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DONE気持ちの整理が付かないぐだくんが郷愁に駆られてそばに居るよ、な伊織。※イドに少しだけ言及してる
キャンディポップの憂鬱思い立ったら吉日。
ひゅうっと頬を撫でる風は凍てつくようなものではなく寧ろ心地よい。古い民家の縁側で何となく座り込んでボーッとしていたらいつの間にか夜になってしまった。
シュミレーターで選定したのは日本のとある田舎町。田んぼはあっても高速道路はあるし鉄道だって敷かれている。余人が想像する地方都市をもう少しランクダウンしたような中途半端なそこは立香からすれば郷愁に身を委ねたくなるような雰囲気に満ちていた。
マスターに暇などない、というのは少し語弊がある。休みはローテで組まれているし有事でなければそれなりに融通は効く。有給というと社会的過ぎるが似たようなもので唐突に時間が欲しいと進言してみたらあれよあれよと通ってしまった。これ幸いと与えられた余暇でやりたい事をしようと今ここにいるのだ。
6227ひゅうっと頬を撫でる風は凍てつくようなものではなく寧ろ心地よい。古い民家の縁側で何となく座り込んでボーッとしていたらいつの間にか夜になってしまった。
シュミレーターで選定したのは日本のとある田舎町。田んぼはあっても高速道路はあるし鉄道だって敷かれている。余人が想像する地方都市をもう少しランクダウンしたような中途半端なそこは立香からすれば郷愁に身を委ねたくなるような雰囲気に満ちていた。
マスターに暇などない、というのは少し語弊がある。休みはローテで組まれているし有事でなければそれなりに融通は効く。有給というと社会的過ぎるが似たようなもので唐突に時間が欲しいと進言してみたらあれよあれよと通ってしまった。これ幸いと与えられた余暇でやりたい事をしようと今ここにいるのだ。
lunaarc
MOURNINGバレンタインで失恋して部屋を出たら晴信さんに会って、察せられて泣いちゃったところを追いかけてきた(タケルに言われて)伊織が目撃する伊ぐだ♀…のつもりで書いてたんだけどたぶん最後まで書ききれないと思うのでここまで。
伊織いないけど伊ぐだ。晴信とぐだ子は×じゃなくて+(兄妹みたいな感じ)
サムレムはコラボしか知らない+第一部と1.5部ちょっとしかやってない知識量のマスターです
どうやって部屋に戻ったんだろう。腕いっぱいに抱えた仏像を棚に並べて、立香はしばし立ち尽くす。
わかってはいた。一緒に駆け抜けた偽の盈月の儀の最中、ことあるごとに、傍で見てきた。
片方が記憶を失っていても、あの二人の絆は強固なものであると。その間にぽっと出のマスターが割り込むなんてもっての外だと。わかっていても。
「……はぁ…」
それでもやっぱり、寂しい。
そのやりとりを微笑ましいと思っていたのは確かだ。戦闘時には抜身の刃の化身のような鋭さを持つ青年の雰囲気が、彼の相棒が一緒だと柔らかく変化していく。それを見ているだけで十分だと、最初はそう思っていた。
ただのマスターとサーヴァント。その垣根を超えるような接触をしてきた者は他にもいた。けれど立香はそれでもマスターでいられた。一人の人間としてではなく、サーヴァント全員のマスターとして。そうあることが自分の存在価値なのだと割り切っていたからだ。
1563わかってはいた。一緒に駆け抜けた偽の盈月の儀の最中、ことあるごとに、傍で見てきた。
片方が記憶を失っていても、あの二人の絆は強固なものであると。その間にぽっと出のマスターが割り込むなんてもっての外だと。わかっていても。
「……はぁ…」
それでもやっぱり、寂しい。
そのやりとりを微笑ましいと思っていたのは確かだ。戦闘時には抜身の刃の化身のような鋭さを持つ青年の雰囲気が、彼の相棒が一緒だと柔らかく変化していく。それを見ているだけで十分だと、最初はそう思っていた。
ただのマスターとサーヴァント。その垣根を超えるような接触をしてきた者は他にもいた。けれど立香はそれでもマスターでいられた。一人の人間としてではなく、サーヴァント全員のマスターとして。そうあることが自分の存在価値なのだと割り切っていたからだ。
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DONEお砂糖、スパイス、素敵なものをいっぱい……それだけじゃ何も掴めなかった
※息をするようにオトタチバナ=カヤがいる
星を抱いてレイシフト先から無事に帰還して管制室のみんなに挨拶もそこそこに自室に向かって歩いていた。
レポート提出を促すゴルドルフ所長の声を聞き取りながらそういえば出先でまたまた見てしまった逢い引きというか男女のアレやそれは報告した方がいいのかとふと疑問。直接任務には関係の無いことだし書かれた所で向こうも困る事だろう。報告書を読む彼の眉間にシワが寄るのか下らないと一蹴するのかどちらでもなんか面白いなとむくむく悪戯心を育てながら自室に到着。
「んー…疲れた」
手足を伸ばしてグンっと伸びをする。疲労と言えばそうには違いないのだがどちらかと言えば気疲れの方だろう。
レイシフト先は幕末の江戸だったがサーヴァントの1人が他愛もない軽口から端を発したガチの喧嘩が始まり一髪触発といった所までいったのだ。これは探索どころでは無いなと諦めもあったがとある人物の半ば強引な仲裁で事なきを得た。
10252レポート提出を促すゴルドルフ所長の声を聞き取りながらそういえば出先でまたまた見てしまった逢い引きというか男女のアレやそれは報告した方がいいのかとふと疑問。直接任務には関係の無いことだし書かれた所で向こうも困る事だろう。報告書を読む彼の眉間にシワが寄るのか下らないと一蹴するのかどちらでもなんか面白いなとむくむく悪戯心を育てながら自室に到着。
「んー…疲れた」
手足を伸ばしてグンっと伸びをする。疲労と言えばそうには違いないのだがどちらかと言えば気疲れの方だろう。
レイシフト先は幕末の江戸だったがサーヴァントの1人が他愛もない軽口から端を発したガチの喧嘩が始まり一髪触発といった所までいったのだ。これは探索どころでは無いなと諦めもあったがとある人物の半ば強引な仲裁で事なきを得た。
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DONEバレンタインネタでひとつ。謎にカヤとかいるけどフィーリングでお楽しみください。
ぐだくんヤマタケにジェラってる
「長生きはするものだな」
─俺はお前の剣の一振だ
「……」
特異点修復後かの剣士から掛けられた言葉に果たしてどの意味を当てはめれば正しい意味になるのか。そのまま取れば数ある英霊の内の一騎とすればまぁ話は早かったかもしれない。そうか、それじゃあ宜しくと握手のひとつでも交わせば終わったのだろう。
伊織に他意が無いことぐらい分かっている。記憶が無いと言ってもかつての友とは親しい様だしカルデアで目にする彼の隣には大体ヤマトタケルがいた。
「脈ナシ、そりゃそうだよね」
あれだけ仲睦まじい姿を度々見ている身としては微笑ましいと笑みも浮かぶのだがそんな時に限って伊織はなんとも言えない表情をしていた。憂いているような落胆もしたようなそんな。
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─俺はお前の剣の一振だ
「……」
特異点修復後かの剣士から掛けられた言葉に果たしてどの意味を当てはめれば正しい意味になるのか。そのまま取れば数ある英霊の内の一騎とすればまぁ話は早かったかもしれない。そうか、それじゃあ宜しくと握手のひとつでも交わせば終わったのだろう。
伊織に他意が無いことぐらい分かっている。記憶が無いと言ってもかつての友とは親しい様だしカルデアで目にする彼の隣には大体ヤマトタケルがいた。
「脈ナシ、そりゃそうだよね」
あれだけ仲睦まじい姿を度々見ている身としては微笑ましいと笑みも浮かぶのだがそんな時に限って伊織はなんとも言えない表情をしていた。憂いているような落胆もしたようなそんな。