きもいさん
DONEイベントワンドロお題「空」でお話書きました!Webオンリーありがとうございました!!おつかれさまでした!
どの空にだって、 抜けるような青い色。頬を撫でていく風。
そして、暖かい陽の光。
本当に空のようなひとだとチャコは思っていた。
アルペックを見ていると、いつもそう感じる。どこが、というよりも、存在自体が。まるでこの広い空そのものだ。
見上げる空は快晴。旅の途中、小高い丘の上でひと休みしていた。
「あれはウサギやろ〜? あれは〜、うーん……馬! ほんであれが〜……」
空を指差して聞こえる声に自然と唇が弧を描く。浮かんでいる雲の形が何に見えるかを言っているらしい。
子どもの頃にはそんなことを言っていた気がする。成長してからもそんな風に自然に見えているアルは、きっとこの先、大人になっても老人になっても、子どもの時のままの純粋なこころを持っているのだろう。
2115そして、暖かい陽の光。
本当に空のようなひとだとチャコは思っていた。
アルペックを見ていると、いつもそう感じる。どこが、というよりも、存在自体が。まるでこの広い空そのものだ。
見上げる空は快晴。旅の途中、小高い丘の上でひと休みしていた。
「あれはウサギやろ〜? あれは〜、うーん……馬! ほんであれが〜……」
空を指差して聞こえる声に自然と唇が弧を描く。浮かんでいる雲の形が何に見えるかを言っているらしい。
子どもの頃にはそんなことを言っていた気がする。成長してからもそんな風に自然に見えているアルは、きっとこの先、大人になっても老人になっても、子どもの時のままの純粋なこころを持っているのだろう。
きもいさん
DONEチャコアルWebオンリーおめでとうございます!\(^o^)/やべぇくらいにチャコアルのものが何もないので、ひとまず死ぬほど短いお話をいっこ上げておきます!!
アルの口調いまだにわからんし、主の名前出さずに書くの激ムズすぎて困ります!!!!
一番は、難しい「アルにとって、俺ってどんな名称になるんだろ?」
ふと口にした言葉に、ぱちぱち、と音が聞こえそうなくらいに瞬くのは金色の瞳。不思議そうにじっと見てくるその頭が、小さく斜めに傾いていく。
アルの国に来たら、楽しいことばかりだった。さすがはアルが育った国。みんな優しく、すぐに声をかけてくれる。いい意味でお節介。けれどそれが心地良い。
さっきまで、とても仲の良い老夫婦の畑仕事をみんなで手伝っていた。アルが率先して手伝うと手を挙げ、気がつけば俺たちだけではなく何人も手伝いの人が増えていて、一仕事終えた時には老夫婦の奥さんとその娘さんが大きなお鍋いっぱいにスープを作ってくれていたのだ。
帰る途中、アルはしきりに「あんな風に、ずっと仲がいい夫婦でいられるのって、うらやましいな〜」とニコニコ笑っていた。
1786ふと口にした言葉に、ぱちぱち、と音が聞こえそうなくらいに瞬くのは金色の瞳。不思議そうにじっと見てくるその頭が、小さく斜めに傾いていく。
アルの国に来たら、楽しいことばかりだった。さすがはアルが育った国。みんな優しく、すぐに声をかけてくれる。いい意味でお節介。けれどそれが心地良い。
さっきまで、とても仲の良い老夫婦の畑仕事をみんなで手伝っていた。アルが率先して手伝うと手を挙げ、気がつけば俺たちだけではなく何人も手伝いの人が増えていて、一仕事終えた時には老夫婦の奥さんとその娘さんが大きなお鍋いっぱいにスープを作ってくれていたのだ。
帰る途中、アルはしきりに「あんな風に、ずっと仲がいい夫婦でいられるのって、うらやましいな〜」とニコニコ笑っていた。
きもいさん
DONEフラメモWebオンリー開催おめでとうございます!メロルドさんの特技の『聴覚が鋭い』って文字を目が認識したと同時に、絶対ハルリットくんのピアノの音の些細なことも気がついちゃうやつやん!!
って大興奮したよってお話です。
キャプ長…😇😇😇😇
【ルドハル】音が教えてくれるもの 心地よい音色。
紡がれる旋律。
澄んだ音は、まるで踊るように弾み、躊躇いもなく続いていた。
「ふふ……。見事ですね、ハルリットさん」
「本当に。特技とは言っていたけど、へぇ〜。こんなに上手いと思わなかったな」
旅の途中、マロンクリーム王国のはずれにある古城にレッドブーケの騎士たちは滞在していた。
城の近くまで来たのはまだ日が傾く前だった。城の主であるこの地方の領主にロマリシュが顔を見せに行くと、この先を進んだ山間の村はこの時期は皆で出稼ぎに出ていて、住人がほぼいないと教えてくれた。夜に休める場所もないかも知れないとのことで、今夜はこの城で泊まってはどうかと打診してくれたのだ。
夕飯にはまだだいぶ早かったので、領主がお茶に誘ってくれた。皆で話している間にピアノがあることを知ったハルリットが、自分の特技だと笑顔で言うので、領主も喜んでいた。
6070紡がれる旋律。
澄んだ音は、まるで踊るように弾み、躊躇いもなく続いていた。
「ふふ……。見事ですね、ハルリットさん」
「本当に。特技とは言っていたけど、へぇ〜。こんなに上手いと思わなかったな」
旅の途中、マロンクリーム王国のはずれにある古城にレッドブーケの騎士たちは滞在していた。
城の近くまで来たのはまだ日が傾く前だった。城の主であるこの地方の領主にロマリシュが顔を見せに行くと、この先を進んだ山間の村はこの時期は皆で出稼ぎに出ていて、住人がほぼいないと教えてくれた。夜に休める場所もないかも知れないとのことで、今夜はこの城で泊まってはどうかと打診してくれたのだ。
夕飯にはまだだいぶ早かったので、領主がお茶に誘ってくれた。皆で話している間にピアノがあることを知ったハルリットが、自分の特技だと笑顔で言うので、領主も喜んでいた。