命辛辛
REHABILIザル×ナルの、バレンタインのお話!ちょっと設定を捏造してる。短め!
ヴァレンティオンの一幕 主な色は茶色。そこからさらに白に赤、ピンク。金色も少し、混ざるだろうか。昔からある色合いは基本的に変わらないけれど、ここ最近使われるものは、先人たちが築き上げてきた技術もあって年々鮮やかで多彩に進化していっている。
色も形も味も様々な、ククル豆が原料のチョコレート菓子。そんな中身を引き立てるのは、同様に色鮮やかな箱や瓶詰めたち。
言えなかった言葉たち。伝えたかった大事な想い。
様々なカタチの愛情。好意の証し。
去年は伝えられなかった。だから今年こそは、伝えたい。
神様どうか、勇気をください。逃げ出さないよう、見守っていてください。
今日ばかりはイクジナシな心を奮い立たせ、お菓子と共にあの人の元へ──。
2386色も形も味も様々な、ククル豆が原料のチョコレート菓子。そんな中身を引き立てるのは、同様に色鮮やかな箱や瓶詰めたち。
言えなかった言葉たち。伝えたかった大事な想い。
様々なカタチの愛情。好意の証し。
去年は伝えられなかった。だから今年こそは、伝えたい。
神様どうか、勇気をください。逃げ出さないよう、見守っていてください。
今日ばかりはイクジナシな心を奮い立たせ、お菓子と共にあの人の元へ──。
命辛辛
DONEザル×ナルの『竹取物語』パロディのお話。いつもとちょっと文体が違います。
苦手な方は、ご注意下さい!
天にあらば、地にあらば、 天にあらば、地にあらば──
桃の花が永遠に咲き誇り、空はどこまでも高く青い。心地良くも澄んだ清浄な空気。
そこに住まう人々は皆一様に優しく、心根も清い人々ばかりでした。『隣人を愛せよ』という言葉に従い、これといった大きな争いもなく、満ち足りて穏やかな日々を過ごしていました。不安や不満はなく、齢数百を越える者もいました。
そこは桃源郷と、呼ばれる国。神や仙人といったものたちが住まう、世から隔絶された不思議な場所でした。
そんな国の片隅に、一人の男が住んでいました。薄群青の長い髪に、紫紺の瞳。親につけられた名を長い名前がありますが、不思議なことに、彼は自分を『ザル』だと認識していました。
4259桃の花が永遠に咲き誇り、空はどこまでも高く青い。心地良くも澄んだ清浄な空気。
そこに住まう人々は皆一様に優しく、心根も清い人々ばかりでした。『隣人を愛せよ』という言葉に従い、これといった大きな争いもなく、満ち足りて穏やかな日々を過ごしていました。不安や不満はなく、齢数百を越える者もいました。
そこは桃源郷と、呼ばれる国。神や仙人といったものたちが住まう、世から隔絶された不思議な場所でした。
そんな国の片隅に、一人の男が住んでいました。薄群青の長い髪に、紫紺の瞳。親につけられた名を長い名前がありますが、不思議なことに、彼は自分を『ザル』だと認識していました。
女児の箱
SPUR ME「ちょっとエッチなお願いをせよ」というお題で、受けが加減がわからずに大不正解するやつが見たい!っていうツイートを見て描いた
巻き込まれたオシュ兄とタレイア感想・・・
(タレイアとてもよかった) 2
女児の箱
INFO表紙を担当しました辛さんのザルxナル本、通販開始しました~!やった~!記念に表紙絵差分を公開します♪
[冊子版通販]
https://aoringo-2022.booth.pm/items/4803922
[PDF版通販]
https://aoringo-2022.booth.pm/items/4877353 4
命辛辛
DONEザナの小話、まとめました!その2拙いエチチ🔞な小話ばっかりです。
・静かに致しましょう!
・“一緒”がいい🔥
⚠️ここから剪定事象⚠️
⚠️ザル×ナルが大前提の連作⚠️
・モブ×🔥で、モブ視点。貪る
・🔥と🌟。お迎え(Not エロ)
・魂の器(3体)×🔥 10
女児の箱
SPUR ME擬人化🕯🔥「誰この炎髪のかわいい子!?」
A:さぁ......?;;;ಠ_ಠ)💦
🕯の人verはそのままになりがちなのでついつい遊び心を髪に持ってきてしまう....
今回は長髪☺️さらツヤロングで髪カーテンしろ(圧)(オクズンド) 2
命辛辛
DONEザルとナルの話。過去から現在(いま)に繋がる、ザルのお話。
『I′ll be waiting for you』の続き、みたいなものです。
I offer you my all . 長く保つ様に魔法処置が施された赤い撫子を指先で愛で、ザルはその隣に同じ処置を施した赤いガーベラを添えた。同じ赤い花ではあるけれど、色合いと種類が違うからか、見ていて飽きない。宮にある花瓶で活けられるほどの茎の長さがないので、少し迷ってカップに活ける事にした。
白地に素朴な金の装飾の小さなカップに、ちょこんと並ぶ二輪の花。つい先日送りあったこの花のやりとりを思い出し、自然と頬が綻んだ。
「……やはり、専用の花瓶を拵えるか」
ナルはそう言って、掌でおおよその寸法を測り始めた。うんうんと唸りながらも、なるべく花を傷めないように触れず、宙で指を動かしている。
「このままでも十分ではないか?」
5672白地に素朴な金の装飾の小さなカップに、ちょこんと並ぶ二輪の花。つい先日送りあったこの花のやりとりを思い出し、自然と頬が綻んだ。
「……やはり、専用の花瓶を拵えるか」
ナルはそう言って、掌でおおよその寸法を測り始めた。うんうんと唸りながらも、なるべく花を傷めないように触れず、宙で指を動かしている。
「このままでも十分ではないか?」
命辛辛
DONEザルとナルの始まりの話。現在ではなく、数百年ほど前の出来事。
I′ll be waiting for you. それはなんて事のない、いつもの日常での事だった。
いつもの様に話しをしていた。それがどんな会話だったのかは、もう覚えていない。本当に取るに足りない、些細な事だったのかもしれない。その最中、何故か黄金の指先がナルの右頬の模様を掠める様に撫でたのだ。それは本当に軽く、ともすれば触れたのかも判らないほどだった。目尻から離れていく指先を目で追い、そのまま片割れを見遣る。ザルは反転した瞳を覗かせて、柔らかに微笑んでいた。
気付きを得たのは、その時だ。息をするように自然に、だが唐突に胸中に沸いた感情。ただ一つの言葉。
──好きだ。
自分でも意味が分からなく、固まった。
〜『I′ll be waiting for you 』〜
9653いつもの様に話しをしていた。それがどんな会話だったのかは、もう覚えていない。本当に取るに足りない、些細な事だったのかもしれない。その最中、何故か黄金の指先がナルの右頬の模様を掠める様に撫でたのだ。それは本当に軽く、ともすれば触れたのかも判らないほどだった。目尻から離れていく指先を目で追い、そのまま片割れを見遣る。ザルは反転した瞳を覗かせて、柔らかに微笑んでいた。
気付きを得たのは、その時だ。息をするように自然に、だが唐突に胸中に沸いた感情。ただ一つの言葉。
──好きだ。
自分でも意味が分からなく、固まった。
〜『I′ll be waiting for you 』〜