卒業今日は仕事が立て込んでいるから、帰りが遅くなるし先に寝てて良いと伝えていたのに、凛月はリビングでパジャマのまま俺の帰りを待っていた。
「おかえりぃ」
「ただいま。寝ててよかったのに」
「夜の方が元気だしねぇ。まだ眠くないし」
「そっか。ちょっとカップラーメン食っていい?」
「うん」
夜型なのは知っているとして、最近は割と夜寝て朝…昼前かな…昼前に起きることが多かったのに。
何か悩んでたとしてもハッキリと言わないからなぁ。
カップラーメンにお湯を注いで、箸と飲み物を持って、凛月の横に座った。
そう言えば、食器は何も洗って伏せてなかったし、シンクも濡れてなかったからコイツ食ってないんじゃないか?
「夕飯何食った?」
「適当に」
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