kk_eureka
PASTどひフェスweb再録[中編]バイナリースター(連星)/どひふ/全年齢(性描写アリ/性器露出なし)2019年発行
掲載既刊7/3~1週間
後編→https://poipiku.com/956082/7045908.html 28
kk_eureka
PASTどひフェスweb再録[前編]バイナリースター(連星)/どひふ/全年齢(性描写アリ/性器露出なし)2019年発行
掲載既刊7/3~1週間
中編→https://poipiku.com/956082/7045893.html
後編→https://poipiku.com/956082/7045908.html 45
@7_kankankan_100
MAIKING支部にあるオメガバどひふのヒートのその先の書き出し。オメガバどひふ※
初めて巣作りをした一二三が招き入れてくれた巣は、外界から守られたような深い安心感があった。一二三匂いも篭って逃げていかない。
独歩は一二三の匂いを取り込むように深く吸い込むと、意識がとろとろ溶け始めたのが分かった。早くΩを、番を、一二三を抱きたいと、目の前の一二三を勢いよく引き寄せ搔き抱いた。
「んぐっ、独歩……嬉しい。あ、ふふ、先にお疲れ様だったな」
一二三は気付いたように独歩の首元に擦り付いた。そこにはまだかっちり締められたネクタイが。
独歩はまだ帰ってきたばかりで、外の様々な匂いが入り混じって付着していた。 取引先の病院の消毒の匂い、昼に食べたお弁当の匂い、デパ地下のお惣菜、何種類かのアロマ、都会の喧騒を生み出す行き交う車の排気、走って帰ってきた汗の匂い。
929初めて巣作りをした一二三が招き入れてくれた巣は、外界から守られたような深い安心感があった。一二三匂いも篭って逃げていかない。
独歩は一二三の匂いを取り込むように深く吸い込むと、意識がとろとろ溶け始めたのが分かった。早くΩを、番を、一二三を抱きたいと、目の前の一二三を勢いよく引き寄せ搔き抱いた。
「んぐっ、独歩……嬉しい。あ、ふふ、先にお疲れ様だったな」
一二三は気付いたように独歩の首元に擦り付いた。そこにはまだかっちり締められたネクタイが。
独歩はまだ帰ってきたばかりで、外の様々な匂いが入り混じって付着していた。 取引先の病院の消毒の匂い、昼に食べたお弁当の匂い、デパ地下のお惣菜、何種類かのアロマ、都会の喧騒を生み出す行き交う車の排気、走って帰ってきた汗の匂い。
Frosty
DOODLEしっかり考えて書く小説に疲れて何も考えずに書きました❗
一二三を泣かせたかった❗
キャラ崩壊注意❗
独歩の頭がおかしいです❗
一二三の頭もちょっとおかしいです❗
しかしこれは余談ですが、片思い歴長い一二三、独歩のこと好きすぎて、独歩が少し触っただけでびくんびくん感じると思うんだよなぁ。かわいそう(かわいい)
頭のおかしいどひふ「一二三、好きだ」
「は?」
「は?」
自分の言った言葉に驚いて立ち尽くす。
ここは玄関だ。スーツも脱いでないしカバンも持ったままだ。
目の前に立ったエプロン姿の一二三も驚いた様子で目をパチクリさせている。
「いや、今日いつもの三倍は忙しいしハゲ課長には怒られるしもう何もかもが嫌になって、今やっと帰ってきて出迎えてくれたお前を見たら、ああ飯作って待っててくれたんだなぁって…好きだなぁって……あれ」
自分が何を言っているのか自覚した途端に顔が熱くなる。唇に手を当て止めようとするが言葉は止まらなかった。
「お前を誰にも渡したくない…一二三、好きだ」
時が止まったのかと思うほど微動だにしない一二三をつつく。
「おい…、大丈夫か」
1608「は?」
「は?」
自分の言った言葉に驚いて立ち尽くす。
ここは玄関だ。スーツも脱いでないしカバンも持ったままだ。
目の前に立ったエプロン姿の一二三も驚いた様子で目をパチクリさせている。
「いや、今日いつもの三倍は忙しいしハゲ課長には怒られるしもう何もかもが嫌になって、今やっと帰ってきて出迎えてくれたお前を見たら、ああ飯作って待っててくれたんだなぁって…好きだなぁって……あれ」
自分が何を言っているのか自覚した途端に顔が熱くなる。唇に手を当て止めようとするが言葉は止まらなかった。
「お前を誰にも渡したくない…一二三、好きだ」
時が止まったのかと思うほど微動だにしない一二三をつつく。
「おい…、大丈夫か」
uta_ka_ta_123
DONEウェルカムどひホームに参加したくて滑り込み投稿させていただきました!ポイピクにも投下しちゃう。
tiny ああ、これは散ってしまうな。今年も碌な花見が出来ないままだった。
ここ数日のあいだ続いた晴天に咲き誇っていた桜も見頃を過ぎ、この土砂降りの前では形無しだ。残業をようやく終えた夜半過ぎ、疲労困憊の身をなんとか励ましながら歩いていた。今朝急いでいた俺に一二三が折り畳み傘を差し出してくれた意味をついさっき知った。天気予報も把握してないなんて俺はなんて駄目な奴なんだ……。ありがとう、一二三。革靴を濡らさないよう、無数の花弁が浮かんだ水溜まりを避け、街灯が光るアスファルトを注意深く見つめながら、家路を急ぐ。
都会の端くれとはいえ、こんな夜中では雨の音以外何も聴こえない、はずだった。どこからか時折、ミュウミュウと鳴く声がする。疲れてるんだろうか……。更に進むと、その声は次第にはっきりとしてくる。小さな公園の散りかけの桜の木の下に、よれよれの段ボール箱が置いてあるのが見えたので恐る恐る覗いてみる。
3345ここ数日のあいだ続いた晴天に咲き誇っていた桜も見頃を過ぎ、この土砂降りの前では形無しだ。残業をようやく終えた夜半過ぎ、疲労困憊の身をなんとか励ましながら歩いていた。今朝急いでいた俺に一二三が折り畳み傘を差し出してくれた意味をついさっき知った。天気予報も把握してないなんて俺はなんて駄目な奴なんだ……。ありがとう、一二三。革靴を濡らさないよう、無数の花弁が浮かんだ水溜まりを避け、街灯が光るアスファルトを注意深く見つめながら、家路を急ぐ。
都会の端くれとはいえ、こんな夜中では雨の音以外何も聴こえない、はずだった。どこからか時折、ミュウミュウと鳴く声がする。疲れてるんだろうか……。更に進むと、その声は次第にはっきりとしてくる。小さな公園の散りかけの桜の木の下に、よれよれの段ボール箱が置いてあるのが見えたので恐る恐る覗いてみる。
meiso_uka
DOODLEどひふ初夜妄想らくがき↓元ツイート
https://twitter.com/meiso_uka/status/1628331293946810369?s=46&t=vT5Mfrt3X54tkVVfpS3hqQ 2
Nnn_d12
DONEどひふ姫はじめ時系列1p~2020年「それを知ってるか」
2p~2021年「上目遣いは好きか」
3,4p~2023年「結局それか」
という今つけたサブタイトルのもとこういった繋がりがありました 4
41rau0
MOURNINGどひふ/未完です。ちょっと暗い金魚過ぐ クラスで飼っていた金魚が、こぞって死んだ。
熱中症かなあ仲良いね、だなんて気まずい沈黙をぶち破ろうとでもしたのか目を泳がせながらKYなことをのたまうお調子者と、かわいそう……と生前まったく世話をしなかったくせに目尻に涙を浮かべる偽善者と、金魚の死体たちに怯えて立ち尽くす臆病者。俺は漏れなく臆病者だった。ふつうに怖いに決まってるじゃないか。白目剥いて腹を天に向けて水面にぷかぷか浮いている死体が水槽まるっと、五、六匹だぞ。小学生がそんなの目の当たりにしたら、一生もののトラウマに昇華するに決まってるだろう。うん、漏れなくトラウマだ。腐敗していないだけ、まだマシだった。
死んでいるまでは、まあいい。まったくもって良くないけれど。
9361熱中症かなあ仲良いね、だなんて気まずい沈黙をぶち破ろうとでもしたのか目を泳がせながらKYなことをのたまうお調子者と、かわいそう……と生前まったく世話をしなかったくせに目尻に涙を浮かべる偽善者と、金魚の死体たちに怯えて立ち尽くす臆病者。俺は漏れなく臆病者だった。ふつうに怖いに決まってるじゃないか。白目剥いて腹を天に向けて水面にぷかぷか浮いている死体が水槽まるっと、五、六匹だぞ。小学生がそんなの目の当たりにしたら、一生もののトラウマに昇華するに決まってるだろう。うん、漏れなくトラウマだ。腐敗していないだけ、まだマシだった。
死んでいるまでは、まあいい。まったくもって良くないけれど。
uta_ka_ta_123
DONE月とどひふに文章でも参加したくて書き始めたら予想外に長くなってしまい大遅刻してしまいました(ギリギリ日の出前)初めてページメーカー使ってみたら、私の色設定がよろしくないのかなんだか文字がもよもよして読みづらくなってしまったのでポイピクにも投下しておきます!
大学生のどっぽと引きこもりのひふみがささやかな月見をする話🎑
月よりも 通い慣れた細い路地を、月が照らしている。
大学も4年になれば、残りの単位をとるため淡々と足を運ぶぐらいしかキャンパスに用事はない。友人もいない自分には黙々と卒論を書き上げる時間があったし、内定が決まった今、バイトさえなければ、残り少ない学生時代は幼馴染の部屋で過ごすと決まっていた。
秋が少しずつ深くなり、日が落ちるのも早くなってきた気がする。夏に置き去られた街路樹の青い葉も少しずつ色づき始め、肌に当たる空気が心地良い。何処からか香る金木犀を探すが、街灯の少ない暗がりでは匂いの元は分からなかった。
日が照っている間には決して窓を開けず、自分ではカーテンも開けない一二三は季節の訪れに少し疎い。
いつでも部屋に迎えるのは月明かりと俺だけだった。
1867大学も4年になれば、残りの単位をとるため淡々と足を運ぶぐらいしかキャンパスに用事はない。友人もいない自分には黙々と卒論を書き上げる時間があったし、内定が決まった今、バイトさえなければ、残り少ない学生時代は幼馴染の部屋で過ごすと決まっていた。
秋が少しずつ深くなり、日が落ちるのも早くなってきた気がする。夏に置き去られた街路樹の青い葉も少しずつ色づき始め、肌に当たる空気が心地良い。何処からか香る金木犀を探すが、街灯の少ない暗がりでは匂いの元は分からなかった。
日が照っている間には決して窓を開けず、自分ではカーテンも開けない一二三は季節の訪れに少し疎い。
いつでも部屋に迎えるのは月明かりと俺だけだった。