ぼんやりと考えていたこと『虚の庭に咲く』
【本編に入るまで】
世界は魔王こと愛之介の父が支配していた。
忠の父は魔王の配下だった。ナーガとして天気を操り人々から畏怖と感謝の入り交じった信仰を集めていた。
しかし、世界が自由を求め魔王と敵対、そして魔王と忠の父を含めた軍勢は倒される。
残された忠と数人の部下は幼い愛之介を連れ山奥の城に隠れる。
そこで息を潜めて次代の魔王を育てていた。
【本編軸/幼少期】
愛之介の父が残した遺産を切り崩し、忠が麓の町で食料などを調達していた。
町では引きこもり貴族と数名の使用人が居ると説明し、魔王の子がいることは隠していた。
数年が過ぎ、周辺地域が干ばつに。町で食料が調達出来ないと困るため忠が天気を操る。
そのことを人々に感謝され、ナーガの生まれ変わりとして信仰されるようになる。
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