skskmaruo
DONEのぞまね会話「落ち着いたら…真練は何かやりたいことはある?」
タブレットの画面を伏せてから、望海が尋ねる。
「うーん、そうですね…」
真練も悪戯に捲っていた本を閉じた。
「きっと計画が成功したら、世界はすっかり変わってるんでしょう?思ってる通りにはいかないですよね」
「そうかもしれないね」
少年はそう言って、少し笑ってから答えた。
「そうですね、今でも出来るけど2人で公園でピクニックしたり、美術館にも行きたいなぁ。隠れる必要も無くなりますし、望海さんと一緒に暮らしたいんですけど…いいですよね?そうしたら家のものを買い物にも行きましょう。自分で家具揃えるのって、楽しそうだなぁ」
どうやら彼の中では、世界が変わっても望海と一緒にいるということだけは絶対らしい。
417タブレットの画面を伏せてから、望海が尋ねる。
「うーん、そうですね…」
真練も悪戯に捲っていた本を閉じた。
「きっと計画が成功したら、世界はすっかり変わってるんでしょう?思ってる通りにはいかないですよね」
「そうかもしれないね」
少年はそう言って、少し笑ってから答えた。
「そうですね、今でも出来るけど2人で公園でピクニックしたり、美術館にも行きたいなぁ。隠れる必要も無くなりますし、望海さんと一緒に暮らしたいんですけど…いいですよね?そうしたら家のものを買い物にも行きましょう。自分で家具揃えるのって、楽しそうだなぁ」
どうやら彼の中では、世界が変わっても望海と一緒にいるということだけは絶対らしい。
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TRAININGのぞまね謎時空同棲生活の話side真練僕と暮らすようになってから望海さんには驚かされてばかりだ。
学園にいた頃はこの人以外に頼れるものはないと思っていたのに、日常生活では驚くほど何も出来ない。
僕だってこうやって暮らすのは初めてなのに、夕食の炊飯をお願いしたら見事にふやふやのお粥が炊き上がっていた。今までどうやって暮らしてたの、と尋ねようとして聞くのはやめた。今度いっしょにご飯作りましょうって言ったらちょっとだけ驚いた顔をしてから楽しみだな、と言ってくれた。
そういえば学園にいた頃は繁さんがよく食事に誘っていた。あの時は見せ付けがましくて凄く嫌だったけど、アレはこの人の心配をしてくれていたのだと考えれば納得だ。許しはしないけど、それまで面倒を見ていてくれたのならば仕方ない。
660学園にいた頃はこの人以外に頼れるものはないと思っていたのに、日常生活では驚くほど何も出来ない。
僕だってこうやって暮らすのは初めてなのに、夕食の炊飯をお願いしたら見事にふやふやのお粥が炊き上がっていた。今までどうやって暮らしてたの、と尋ねようとして聞くのはやめた。今度いっしょにご飯作りましょうって言ったらちょっとだけ驚いた顔をしてから楽しみだな、と言ってくれた。
そういえば学園にいた頃は繁さんがよく食事に誘っていた。あの時は見せ付けがましくて凄く嫌だったけど、アレはこの人の心配をしてくれていたのだと考えれば納得だ。許しはしないけど、それまで面倒を見ていてくれたのならば仕方ない。