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    totugawa_fic

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    totugawa_fic

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    現実保証機関「HORIZON」(仮)
    どこにもお出しできそうにない楽しい世界観が出来ちゃったのでまあ聞いていってくれ
    書きかけです

    現実保証機関「HORIZON」

    現実は我々の認識より成る。
    例えばここに一つの林檎があるとする。
    だが林檎が存在しているという事実を認識できるのは林檎を視覚的に認識できる者だけであり、認識できなければその者にとって林檎は存在していないのと同然である。
    全ての人間に各々の現実があり、つまり我々が現在存在している世界は小さな現実─個別現実の集合であると言えるだろう。
    そして「林檎が存在している」という事実がより多くの人間に認識されるほど、林檎の現実的な強度は増加する。つまりその現実がより確かであると保証されるのだ。
    逆に言えば個別現実が肥大しすぎると、本来あるべき実在、集合現実を歪ませてしまう
    現在この世界の集合現実は、不観測存在「フィクティッド」によって揺らぎつつある。
    我々は現実保証機関「HORIZON」、現実と虚構の境界を守る者である

    Actuality Strength Value【通称:AS値】
    現実強度値。その物体が現実に存在していることを表す値。AS値が高いほど現実浸食の影響を受けにくくなり、他の物体に対して強く影響を及ぼすこともできる。
    一般人であれば10前後、著名人であればおよそ20~40の範囲、世界遺産など認知度が非常に高い存在は50~60の範囲。
    虚構存在(夢や神話など)は0で、フィクティッドはマイナスの値を取るという。

    22世紀、地球に一つの隕石が落下した。しかしある日、忽然と落下地点にあったはずのクレーターが何故か「存在しなくなっていた」
    この摩訶不思議な事件は世間を賑わせ、それからというもの世界は少しずつおかしくなっていった。
    在るはずのものが消え、無いはずのものが存在する。
    世界各国で現実が崩壊し空想が広がる現象が発生し始めたのだ。
    この未曽有の事件に対し世界各国で「現実」に対する観測が進められ、やがて一つの仮説が立てられた。
    そして虚構を暴き我々の現実を確かなものとするため、現実保証機関「HORIZON」が設立された。

    現実浸食現象
    ある人間を浸食核とし、その個別現実を通して集合現実のAS値を下げること。
    この現象の多くは神話や都市伝説・夢・フィクションといった「認識できるが存在しない」異界が現実を浸食する形で起こる。現実浸食現象に巻き込まれた物体はAS値が低下し、やがて0になって認識できなくなる。
    現実浸食現象を止めるには浸食核となった人間を殺害するか、認識できるようになったフィクテッドを始末するしかない。

    現実浸食レベル1:侵食核のAS値が増加する
    現実侵食レベル2:侵食核の周辺の環境のAS値が減少し、虚構存在の認識が可能になる 
    現実浸食レベル3:虚構存在のAS値が増加する。この段階から人間の消滅が確認される
    現実浸食レベル4:現実が侵食され侵食核を中心とした異界になる
    現実浸食レベル5:フィクティッドの認識が可能になる

    例「CASE:1 きさらぎ駅」
    浸食核となった人間は「きさらぎ駅」という都市伝説を知っていた。その人間には「きさらぎ駅」の知識がある。つまりその人間の個別現実には「空想上のきさらぎ駅」が存在するということになる。浸食核が毎日通勤に利用していた駅で一人、二人と行方不明者が発生するようになり、やがて「きさらぎ駅」という虚構の存在が強いAS値を獲得し、その駅そのものが「きさらぎ駅」という異界になってしまった。

    Cryptid+Fiction Fictid:フィクティッド
    この現実浸食現象を引き起こしている不観測存在。AS値はマイナスであると考えられており、そのため現状フィクティッドが現実浸食現象を起こす前に存在を認識できる方法はない。
    おそらく落下してきた隕石に付着しており、その隕石やクレーターもクリプティッドによってAS値を失い、認識できなくなったと考えられる。
    フィクティッドは己のAS値をプラスにするために他物体のAS値を吸収することで現実強度を高めていると考えられている。その際虚構存在を利用するのは、AS値のない状態のフィクティッドではプラスの物体に影響を与えられないためと考えられる。

    23世紀の地球。22世紀に起こった史上最悪の現実浸食現象、「ラグナロク」の発生によりヨーロッパ、アフリカそしてアジアの半分が消滅。人口は22世紀の半分となり、現在人類が生存可能な地域は北アメリカ、南アメリカ、オセアニアのみである。

    職員
    研究員:データをもとに研究活動や装備品の開発を行う。
    整備員:調査員の装備品の整備、オペレーションなどを行う。
    調査員:異界への侵入および調査、浸食核の破壊を担当する。

    調査員:異界は非常に強い現実強度を持っているため、侵入すれば容易に個別現実を浸食され消滅してしまう。そのため研究員が開発した個別現実への浸食を防ぐ特殊装備の着用が義務付けられている。
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    totugawa_fic

    DOODLEゆらすい二次創作同人誌
    「 」
    ああ、またこの夢か、と目の前に広がる光景を眺めている。俺は夢の中で俺ではない誰かになって、もう一人と話をしていた。なんの変哲もない日常の風景の時もあれば、神と戦うような壮絶な夢の時もある。もう一人の姿もその時々によって様々で、男の時もあれば女の時もあり、瞳や髪の色、顔立ちも共通点はない。たった一つ分かることは、俺はその人をとても大切に思っていたということと、どんな人生を歩んだとしても、必ず死に別れる事になってしまうこと。
    この不思議な夢は、俺が物心ついた時から見ている。初めて見た時は人物も世界も曖昧で、そういう夢を見たとぼんやり覚えているだけだった。明確に鮮明になり出したのは五社学園に入学してから。厳密に言えば、由良に出会ってからだ。うららかな春の日、桜舞う花曇り。埋め尽くす人びとの中で、海のような深い紺碧の瞳を、初めて見つけた時のことを今も鮮明に覚えている。あの時、俺の魂が叫んだ。ずっと彼を探していたのだと、ずっと彼に会いたかったのだと。身体が勝手に動いて、胸の内から湧き上がる衝動のままにその手を掴んだ。由良はひどく驚いた顔をしていて、俺はようやく自分が何をしているのか理解した。正直あまり良い出会いであったとは言えないが、それでも彼との親交は続いている。
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    totugawa_fic

    MOURNING現実保証機関「HORIZON」(仮)
    どこにもお出しできそうにない楽しい世界観が出来ちゃったのでまあ聞いていってくれ
    書きかけです
    現実保証機関「HORIZON」

    現実は我々の認識より成る。
    例えばここに一つの林檎があるとする。
    だが林檎が存在しているという事実を認識できるのは林檎を視覚的に認識できる者だけであり、認識できなければその者にとって林檎は存在していないのと同然である。
    全ての人間に各々の現実があり、つまり我々が現在存在している世界は小さな現実─個別現実の集合であると言えるだろう。
    そして「林檎が存在している」という事実がより多くの人間に認識されるほど、林檎の現実的な強度は増加する。つまりその現実がより確かであると保証されるのだ。
    逆に言えば個別現実が肥大しすぎると、本来あるべき実在、集合現実を歪ませてしまう
    現在この世界の集合現実は、不観測存在「フィクティッド」によって揺らぎつつある。
    我々は現実保証機関「HORIZON」、現実と虚構の境界を守る者である

    Actuality Strength Value【通称:AS値】
    現実強度値。その物体が現実に存在していることを表す値。AS値が高いほど現実浸食の影響を受けにくくなり、他の物体に対して強く影響を及ぼすこともできる。
    一般人であれば10前後、著名人で 2005

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