状態異常永×看病斎@文字化け版 認識阻害の状態異常に該当するという。
マスターを庇い敵性エネミーの攻撃を受けた永倉は、帰還後早々に押し込まれた医務室にそのまま留まることを推奨されたが、 本人の希望から自室待機となった。
とはいえ、本人が知覚する物事が現実と乖離する類の異常だ。バイタルは管制室でも注意するが、それと併せて誰かしらが彼の傍に着くこととなった。
「縺倥c縺ゅ∝ヵ縺檎捩縺�※繧九h」
斎藤が手を挙げた。
「縺贋コ御ココ蜈ア縺ッ蜷悟ョ、縺ァ縺吶b縺ョ縺ュ縲ゅ〒繧ゅ∝密蝌ゥ縺励■繧�ァ�岼縺ァ縺吶h?」
沖田が茶化すような笑いを零す。
「縺ゥ縺�°縺ェ」
彼女の言葉に、斎藤が肩を竦める。
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「縺ゅ∫僑縺�! 縺昴l縺ェ繧画イ也伐縺輔s縺�縺」縺ヲ……!」
やいのやいのと話し合っているらしいのを、永倉はぼんやりと眺めていた。真剣に聞こうと思うほど、元より狂気と共に召喚された身であるというのに、頭がおかしくなってしまいそうだった。
白熱した口喧嘩……だったのだろうか。それが終わると、ふたりは揃って永倉を見る。そのうち斎藤だけが近寄って来た。
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斎藤は予め用意されていたスケッチブックを手に取り、白紙の上に黒いマジックを滑らせる。
キュッキュッと少し掠れた音が暫く鳴った後、くるりとこちらに向けられたスケッチブックに書かれた文字。
『僕と一緒に部屋に戻ろうね』
整った文字の傍には、同じ者が描いたとは思えない歪な線で角の生えた何かが描かれている。この鬼のようなものは、もしや土方の似顔絵であろうか?
「譁手陸縺輔s縲√◎縺ョ遶ッ縺ョ邨オ縺ッ縺ェ繧薙〒縺吶°?」
スケッチブックを覗き込み、沖田がなにやら斎藤に話し掛けている。
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「縺昴s縺ェ……」
斎藤は項垂れた様子を見せたが、やがて永倉の背中を軽く叩いて医務室の出口へと歩き出した。その黒い背に続き、永倉も医務室を後にする。
「縺ェ縺ォ縺九≠縺」縺溘i豌苓サス縺ォ蜻シ繧薙〒縺上□縺輔>縺ュー!」
元気な声に、とりあえず手を振り返して応えた。
自室に着くまで、多くのサーヴァントと擦れ違った。
「莉頑律縺ョ繝ゥ繝ウ繝√�……繝�じ繝シ繝医↓繝励Μ繝ウ!?」
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「繧、繧ー繝�イグナ繝医ヵ繝ォ繝医け繝ウ繧ャョグソ繝医�繝シ繝�」
日頃は聞き流していた自分とは無縁の話し声が今はどうも一つ一つが気に掛かる。
沖田と斎藤の会話を聞いている時とは比較にならない程の負担が脳に掛かっているのを感じた。
近未来的な作りの船内。通路を抜けて自室の扉を開き、慣れた和室を見た途端に、肩にどっと疲労が伸し掛る感覚に襲われる。足元がふらつき、斎藤が慌てた様子で永倉の背中を手を回して支えた。
「螟ァ荳亥、ォ? 霄ォ菴薙�譁ケ縺ォ逡ー蟶ク縺ッ縺ェ縺�▲縺ヲ閨槭>縺ヲ縺溘s縺�縺代←」
こちらを心配しているのだろうことだけはわかった。
「悪ぃ、思ったより疲れてたみてぇだ。軽い目眩だから気にするな」
「縺ェ繧峨>縺�¢縺ゥ」
永倉の異常を聞いて既に用意していたのか、畳の上には朝片付けた筈の布団が敷かれていて、そこに寝かされた。
『喉は乾いてる?』
「いや、医務室で水を貰ったから大丈夫だ」
『お腹は? ご飯、貰ってこようか?』
「それも問題ない」
『じゃ、他に必要なものがあったら教えてね』
「おう」
甲斐甲斐しく世話を焼く斎藤が新鮮で思わず笑いを零すと、元々目付きが良いと言えない斎藤の目が据わる。
『なにがおかしいの?』
「テメェに世話を焼かれるってのが妙に擽ったくてよ」
「窶ヲ窶ヲ縺薙s縺ェ譎ゅ¥繧峨>縺ッ」
「なんだよ、もう文字は書いてくれねぇのか」
「縺昴j繧�∽コャ驛ス縺ォ縺�◆鬆��繧ゅ≧蟆代@阮�ュ閠�□縺」縺溘°繧ゅ□縺代←繧�」
「斎藤?」
「縺ィ縺�≧縺句ヵ縺�縺」縺ヲ諱ッ蟄舌′縺�◆繧薙□縺励&縲ら絢縺輔s縺ョ蟋ソ縺ェ繧峨∪縺�縺励b縲∽サ翫∩縺溘>縺ェ闍・縺����蟋ソ縺ェ繧画ー励↓謗帙¢縺ヲ繧�k縺ョ繧ょ雀縺九〒縺ッ縺ェ縺�▲縺ヲ縺�≧縺�」
「おい、斎藤」
「縺セ縺∬∽ココ縺」縺ヲ蜉エ縺」縺ヲ繧�k縺ケ縺阪b繧薙□縺九i縲√♀縺セ縺医′縺昴≧縺励※縺サ縺励>縺」縺ヲ險縺�↑繧峨◎縺」縺。縺ョ蟋ソ縺ョ縺ィ縺阪b縺昴l縺ェ繧頑ー励↓縺九¢縺ヲ繧�▲縺ヲ繧り憶縺�¢縺ゥ……縺ァ繧ゅ↑繧薙°豐也伐縺。繧�s縺九i閠√�サ玖ュキ縺」縺ヲ險繧上l縺昴≧縺ァ縺。繧�▲縺ィ雖後°繧�……縺昴l縺ォ縺翫∪縺医↓蜆ェ縺励¥縺励※繧九�繧定ヲ九i繧後k蠎ヲ縺ォ蜑ッ髟キ縺ィ邱城聞縺檎函證悶°縺�岼縺ァ……」
「斎藤!」
「縺」縺翫♂!?」
強く呼びかければ、相当に驚いたのか比喩でなく奴の身体がビクリと跳ねた気がする。斎藤は心臓の辺りを抑えながら永倉を見つめ数秒固まり、それからにわかに手元のスケッチブックに文字を書いた。
『自分の世界に没頭してた』
「あぁ、うん……だろうな」
それからも幾らか会話はあったものの、スケッチブックさえ介せばなんとかなるとはいえ、何分テンポが悪い。そのうち会話は途切れ、室内に沈黙が満ちる。そうなると俄に睡魔もやってきて、永倉は欠伸を零した。
「しばらく寝る」
キュ、とマジックの音が短く響いたが、それは直ぐに止んだ。代わりというように髪を掻き混ぜるような感触。前々から思っていたが、この男は人の頭を撫でるのが下手で、本当に撫でるというより混ぜるという感じなのだ。当時は珍しいことではなかったとはいえ、産まれて間もない第一子を妻と共に残して戦場に向かった男であるから、仕事に忙しく子供に関わって来なかったのではないかと、そのように予想していたが……ふむ。
「なんか、本格的に眠くなって……きた」
これはこれで悪くない。
だから、誰もコイツに頭を撫でるのが下手だと指摘してやらなかったのかも……なんて思いながら、意識は眠りの中へ。
「隕ェ縺ッ蟄蝉セ帙r荳莠コ蜑阪↓閧イ縺ヲ繧九◆繧√↓蜴ウ縺励¥縺励※繧�k縺ョ縺檎セゥ蜍吶□縺代←」
深くなる微睡みの中、斎藤の声が僅かに聞こえる。
いつに増して低い声で、やけに緩慢に紡がれる言葉。
「縺翫∪縺医�蜒輔�蟄蝉セ帙§繧�↑縺�@縲√>縺�ュウ縺励◆螟ァ莠コ縺悟�戊誠縺励◆縺」縺ヲ縺昴l縺ッ譛ャ莠コ縺ョ雋ャ莉サ縺�縺�」
それはまるで、異国の子守唄のようだった。
「鬮倅セ。縺ァ雋エ驥阪↑闊カ譚・縺ョ逋ス繧ヲ繧オ繧ョ縺ソ縺溘>縺ォ縲∽ク∝ッァ縺ォ蜿ッ諢帙′縺」縺ヲ繧ー繧コ繧ー繧コ縺ォ縺ェ繧九♀縺セ縺医r隕九k縺ョ繧よ・ス縺励>縺九b縺ュ」