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    770_RE

    MOURNING4/30に書いて以来開いてすらないファイルの善炭らしきもの←
    記憶なし⚡️←記憶あり🎴
    続きはない。
    物心がついた頃から前世の記憶というものがあった。
    大切な者の為に鬼と戦っていた。
    前世では10の年に家族を鬼に殺されていた。今世でもそうなったらどうしようと不安に思うこともあったが、何事もなく今年15になった。
    父は病弱ではあるものの、今も健在だ。母も妹や弟も前世とは違い、元気で健やかに過ごしている。
    周りにも、顔見知りがたくさんいたが、同じように記憶を持つものはいなかった。自分にだけある記憶は実は夢なのではないかと思うこともしばしばあった。
    誰も覚えていないのは寂しいこともあった。
    しかし、辛いことも多かった前世の記憶を忘れて元気に過ごす姿を見ているとそれで良かったのだとも思う。

    高校生になった、
    高校には前世の顔見知りだらけだった。伊之助にカナヲ、玄弥、しのぶさん。中等部には無一郎くんもいた。先生も見知った顔ばかりだった。うずいさんに義勇さん、さねみさん。煉獄さん…煉獄先生にはじめて会った時は、涙が溢れて驚かせてしまった。
    そして、善逸。
    前世では想い合っていた。
    来世で会っても、また想い合いたいと。そう願っていた。
    校門の前に立っている姿を見た時とても嬉しかった。今生でも会えた 750