やよこ
TRAININGいきなりの殺りん。2色塗りくらいにしようと思ったのに、単行本並べて描いてたらいつのまにかカラーにしている不思議…椎名先生の絵柄に寄せたかったけどこれが限界…|||orz年の差で異種族(しかも狗神属性)で、出会ったときは青年と幼女…たまらん。この設定に噴火してしまうのは手塚治虫大先生に刷り込みをされた気がしてならない(どろろ、ブラックジャック) 2
kyo001
SPUR ME今年の5月に出したかったけど間に合う気配がないので8月か10月くらいに発行する予定のお話です。ケツ叩きのために途中まで公開します。
続きは推敲が完了次第UPします。
ともかがみ(仮)① 血の味がする唾液を乾いた地面に吐き捨てれば、赤い色が混ざったそれは、冷えた砂にじわりと染みる。今日もまた殴られた。口の端が切れてしまったようだし、これはしばらく腫れるかもしれない。どうせ、この顔がどうなろうと誰も気にも留めたりしないのだけれど。
せめて明日は殴られないように振るまおう。まあ、今日だって何も悪いことはしていないのだが。ただあの人たちの機嫌が悪かっただけで。ああ、まったく嫌になる。
「……みんな、さっさと死んじゃえばいいんだ」
隙間風が入り込む納屋に入ると、少女は身を縮こませた。小さなつぶやきを聞く者は誰もいない。ちっぽけで孤独な自分に手を差し伸べる者が、ひとりもいないように。唯一寄り添ってくれるのは、夜の闇だけだ。ぼろぼろの着物を被り、まぶたを閉ざす。朝になればまた、地獄の始まりが待っている。
2869せめて明日は殴られないように振るまおう。まあ、今日だって何も悪いことはしていないのだが。ただあの人たちの機嫌が悪かっただけで。ああ、まったく嫌になる。
「……みんな、さっさと死んじゃえばいいんだ」
隙間風が入り込む納屋に入ると、少女は身を縮こませた。小さなつぶやきを聞く者は誰もいない。ちっぽけで孤独な自分に手を差し伸べる者が、ひとりもいないように。唯一寄り添ってくれるのは、夜の闇だけだ。ぼろぼろの着物を被り、まぶたを閉ざす。朝になればまた、地獄の始まりが待っている。