。植物、好きだから、そうなのかも。
ジョウロを持って一つ一つ観察して、水をやる。昨日より元気な花もあれば、終わりが近いものもある。あ、あそこのスペース、次は何を植えてみようかな。
2703名残惜しいけど、ゆっくり体を起こしてもう一度窓を見る。やっぱり太陽は眩しくて、あったかい。好きだな、と思う。微睡の中で浴びる暖かい光。身体が作り変わったら、感じるものも変わるのかな。
問いかけても彼が嫌いなそれは燦々としたままで、ボクは視線を逸らすことしかできなかった。
白いシャツを着て中庭に出る。毎日手入れしている植物たちは今日も葉や花弁で太陽の光を受けている。ガーデニングっていうんだって。ボクの趣味…って薫は言ってたけど、そうなのかな。植物、好きだから、そうなのかも。
ジョウロを持って一つ一つ観察して、水をやる。昨日より元気な花もあれば、終わりが近いものもある。あ、あそこのスペース、次は何を植えてみようかな。
しろみ
MOURNING刹眞 オメガバース呟いたものまとめ②
書きたいことだけ。
オメガバ刹眞 告白「マヒロが好きだよ」
あったかいセナさんの温もりに包まれながら、ずっと心待ちにしてた言葉をもらう。嬉しい。僕だってセナさんが好きだ。ずっと、一緒にいたい。ずっと…あれ?でも、どうして僕は、
「ダメだよっ、」
頭の中が真っ黒になって、セナさんを突き飛ばす。苦しくて、息も辛くなる。
「マヒロ、どうしたの、」
「ダメだよ、だって、いなくなるじゃないか、ずっと一緒にいるって約束したのに、兄さんは、兄さんだっていなくなったんだ、僕はもう、」
一人ぼっちに戻りたくない。
「マヒロ、」
ききたくない。ぎゅっと耳を塞ぐ。目元がどんどん濡れていく。一緒にいたいよ。セナさん、
「マヒロ、僕はいなくならないよ」
温もりがまた僕を包んで、ゆっくりと顔をあげる。
410あったかいセナさんの温もりに包まれながら、ずっと心待ちにしてた言葉をもらう。嬉しい。僕だってセナさんが好きだ。ずっと、一緒にいたい。ずっと…あれ?でも、どうして僕は、
「ダメだよっ、」
頭の中が真っ黒になって、セナさんを突き飛ばす。苦しくて、息も辛くなる。
「マヒロ、どうしたの、」
「ダメだよ、だって、いなくなるじゃないか、ずっと一緒にいるって約束したのに、兄さんは、兄さんだっていなくなったんだ、僕はもう、」
一人ぼっちに戻りたくない。
「マヒロ、」
ききたくない。ぎゅっと耳を塞ぐ。目元がどんどん濡れていく。一緒にいたいよ。セナさん、
「マヒロ、僕はいなくならないよ」
温もりがまた僕を包んで、ゆっくりと顔をあげる。
しろみ
MOURNING刹眞 前にツイートしたものまとめオメガバース
アルファが怖くて施設にいる眞紘の所へ交流会で刹那(アルファ)がやってきて…という設定
オメガバ刹眞 出会い今日は交流会の日。全性別共学の学校がこのオメガだけの場所へやってくる。閉鎖的な空間にならないよう、いつか外へ出ていくために世との繋がりを持つことが目的だ。そう、いつか僕も向き合わないといけないんだ。でも、まだ、頭も心も中は空っぽのまま。
この先の事なんて、とぐるぐる考えだして、また気分が悪くなった。
みんな交流会に行っているから、中庭には誰もいない。お腹の底が気持ち悪い気がして、花壇の側でしゃがみ込む。
「こんにちは」
すぐ側で声がして、ばっ、と顔をあげると、あの時見た人が僕と目線を合わせるようにしゃがんでいた。
びっくりして声も出ない僕を気にせず、白い人は喋り出す。
「ここ、いい場所だね。木も花もたくさんある。…きみも、植物、すき?」
749この先の事なんて、とぐるぐる考えだして、また気分が悪くなった。
みんな交流会に行っているから、中庭には誰もいない。お腹の底が気持ち悪い気がして、花壇の側でしゃがみ込む。
「こんにちは」
すぐ側で声がして、ばっ、と顔をあげると、あの時見た人が僕と目線を合わせるようにしゃがんでいた。
びっくりして声も出ない僕を気にせず、白い人は喋り出す。
「ここ、いい場所だね。木も花もたくさんある。…きみも、植物、すき?」