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    ふう。

    @huu_ILO

    アカウントを作ってしまいました
    小説とか上げられたらな〜と思います。
    類司大好き!司最推し!よろしくお願いします!

    類司/成人済

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    ふう。

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    類司ワンライより
    演目『スタイル』書かせて頂きました!
    といいつつもお題からかけ離れております。本当に申し訳ない……。

    頑張れ神代神山高校3-C教室。昼休み。
    学年中に波乱を巻き起こした変人ワンツー同クラ事件から数ヶ月。神山高校特異点とまで呼ばれたこの教室では、もはや見慣れた光景が広がっていた。

    「司くん」
    「うわっ!重いぞ、類!突然のしかかってくるな!」
    「いやあ、ちょうどいい所に司くんの頭があったからねえ」
    「人の頭を休憩所代わりにするな!!」

    天馬に後ろから抱きついた神代が、天馬の頭の上に自分の頭を乗せている。対する天馬は「重いぞ!」と文句を言いながらも振り払おうとする様子はない。

    うんうん、今日も変人ワンツーは仲良しだな。

    ってなるか!

    一体いつからこいつらはこんなに距離が近くなったんだ?良くも悪くも話題になるこの二人は校内中から目撃情報が寄せられる。やれ祝砲が打ち上がっただの、やれプールに水柱が出来ただの、そんなこんなで、もはや何もしていなくても好奇の目で見られるこいつらは、しかし最初からここまで距離は近くなかったはずだ。

    それがいつからか……
    今どきバカップルでも見ないレベルの距離の近さを教室で披露しているのである。天馬はまだ分かる。友達が多いし、誰とでもすぐに仲良くなれる男だ。問題は神代だ。いつも飄々としていて何を考えているか分からないと言われていた男が、いまや飼い主に甘える大型犬の如き様相である。
    あーあ、また始まるぞ。先程まで和気あいあいとしていた教室の空気が変わる。みんな変人ワンツーの動向に注目しているのだ。以前クラスの女子が屋上で二人は何をしているのかと色めき立っている現場に出くわしたことがあるが(彼女たちの名誉のために言っておくが、決して公衆の面前で話していたわけではない)、それほどまでにこいつらの距離は異常なほど近いのだ。

    「るーいー!体重をかけるな!」
    「でもこの方がぴったりフィットするんだよ」
    「知らん!休みたいなら椅子に座ればいいだろう!」
    「司くんは冷たいなあ……僕の心も冷えてしまうよ……」
    「うっ……全くお前は……。しょうがないな」

    語尾にわざとらしく「よよよ……」と付け足した神代の何が刺さったのか、天馬は一瞬狼狽えたが、すぐに優しい顔になり、神代の頭の上に手を持っていき、頭を撫でている。

    もう一度言おう。頭を撫でているのである。

    もはや怖い。お前ら一応ここは教室だぞ?天馬は風紀委員じゃなかったのか?これでは自分から風紀を乱しに行っているも同然なのでは?

    驚きなのはこのどう考えても正気とは思えない距離感が、ここ最近ほぼ毎日の光景であるということである。もはや見慣れた光景というのがなおさら怖い。神代が天馬の頭に自分の頭をうずめてもなお、天馬は神代の頭を撫で続けている。

    「……天馬さ、それ気にならないの?」
    「それ?……ああ、類のことか!」

    たまらず声をかけてしまった。
    いやだって気になるだろ!クラスのみんなも気になっているはずだ!クラス中が(以前天馬と神代の仲を噂していた女子たちはもちろん)こちらに意識を向けた気配がする。天馬はしばらく考え込む素振りを見せたが、すぐにこちらに目線を戻した。

    「うーん……こんなことをいちいち気にしていたら何も出来なくないか?」
    「あ……そう……」

    相変わらず神代の頭を撫でながら、何を言っているんだ?とでも言いそうな顔で天馬はあっけらかんと言い放つ。後ろの神代が少し身動ぎをした。
    こんなこと??バカップルもびっくりのバグった距離感がこんなこと??
    クラスの女子から小さな「ヒエッ」という悲鳴が聞こえたような気がした。

    「む?オレ何か変なことを言ったか?」
    「いや……」

    いくら男といえども、この距離で抱きつかれて「こんなこと」で済ませられるか?すげーな、天馬。逆に尊敬だわ。後ろの神代がデカイのも相まって、天馬に取り憑いた怨霊のように見えてくる。神代からの謎の圧を感じ、俺は言い淀む。

    「しかし……言われてみれば距離が近いような気がするな?」

    天馬が考え込むような素振りを見せる。
    そうだそうだ、頼むから自覚してくれ。これ以上は俺たちの身が持たん!

    「うーむ、もしかしたら類は特別なのかもしれない」
    「……は?」
    「いや、何だかんだ言いながらも許してしまうのは類だからなのかと思ってな」
    「………」
    「そう考えると、オレは無意識に類を特別扱いしてしまっていたのかもしれないな?」

    開いた口が塞がらないってこういうことを言うのかな。口から意味の無い音の羅列が漏れて空中に消えていく。クラスの数人が息を飲む気配がした。
    これはもはやテロだろ!俺たちが変人ワンツー改めイチャイチャワンツーに毎日胃がもたれるような思いをしているとはつゆ知らず、天馬は無自覚に爆弾を落としていった。衝撃は一瞬でクラス中に広まる。あーあ、俺もう知らないぞ。

    「む……今日の類、いつもより体温高くないか?」
    「……え?そうかな、自分では自覚していなかったけれど」
    「ハーハッハッハッ!これだけ毎日お前に抱きつかれていたらいやでも気づくぞ!」

    突然、天馬が抱きついていた神代の手をほどき、後ろを振り向いた。行先のなくなった神代の手の手首の辺りを掴み、神代を見上げている。その顔は「フフン!」という効果音が付きそうなほどのドヤ顔だ。神代は驚いたのか目を開き、天馬を見つめている。
    こうなったらもう俺は止められない。二人の世界に入ったイチャイチャワンツーに俺の声は届かないのだ。あまりにも二人の世界すぎて、声をかけるのもはばかられるとも言える。

    「フッフッフ……類、隠しても無駄だぞ!さてはお前………眠いんだな!?」
    「……え?」
    「今はランチも食べ終わった昼休憩!眠くなるのも分かるぞ!フッ、類、眠くなると体温が上がるなんて、かわいいところがあるじゃないか!」
    「………」

    うん、それ多分違うぞ天馬?
    神代はポカンと天馬の顔を見つめている。神代のそんな顔ももはや見慣れたな……とか言ってる場合か!
    これももはやいつもの光景だ。神代から近づいたはずなのに、気づけば天馬が更に神代に近づいている。もはや顔と顔がくっつきそうな近さで二人は目を見つめあっている。相変わらずドヤ顔で神代を見つめる天馬に、先に目を逸らしたのは神代だった。

    「そうかな、司くんが言うならそうなのかもしれないね」
    「ハーハッハッハッー!やはりな!どれだけお前と一緒にいると思っている!フフン、類、今のオレは気分が良いぞ!特別にこの未来のスター、天馬司の肩を貸してやろう!」

    開いた口が塞がらないってこういうことを言うんだろうな。神代はポカンと天馬を見つめている。うんうん、分かるぞ神代。

    そう、このイチャイチャワンツーを作り上げているのは抱きつきに行く神代ではなく、それを甘やかす天馬なのである、と俺は思う。
    身長差がある二人は、神代から見れば目線の下に至近距離で自分の手首を掴みながらフフンとドヤ顔を披露する天馬がいるという図になる。神代の気持ちが伝わってくる。

    「安心しろ!昼休憩の終わりまではまだ15分ほどある!オレが起こしてやるから、類はゆっくり寝ていていいぞ!」
    「……そうかい?じゃあお言葉に甘えて、少し肩をお借りしてもいいかな?」
    「もちろんだ!」

    神代の言葉に嬉しそうに頷いた天馬は、自分のイスを神代のイスの隣に持っていき、ポンポンと自分の隣のイスをたたく。ここに座れということだろう。キラキラとした目で神代を見つめている。神代はしばらくじっとしている。多分色々と思うところがあるんだろうな。横の神代の顔を見上げれば、眉を下げ、口元をむずむずとさせている。頑張れ、神代。

    数秒して、神代は一つ深呼吸をしてから天馬の横に移動した。

    「それじゃあ、失礼するね」
    「ああ、ゆっくり寝るといい」

    神代は天馬の隣に座り、天馬の肩に顔をもたれかける。神代の顔を見れば、その顔は眉間に少しシワを寄せ、首元と耳はほんのり朱色に染まっている。腕を組みながら寝たフリをする神代を見れば、とてもゆっくりとは出来なさそうで、なんだか面白くなって少し笑ってしまった。

    天馬は神代が素直に寝たと思ったのか、突然神代の頭を撫でだした。その顔は優しい兄のような顔だ。神代が眉間に更にシワを寄せる。これにはさすがの俺も少し神代が気の毒になってくる。お前も大変だな、神代……。

    きっと神代の体温は先程よりも上がっていることだろう。ゆっくりと休憩は取れないし、なんなら午後の授業も集中出来ないかもしれない。でも何を考えているか分からないと思っていた神代が恋に振り回されて気持ちがダダ漏れになっているのは、本人には申し訳ないが、以前の神代よりも親しみが持てるなと俺は思ってしまうのだ。
    頑張れ、神代。俺は応援してるぞ。
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    Replies from the creator

    ふう。

    DONE🎈🌟ワンライより
    演目『不安』

    不安で色々考えすぎる🎈とそんな🎈を無自覚に包み込む🌟の話。
    ※未来軸&同棲
    ※付き合ってる
    吐き出したため息が白くなるほどの寒空の下、時刻は夜の23時を少し過ぎた頃。きらびやかなネオンとは対称的に、僕はどんよりと暗い顔をしながら夜道を歩いていた。こんな時間だから僕以外に歩いている人もいなくて、僕の暗い思考は誰に気づかれることもなく加速していく。いつもならすぐに僕の変化に気づいてくれるはずの仲間であり恋人は、今日ばかりは僕がこうして悩むきっかけだった。


    悪いのは僕だ。行為の最中、盛り上がりすぎてしまった僕は司くんが静止の声を上げていたにも関わらず、ついやりすぎてしまったのだ。僕の悪い癖。司くんへの好きが溢れすぎると止まれなくなってしまうのだ。今までも何回もこういうことはあった。そしてその度に優しい司くんに許してもらっていた。僕は優しい司くんに甘えてばかりじゃダメだったのに。さすがの司くんも今日は我慢ならなかったらしく、息も絶え絶えに僕を睨みながら「コンビニの1番高いアイスを買ってこないと許さないからな!」と怒られてしまった。ほっぺをぷくっと膨らませながら涙目で僕を睨む司くんがかわいくて、思わずキスをしようとしてしまったのも司くんの怒りに火を注いでしまったんだと思う。明確にキスを拒絶された。別になんてことはない恋人同士のよくある一場面だ。だけどそれが思いのほか僕の心につっかえてしまったらしく。後悔と罪悪感でいっぱいになりながらコートを羽織り、財布とスマホだけを持って外へ出た。司くんの顔は見れなかった。
    4013

    ふう。

    DONEもともと類司ワンライ用に書いてたけど長くなってしまったので……!
    I fall in love with you again and again.「つ、司くん……」
    「るい……」

    司くんが僕をどこかとろんとした目つきで見つめている。司くんのシャツはいつの間にかはだけていて、僕の部屋のソファに隣合って座っていたはずの僕と司くんの距離は先ほどよりも近くなっていた。僕の手は僕と司くんの間を中途半端にさまよっている。一体どうしてこんなことになったんだっけ……?


    数時間前。
    今日のワンダーランズ×ショウタイムでの練習が終わり解散になった後、僕と司くんはお互いまだまだ話し足りなかったため、練習後に僕の家に行くことになった。司くんが僕の家に来てからは今日の練習の振り返りをしたり、僕が考えたショーの演出を司くんに聞いてもらったり、お互いの好きなショーの話をしたりといつもと変わらない過ごし方をしていたはずだ。司くんと話していると時間が過ぎるのはあっという間で、ふと時計を見ればそろそろ司くんが帰らなければいけないはずの時間になっていた。名残惜しいけれど司くんの帰りが遅くなってしまっては司くんのご家族の方も心配するだろう。先程まで話題の中心だった過去の名作のショーを頭の中で思い起こしているのか、どこか満ち足りた顔をしている司くんに僕はそっと声をかけた。
    18304

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