yeti
DONE7/16-17開催オンラインイベント「花憐日和2」展示用「城主と小殿下の10日間ー1日目ー」
※殿下が7歳になります。
※大きなネタバレはありませんが原作後設定です。
※風信と慕情と下弦月使が少し出ます。
※続きものの第一話となります。
7/19パスワード解除しました。 22
rikaryouka
DONE遅刻遅刻ぅ〜・・・花城生日快楽!!のSSです!
現代AUですので、ネタバレとかほぼありません!
城主生まれて来てくれてありがとう!!
#花城0610生日快乐
花城バースデー誕生日と一言で言っても祝い方は様々だ。
謝憐は困ったようにアクセサリーショップの前でキョロキョロと視線を泳がせている。
「どうしたの?」
「三郎・・・これでは私への贈り物ではないか?」
「僕が哥哥に贈りたいんだ。受け取ってもらえることが、僕へのプレゼント」
そう言うと、謝憐の手を取り花城は高級そうな黒い扉をくぐる。
今日は花城にとっても謝憐にとっても特別な日。花城の誕生日だ。
愛する人の誕生日。謝憐は彼が喜ぶものを贈りたいと思っていたが、花城は大抵のものは自分で手に入れられるし、自分はあまり金銭的に裕福でもない。目の肥えた彼のこと、並みのものでは期待を裏切ってしまう。
すっかり困り果て、友人に相談したところ、彼はトレードマークの扇子を開いてこう言った。彼に直接聞いてしまえばいい。サプライズはとても重要だが、初めて過ごす誕生日。失敗をしたくないなら、相手に欲しいものを聞いて2人で買いに行けばデートにもなる。
3579謝憐は困ったようにアクセサリーショップの前でキョロキョロと視線を泳がせている。
「どうしたの?」
「三郎・・・これでは私への贈り物ではないか?」
「僕が哥哥に贈りたいんだ。受け取ってもらえることが、僕へのプレゼント」
そう言うと、謝憐の手を取り花城は高級そうな黒い扉をくぐる。
今日は花城にとっても謝憐にとっても特別な日。花城の誕生日だ。
愛する人の誕生日。謝憐は彼が喜ぶものを贈りたいと思っていたが、花城は大抵のものは自分で手に入れられるし、自分はあまり金銭的に裕福でもない。目の肥えた彼のこと、並みのものでは期待を裏切ってしまう。
すっかり困り果て、友人に相談したところ、彼はトレードマークの扇子を開いてこう言った。彼に直接聞いてしまえばいい。サプライズはとても重要だが、初めて過ごす誕生日。失敗をしたくないなら、相手に欲しいものを聞いて2人で買いに行けばデートにもなる。
rikaryouka
DONE藤の江様@fuji_no_eが描かれたハイパー可愛いイラストにSSを付けさせて頂きました!!https://twitter.com/fuji_no_e/status/1529035991918338048?s=21&t=UHNtMdvLpgw1GkKSm5eQkQ
快く許可頂きありがとうございます😭
可愛いイラストの100分の1も表現出来なかった・・・無念ッ!!
捨てる神あれば、拾う神あり。そして、僕は落ちていた神を拾う。暦の上では秋も深まっているはずなのに、その日は夏が帰ってきたように暑かった。
日陰から陽の照っている道に出ると、太陽の光が燦々としており、ただ歩いてるだけなのに汗ばんでくる。太陽が苦手な花城は顔を顰めた。
借りているマンションから駅まで、何となく、その日、普段とは違う土手沿いを歩くことにした。蒸した空気は暑く、川でも見れば気が休まると思ったのだ。
アスファルトで雑に舗装されている道を土手を降りて歩くと、水面がキラキラと光っている。
ふぅと息を吐いて、着ていたパーカーの袖を捲り、黒い鞄を片方だけ肩に掛けて、再度歩きだす。まだ、地面に生えている雑草は雨露が渇ききっておらず、湿ったままの緑を天に伸ばしていた。
2152日陰から陽の照っている道に出ると、太陽の光が燦々としており、ただ歩いてるだけなのに汗ばんでくる。太陽が苦手な花城は顔を顰めた。
借りているマンションから駅まで、何となく、その日、普段とは違う土手沿いを歩くことにした。蒸した空気は暑く、川でも見れば気が休まると思ったのだ。
アスファルトで雑に舗装されている道を土手を降りて歩くと、水面がキラキラと光っている。
ふぅと息を吐いて、着ていたパーカーの袖を捲り、黒い鞄を片方だけ肩に掛けて、再度歩きだす。まだ、地面に生えている雑草は雨露が渇ききっておらず、湿ったままの緑を天に伸ばしていた。
rikaryouka
DONE520の日!!できたー!!間に合っ・・・た。我愛你今日はやけに参拝者が多いなと、謝憐は首を傾げる。
普段はひっそりとしている自分の道観は不思議と賑わい、しかも参拝者は若い男女が多く、祈願も恋愛成就に子孫繁栄。良縁祈願など色事への祈りばかりだ。
たしかに絶境鬼王と結ばれてから、縁結びやら恋愛運やら夫婦円満やら・・・そんな祈願が殊更増えているのは知っているが、なぜ今日に限ってこんなに賑わうのか?
道観に顔を出すと、祈りを終えた娘たちが気軽に声を掛けてくる。
「道長、こんにちは」
「みなさんお揃いで、今日は何かあるのかな?」
「今日は愛してるの日ですよ」
「?」
聞き慣れない日に、それはどの様な日なのかを尋ねてみた。
「5月20日は我愛你と響が似てるでしょ?」
「あぁ、それで愛してるの日なんだね」
1176普段はひっそりとしている自分の道観は不思議と賑わい、しかも参拝者は若い男女が多く、祈願も恋愛成就に子孫繁栄。良縁祈願など色事への祈りばかりだ。
たしかに絶境鬼王と結ばれてから、縁結びやら恋愛運やら夫婦円満やら・・・そんな祈願が殊更増えているのは知っているが、なぜ今日に限ってこんなに賑わうのか?
道観に顔を出すと、祈りを終えた娘たちが気軽に声を掛けてくる。
「道長、こんにちは」
「みなさんお揃いで、今日は何かあるのかな?」
「今日は愛してるの日ですよ」
「?」
聞き慣れない日に、それはどの様な日なのかを尋ねてみた。
「5月20日は我愛你と響が似てるでしょ?」
「あぁ、それで愛してるの日なんだね」