あすと☆quiet followDOODLE凌紫⚠️台詞だけのしょーもない微妙なすけべ文⚠️ Age verification Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow あすとDOODLEしおん♀🚬 あすとDOODLE🚬と🎧の多分CP未満 爪の根元、細くひらひらと主張する半端に剥けた皮膚は、俺の視界で僅かに存在感を増していく。 あぁ、あれに似てる。ささやかですが……なんて控えめなんだか押し付けなんだかよくわかんねえ態度のあいつ。正直自分でもよくわかんねーたとえだとは思うが、いつも俺の中に強引に押し入ってきて妙に苛つくところはやっぱり似てる。 あーもうめんどくせー、犬飼はささくれ。ささくれは雑魚看守。それでいい、だから気にすんな。どうせそのうち居なくなる。ほらな、やっぱり同じじゃねーか。 「爪、どうかした?」 背後から覗き込んできたのは紫音だった。まあ足音で気づいてたけどいちいち面倒くさくて、たった今気づいたような顔を作ってみた。紫音を相手に誤魔化せないこともわかってたが。 2572 あすとDOODLECPじゃない🚬と🐶の話 例えばこいつがプラスチックだったら。ビニールだったら、布だったら、紙だったら。俺はこいつを壊せるだろうか、壊してしまうだろうか。 考える。 壊したあとには何が残るのかと。多分ゴミしかない。踏んだら少しだけ足の裏を刺激して、些細な音を立てる程度の。 なぞる指先に爪を立てながら、錆はぱらぱらと落ちていき、俺が爪を立てればぱきりと割れる。剥がしても剥がしてもどこまで行っても錆だらけだ。こうしてずっと剥がしていけば、いつか壊れて穴が開くのだろうか。 子どもの頃話。俺はそれを菱形の集合体だと思っていた。でも本当は長い長い一本ずつが、何度も何度も折れ曲がって絡み合ってるんだと知ったときのこと。 卑屈な俺はただただ悔しくなった。 1571 あすとDOODLEかいだくんと雨の話(+みこちば)雨が鳴る。 屋根を滑って決まったテンポで叩きつける雨音は、足音に似ていた。 誰か来たのだろうか。まさか。ここは、こんな時間に誰かが来るような場所じゃない。 「出んの?」 PCのモニターからほんの少しだけ視線を俺に向けてシバケンが問う。 「出るってナニが?」 「やめとけ。これからもっと降るってよ」 さっきザコ看守が言ってた。そう付け加えて完全に視線をモニターに戻したシバケンに、ああそういう事かと合点がいって、イかないよ、今日はね、と言ったあとで、どうして今日に限ってそんなことを、と単純に不思議に思った。 いつもならそう、俺がシバケンに解錠の打診をして、そこでようやく行われるやり取りなのだ。 こんな風に天気の心配をしてくれることだって、ない。基本的には。 1038 あすとDONE⚠️甲犬🔞 9 あすとDOODLE甲犬?✈ 慎重に角を合わせて畳む。指先でなぞって折り目をつける。何度か繰り返して平面から立体へと姿を変えたそいつをそっと掴んで空間へと滑らす。 思ったほど、美しく滑空してはくれなかった。 「ちょっ、甲斐田くん! 何してるんですか!」 「うーん、折り方間違えたかも。犬飼知ってる? よく飛ぶ折り方」 「そうじゃなくて! だってそれは」 それは? それは……なんだろね、わかんない。始末書か報告書か申請書か、そのどれかかな。多分。いや違うかも。紙だってことだけはわかるけど。 ああ、どうしよう、また書き直さなきゃ、余分に持ってたかな、印刷しないと……。 大きな独り言をぼろぼろと零しながら、積み上げられた書類やらファイルやらを軽く持ち上げては下ろし、ひっくり返しては覗き込みしたあとで、ようやく呼吸することを思い出したかのように大きく息を吸って小さく吐いて、それからPCを開いて何かを確認している。 2237