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    AMAHIKO469627

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    AMAHIKO469627

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    ここは世界。
    このお話はテレビ君が時計先輩と
    出会う少し前のお話

    #オリジナル
    original

    テレビ君と先輩「どうしよう…書類の分別が分からない…。」
    自分はテレビ、機械族電子科だ。
    そんな自分は入社早々
    パニックを起こしかけていた。

    「ヤバいな…どうしよう…ハァハァ」


    〈ヤバい…分からない…
    でも、聞けやしないや
    …人になんて…人…人に…ひ…〉

    「テレビ…!」「おいテレビ…ッ!!」

    あれ…時計の先輩…?

    強く揺すられた自分の肩で
    飛びかけた自分の意識は戻ってきた。

    テレビ!!

    ど、どうしたんすか…?
    ガザッ…そんな大声で…?

    だってテレビ…君…、
    いや、気づいていないのか…??

    君…「泣いてるんだよ」

    〈…へ?自分が、
    ……あれ、ほんとだ自分泣いている?〉

    いやぁすみませんっすね!
    こんな見苦しい所お見せしてしまって!
    ザッさぁ行きましょう先輩!

    …いや、駄目だテレビ君。
    少し人の少ないところに行くよ
    ついてきて。

    あっ!ちょ先輩引っ張らないで!?

    …よし、そこに座って、テレビ。

    は、ハイ…

    ハンカチはいるかい?
    それともティッシュがいいかな…

    い、いえ!そんなの全然必要ないですよ!涙だって…

    やっぱり気づいていないのか…?
    君は泣き止んでいないじゃないか…?

    あ、あれ?ほんとうだ…
    ポロポロ(涙が溢れる)

    〈おかしいな、こんなの変じゃないか、それに怒られちゃう、いやだ、それだけは、それだけは…〉

    テレビ君……こんな私で良いかは
    分からないけどこれはどうかな?
    ポンポン(テレビの頭を撫でる)

    …ザザッ…先輩…。あり、ありがとうございます。

    どうだい?少しはおちついたかい、

    はい…ザザザッ…ほんの少しばかり…。

    ではしばらくこうしているよ?

    ハイ…。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーー

    …先輩、少しばかり、
    自分のお話を聞いていただけますか…?

    あぁ 構わないよ。

    自分は出来損ないで、よく母に怒られたんです。

    でも、全部全部自分が原因で
    言い返すことなんて出来ませんでした

    自分は人の怒鳴り声が苦手でした…。
    特に母と父が喧嘩している所。
    あれは特に記憶に残っています。

    小中高とよく虐められました。
    でもそれも嫌われるのは自分のせいで
    恨むことさえできませんでした。

    そんな事もあって、自分は自分の事が
    大嫌いなんです。でもそしたらまた
    両親に理由を求められて…理由なんてそんな物
    …ある訳もないのに…また…理由、理由、
    理由理由理由理由りゆう…

    「テレビ君。」

    ってお見苦しいですよね、すみません…
    こんなあったばかりのやつがこんな事
    言ってくるなんて気持ち悪いですもんね…ハハ…。

    テレビ君…君はそれ…
    「その言葉」
    人に言われたことはあるかい?

    …よく分かりましたね、
    ?でも何でそんな事?

    いや…ただね…。人はトラウマを引きずるのさ、
    たとえ忘れても心の傷は癒えることは無い。
    こんなナリでも精神科の知識は齧っているから……。

    そうでしたか…。

    あと一つ、テレビ君にお願いがある。

    …何でしょうか…?

    君、一度精神科にかかってくれるか?
    恐らく何らかの症例が出ている。
    医者のツテならあるから、
    この病院に連絡を入れてくれ。

    あ、了解です。

    …気持ちは落ち着いたかい…?

    先輩のおかげで…

    それは良かったよ。
    今日は早退して病院に行ってくれるかい?
    その封筒の中には私の名刺も入っているから、
    良かったら見てくれ。

    ハイッ…

    それじゃあ私は行くよ。
    また「今度」ね、テレビ君。

    …行ってしまった。あ、お名前聞き忘れた…
    しまったなぁ…

    はい…はい…。今日は早退させて頂きます…。

    …この病院、凄く有名どころだ…。
    あ、あの人の名刺見なきゃ。

    「懐中時回」…。懐中さんかぁ…。
    あれ、名刺にメモが付いてる…?

    〈君の事が気になった。
    君が良ければ内の部署に来ないかい?〉

    ………行ってみるかぁ…。

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    テレビさんあなた鬱とパニック障害。

    え!?そうなんですか!?

    …あなた懐中さんの紹介できたんだって…?

    は、はい

    そりゃ災難、あの人困ってる人見かけると
    直ぐ私に紹介かけて自部者に引き込むんだよ

    まぁ、一応人助けにはなってるからね
    (私にも金は入るし…)
    はいこれお薬。合わなかったら直ぐ教えてね。

    了解です…。

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    今日からこの部署に移動となりました
    テレビさんです!。

    よろしくお願いします。

    「やぁ、こんにちは、テレビ君。」

    「先輩…、この前はありがとうございました!!」

    〈そんなこんなで、自分は
    晴れて先輩と同じ所で働いています。〉 

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