いずまこ女体化夏パ

1月末の放課後、いつも通りトリスタのダンス練習をして家に帰ってくると自分の部屋に見たことないマグカップが机の上に置かれていた。
お母さんが僕の部屋に勝手に入ってくることはないし、こんな柄見たことない。食器棚は前にお母さんと2人で断捨離したんだけどな、何これ？
今日もお母さんは彼氏の家に行ってるから僕1人。とりあえず僕はマグカップを手に取ってみた。
すると、異世界アニメで見るような特殊文字が底面に書かれている。読めるわけないのに何故かその文字が読めてしまった。

『このマグカップに紅茶を注いでちょうだい♡願いが叶うわよ♪』

はぁ⋯？うちの家紅茶なんか飲まないんだけどなぁ
とりあえずキッチンの棚を漁ってみると今月切れの紅茶のティーバックが一応あった。たまにはティーポットくらい出すか⋯

社会
大手企業の総務で働く遊木真、以前からよく社内ですれ違う？イケメンにビビる
僕、何かやらかしたかな。はひぃ、見られてる気がするけどあの人誰なんだろう。睨まれるようなことした覚えないよ？


(はぁ〜ん♡今日も俺のﾕｳｸﾝが可愛いよぉ。好き♡好き♡好き♡顔がニヤける！キモイから抑えなきゃ！)
新入社員オリエンテーションで、真を見かけ職権乱用してデータを手に入れた入社2年目人事部の瀬名泉。
近づき方が分からなくて、すれ違うたび遠くから見つめちょいストーカー気味になる。


ある日人数の埋め合わせで、会社の飲み会(合コン)に嫌々付き合わされ、2人は運良く鉢合わせる。
ﾏｺﾄは女性がちょっと苦手だし、泉は気安く近寄ってくる女が嫌だし酒は好きじゃないしで気がついたら個室の隅で2人になった。

遊木真ハーレムシェアハウス基本設定遊木真ハーレムシェアハウス
まこと恋愛偏差値ゼロＶｅｒ．
基本設定

1号室:遊木真
国立大学の学生、自分で学費生活費を稼いでる。バイト先でセクハラを受け嫌な思いをしたため在宅プログラマーをしている。ハウスメイト達の下心に気づかないとんちんかん。恋愛偏差値0。家事全般得意、共有ルーム(キッチン)で煮物を作りハウスメイトの心胃袋を射止める。きゅるきゅるぽわぽわ美人。心を開けば眼鏡OFFを見せてくれる。昔、キッズモデルをしていた。

2号室:朔間零
大企業で働いている。海外出張が多いため知り合いが経営するシェアハウスに住んでいる。真にプログラミングを勧めた。裏で真にセクハラした人物を処理した。真がシェアハウスにきてから頻繁に日本に帰るように調整している。帰国時、真に手料理をねだる。お礼にディナー・ショッピングに連れていく。真のコートは零からの贈り物。彼氏面している(恋人ではない)

ゆづまこ写真集「EROS～誘惑」みかのブランドモデルを頼まれた真と弓弦、ファッションショー・写真集の依頼を引き受ける

「『エロス』をテーマに僕と伏見君が？」
「おん、デザインに行き詰まってた時なずなにぃがギリシャ神話の本勧めてくれたんよ、あかんかな💦」
「わたくしはかまいませんよ」
「面白そうなテーマだね！引き受けるよ！」
「んあ〜、2人ともありがとう〜♪」
真と弓弦が一緒に仕事をするのは映画撮影の時依頼で久しぶりだが、お互い波長が合って撮影は心地よかった


みかのデザイン衣装はどれも独創的かつ、着用するのに人手が要り大変だが撮影は順調に進む。最後は少し素肌の見えるチュール素材の衣装でベールも被った。
「なんかお嫁さんみたいだね。伏見君、すっごく綺麗だよ」

ジュース　晴天。花が冬眠から目覚めて凛と咲き始め、ほのかに甘い匂いが漂ってくる。一日を始めるには最高のキャンパスライフ日和である。
「このクソビッチ！」
　そう言い放った見知らぬ女性は真に罵倒を浴びせながら、手に持っていたジュースをこちらに向かって投げつけた。
否、甘い香りの正体は人工的に造られた甘味だったようだ。
なんとまぁ、手厚いご挨拶である。
　ぽたぽたと前髪から垂れてくるオレンジ色の液体を舐め取ってみるとほんのり甘い人工的な味。服も体もベトベトだ。
　人気のない場所に呼び出されたのは真をベトベトにして人前に出れなくするためか、はたまた自分の悪行を他人に見せないためか。
　目の前の女性の真意など、真にはどうでもよかった。昼は食堂で友人と食べる予定を入れている。このままの格好では人一倍世話焼きな友人の胃を痛めてしまうであろう。

オーケストラデートするレオまこﾂｷﾅｶﾞに突然｢｢ゆうくん｣この日、○○時に迎えに行くから星奏館にいろよ｣
と急に言われ何で好きでもない奴と……とげんなりしながら律儀に約束を守るﾏｺﾄ。
前日、ﾂｶｻから謎の荷物を受け取り中を開けると｢明日はコレを着ろ｣、メモ付きで高そうなスーツも入っていた。
当日、いつにも増してアイドルキラキラ粒子を纏ったﾂｷﾅｶﾞが迎えにくる。｢待たせたな、スーツ似合ってるぞ｣車の助手席に座らされ、そのままﾂｷﾅｶﾞの運転でどこかに出発する。
｢あの、今からどこに……｣｢いいからいいから｣｢……はぁ｣｢~~~♪♪｣

｢これ、渡しとくな｣関係者と書かれた名札を渡される。特に会話もないままコンサートホールに到着し裏口から入った。一般人は通れないような通路を通り大ホールのボックス席に辿りつくと｢えっ、ちょ！これって｣とﾏｺﾄは直ぐに気づきあたふたする。｢｢ゆうくん｣、この前チケットの抽選外れた〜ってSNSで嘆いてただろ？｣それはﾏｺﾄの好きなRPGゲームのオケコンサートだった。何食わぬ顔でパンフレットを渡されﾏｺﾄは困惑する。