ろっこ
MAIKINGずーっと前に書いて放置してた故郷話。後半はセリフメモ。
『悠長なこと言ってらんなくなった。悪ィけどニキ、マジで今すぐ俺と結婚しろ』
とある午後、燐音が突然そう告げた。今度はなんだと少々げんなりとした気分でニキが視線を落とすと、緊張したように握り締められた拳にいつもの「これ」はいつもの「それ」ではないと気付くには充分だった。
「ニコニコしてるだけでいい、美味いもん食わせてやるから、って言葉に釣られるんじゃなかった~……」
いつもと様子の違ったプロポーズの理由は単純明快。故郷の年寄――老人ではなく故郷の政務などを取り纏めている者達だ――が、身を固める気がないのなら嫁となる人間をこちらで用意すると言ってきたからだ。
君主ともなれば嫁を娶り、共に支え合い政務をこなし、跡継ぎを産み育てるのも大事な役目の一つだろう。ニキからしても年寄たちの言い分がおかしいとは思わなかった。ただし、目の前の男を「天城燐音」ではなく「古めかしい村の君主様」として見た場合であるが。
3552とある午後、燐音が突然そう告げた。今度はなんだと少々げんなりとした気分でニキが視線を落とすと、緊張したように握り締められた拳にいつもの「これ」はいつもの「それ」ではないと気付くには充分だった。
「ニコニコしてるだけでいい、美味いもん食わせてやるから、って言葉に釣られるんじゃなかった~……」
いつもと様子の違ったプロポーズの理由は単純明快。故郷の年寄――老人ではなく故郷の政務などを取り纏めている者達だ――が、身を固める気がないのなら嫁となる人間をこちらで用意すると言ってきたからだ。
君主ともなれば嫁を娶り、共に支え合い政務をこなし、跡継ぎを産み育てるのも大事な役目の一つだろう。ニキからしても年寄たちの言い分がおかしいとは思わなかった。ただし、目の前の男を「天城燐音」ではなく「古めかしい村の君主様」として見た場合であるが。
iaia_domojisan
MAIKING※ヒカセンエレオス(→→→)オルシュファン注意⚠️※独自の解釈も入っています。
教皇庁で起きた出来事から、徐々にヒカセンが立ち直っていく一日の話です。
(パスワードは自機の名です) 567
Rahen_0323
MAIKINGカキツバタが居なくなる話五話目です。完全シリアス。ずっとハルトくんがブチギレてます。シリーズ物なので「アレは死んだ(一話)」「SOS?(二話)」「堪えた悲鳴(三話)」「円盤(四話)」から読むことをオススメします。
次回少しは進展すると思います。総文字数2万字をとうに超えているのでそろそろ進展させたい。
王者僕とスグリとアカマツくんは、タロちゃんに伝えられた住所、ソウリュウシティにあるあの先輩の実家を訪ねた。
それは随分立派なお屋敷で、それなりに驚いたけれど。まあツバっさんが実はお坊ちゃんだったという事実は些細な話だった。
「じゃあ、行くよ」
「うん」
無駄話の一つもせず、僕が先陣を切って手を伸ばし、インターホンを鳴らす。
……返ってきたのはシンとした静寂。中々応答が無かったので懲りずにもう一度押して、ついでに中まで届くよう声を張った。
「ごめんくださーい!ブルーベリー学園リーグ部チャンピオンのハルトです!カキツバタくんについてお話を伺いに来ました!」
「……………………………」
「すみませーん!誰か居ませんかー!?」
5499それは随分立派なお屋敷で、それなりに驚いたけれど。まあツバっさんが実はお坊ちゃんだったという事実は些細な話だった。
「じゃあ、行くよ」
「うん」
無駄話の一つもせず、僕が先陣を切って手を伸ばし、インターホンを鳴らす。
……返ってきたのはシンとした静寂。中々応答が無かったので懲りずにもう一度押して、ついでに中まで届くよう声を張った。
「ごめんくださーい!ブルーベリー学園リーグ部チャンピオンのハルトです!カキツバタくんについてお話を伺いに来ました!」
「……………………………」
「すみませーん!誰か居ませんかー!?」
マルコメ乙女
MAIKINGマンぐだ♀学パロ①・・・を書いてたらイドが始まってしまい心に深い傷を負いました
奏章Ⅱとは別時空です
二次創作は基本的に「絶対幸せにしてやるからな!!!」という気持ちで書いてる 9
メカすこーる
MAIKINGカボブマンのえち小説「謎のベロに追われています」⚠️とにかく私が好きな展開を詰め込んだやつ
⚠️とにかくもう色々注意
⚠️初めて描くので、ヤバい文章&おかしい文章があるかも
⚠️ひたすらカボブマンがお菓されかわいそかわいい。
それでも良ければ… 1818
geshi0510
MAIKINGブリ大根編の続き、父上回です。魔蛇っ子ブリ大根編2 煉獄槇寿郎は機を伺っていた。
長男の初恋のお姫様にして未来の嫁への挨拶の機会をである。
聞けば自分同様人一倍食す息子の食事の世話もしてくれているらしいし、ここは親としてしっかりと礼をすると共にあちらのご両親につなぎを取ってもらって忙しい長男の代わりに結納の日取りを決めるなどしてできる限り話を進めておきたい。
そう考えて挨拶のための紋付羽織袴を探していたのだがなぜか見つからない。
次男の千寿郎にどこにしまったかと尋ねたらニコリと笑って「先のお正月に深酒した父上がその姿のまま兄上に稽古をつけるとか言って対戦し始めたものの酔いが回ってすっ転びかけたところに兄上のナイスな一発が腹に入って吐きまくることになった結果廃棄処分と相成りました」と汚物を見る目で答えられたので平謝りに謝るより他なかった。
2818長男の初恋のお姫様にして未来の嫁への挨拶の機会をである。
聞けば自分同様人一倍食す息子の食事の世話もしてくれているらしいし、ここは親としてしっかりと礼をすると共にあちらのご両親につなぎを取ってもらって忙しい長男の代わりに結納の日取りを決めるなどしてできる限り話を進めておきたい。
そう考えて挨拶のための紋付羽織袴を探していたのだがなぜか見つからない。
次男の千寿郎にどこにしまったかと尋ねたらニコリと笑って「先のお正月に深酒した父上がその姿のまま兄上に稽古をつけるとか言って対戦し始めたものの酔いが回ってすっ転びかけたところに兄上のナイスな一発が腹に入って吐きまくることになった結果廃棄処分と相成りました」と汚物を見る目で答えられたので平謝りに謝るより他なかった。
夏野(なっちゃん)
MAIKINGヴィク勇:2024年6月30日開催の「僕らのキスアンドクライ JB2024」にて頒布予定のヴィク勇本です。(4/20~22の「花束をきみに」にて冒頭を公開しました)読む方を選ぶ内容ですので、必ず注意書きをお読みになってご判断ください。
古代中国時代劇ファンタジー風のオリジナル設定宮廷パロです。
勇利くんがヴィクトルに妃嬪として嫁ぎます。
パスワードは勇利くんのお誕生日4ケタで。 21236
Nidone
MAIKING書けないやつ。熟れる、赤。 私が帰ってきた後、なんだかリンクの様子がおかしいのです。私の事を呼び捨てで呼んだり、私を抱きしめたり、手を握ってくるようになりました。それが嫌という訳ではないですし、その…嬉しいのですが、とても距離が近くて私がもちません。
だってリンクと私はそういった関係ではないのです。確かに彼とは殆ど一緒に行動していますし、ご飯だって毎日一緒に食べます。あと、毎日ではないですがよく一緒のベッドで寝ていますし。
ここまで考えてあれ?と思った。彼と一緒に過ごしているうちにこれらの全てが当たり前になっていて違和感すら持たなかった。食事までは良いとして、そういった関係ではない男女が一緒のベッドで寝るのは最早主従や友人ではないのでは?そもそも私とリンクの関係って…?もう何が何だかわからなくなってきた。段々と自分の頬が熱くなっていくのを感じる。今日、リンクが帰ってきたら彼の前でどう過ごせばいいのだろう。
1998だってリンクと私はそういった関係ではないのです。確かに彼とは殆ど一緒に行動していますし、ご飯だって毎日一緒に食べます。あと、毎日ではないですがよく一緒のベッドで寝ていますし。
ここまで考えてあれ?と思った。彼と一緒に過ごしているうちにこれらの全てが当たり前になっていて違和感すら持たなかった。食事までは良いとして、そういった関係ではない男女が一緒のベッドで寝るのは最早主従や友人ではないのでは?そもそも私とリンクの関係って…?もう何が何だかわからなくなってきた。段々と自分の頬が熱くなっていくのを感じる。今日、リンクが帰ってきたら彼の前でどう過ごせばいいのだろう。
YUZUOKUNTONAO
MAIKING@YUZUOYADE↑深夜テンションでアカウント作りましたわ。これからこっち載せていきます︎^_^
なにも考えずに描き始めたので内容がゼロのらくがきアホアホ漫画です 女体化だにょーん 1ページ完成する事にちまちま増えてくと思います多分
蓮巳敬人︎︎ ♀は性転換のことを女体化男体化って言うけど蓮巳敬人♂はTSって言うと思います(なに?) 8
タコイ
MAIKINGオメガバの鶴月鯉、お屋敷パロの導入書きかけです。2023年の2月に書いたまま放置してました。素敵な小説を拝見して再熱したので置いておきます。青薔薇を手折る(仮)「平等に訪ねるべきですよ。皆、旦那様を待っているのですから」
久しぶりに閨へ訪れた鶴見の髪を撫で付けながら、自分でも随分無粋でお節介なことを言っているなと月島は思った。
「うーん? お前が嫉妬とは珍しいな」
「違いますよ」
それでも月島の膝の上で撫でられるままになっている鶴見の、はぐらかす戯れ事を許す気はなかった。
「新しく第一夫人として迎えたΩが居るでしょう。かわいそうに、半年経っても貴方がいらっしゃらないから、庭で泣いていましたよ」
艶々したチョコレイト色の肌につうーっと透明な雫が流れる様を月島は見てしまった。美しい人はは泣き顔も様になる。その後クシャッと心底悔しそうな顔をしてけたたましい叫び声をあげていたが、それは特に伝えてなくともいいだろう。
1493久しぶりに閨へ訪れた鶴見の髪を撫で付けながら、自分でも随分無粋でお節介なことを言っているなと月島は思った。
「うーん? お前が嫉妬とは珍しいな」
「違いますよ」
それでも月島の膝の上で撫でられるままになっている鶴見の、はぐらかす戯れ事を許す気はなかった。
「新しく第一夫人として迎えたΩが居るでしょう。かわいそうに、半年経っても貴方がいらっしゃらないから、庭で泣いていましたよ」
艶々したチョコレイト色の肌につうーっと透明な雫が流れる様を月島は見てしまった。美しい人はは泣き顔も様になる。その後クシャッと心底悔しそうな顔をしてけたたましい叫び声をあげていたが、それは特に伝えてなくともいいだろう。
Rahen_0323
MAIKING記憶喪失カキツバタその3です。今回はカキツバタ視点でなんにも分からんってパート。ホラーのつもりはなかったけどちょっと怖そうなシーンがあったりします。捏造妄想自己解釈過多、未来if要素、ぬるい流血もあります。なんでも許せる方向け。シリーズなので「残花を手に」の1と2を先に読むことをオススメします。
残花を手に 3「っ、俺、責任、取るから。絶対、助ける、から」
目覚めて直ぐに見知らぬ男にそう縋られて、困らないヤツは居ない、と思う。多分。
気付けば知らない場所で寝ていて、自分の名前というものすら思い出せない異常性には早くに気付いていた。
なにも思い出せない。なにも分からない。
それでもそれが普通ではないことくらいは。
勿論彼のことも分からないので、どうすればいいのかただただ困惑して。でも、何故かどうにか宥めてあげたくて。
「あ、ツバっさん起きたんだ!気分はどう……って、スグリ?どうしたの?」
酷く狼狽して俺に抱き付く彼へと呼び掛けるそれに、ハッと現実に戻ってきた。
「スグ?なにがあったの?」
「スグリ。カキツバタが困っている。離れた方が」
4573目覚めて直ぐに見知らぬ男にそう縋られて、困らないヤツは居ない、と思う。多分。
気付けば知らない場所で寝ていて、自分の名前というものすら思い出せない異常性には早くに気付いていた。
なにも思い出せない。なにも分からない。
それでもそれが普通ではないことくらいは。
勿論彼のことも分からないので、どうすればいいのかただただ困惑して。でも、何故かどうにか宥めてあげたくて。
「あ、ツバっさん起きたんだ!気分はどう……って、スグリ?どうしたの?」
酷く狼狽して俺に抱き付く彼へと呼び掛けるそれに、ハッと現実に戻ってきた。
「スグ?なにがあったの?」
「スグリ。カキツバタが困っている。離れた方が」