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    sirom_9393

    @sirom_9393

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    sirom_9393

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    テーマ:顔

    今回は銀高。謎時空で同居しています。
    すいません全然上手く書けてません。

    #銀高
    silverGlance

    銀高ss⑧最近めっきり降っていなかった雨が降った。昼間は晴天だったのに日の落ちる頃に水滴が地面を濡らし、今現在は雷様が元気に活動している。天気変わりすぎだろ。お天気お姉さんこんなこと言ってたっけ?雷雨の中原付きを走らせ、もうずぶ濡れでやっとの思いで帰宅した。
    「ただいま〜、」
    「…ん。随分降られたじゃねぇか。」
    珍しく玄関にてお出迎え。もしかしてちょっと心配してくれたのか?体は冷たいが心は勝手に温まった気がする。
    「最悪だよ。パンツまで濡れてるよコレ。寒っ!」
    ほら、とタオルが差し出される。やっぱ心配して用意しててくれたんじゃん!我ながら単純な脳は歓喜した。
    顔を拭くも、前髪からすぐ雫が滴って視界が濡れてしまう。
    ああもう、と悪態を吐いて一人格闘していると、高杉にタオルを取られた。
    「貸しな。」
    え、もしかして…と期待が湧き上がった。
    ふわりとタオルが頭に乗せられる。それからランダムに高杉の手が動いた。おお…!!
    いつも髪の毛は乾かしてやる側だ。高杉の真っ直ぐな髪が丁寧にするほど艶めくから、この役割は気に入っている。自分の髪なんて乾かしたところでどうしようもないし、自然乾燥だ。
    だから、こんな風に触られるのは新鮮だ。タオル越しに指先がわさわさと動いて、たまに耳たぶに触れて。なかなか、心地いい。
    高杉もこんな気持ちなのだろうか。そういえば一度もあの作業を嫌がられたことはない。少しでも気に入らなければ手なり足なり飛んでくるはずだ。これって、かなり、うん。嬉しい。
    そう思った瞬間、何か込み上げてくるような、むずむずした感覚になって、頬がでれ、と緩んだ。
    「もういいぞ。」
    「……。」
    「おい、どうした。」
    「いや……雷で顔が歪んじゃったみたいで……」
    「はあ?」
    こんな顔見せられるか。
    タオルを外されても、暫く顔を上げられなかった。
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    izayoi601

    DONE思いついたので一人飯するじょしょどのの話。台詞などでも西涼二直の中ではじょしょどのが一番食事好きな方かなと妄想…脳内で色々分析しながら食べてたら良いです…後半は若も。庶岱と超法前提ですがもし宜しければ。ちなみに去年の流星での超法ネップリと同じ店です。
    早朝、一人飯「これは、まずいな……」
     冷蔵庫の中身が、何も無いとは。すでに正月は過ぎたと言うのに、買い出しもしなかった自らが悪いのも解っている。空のビール缶を転がし、どうも働かない頭を抱えつつダウンを着るしかない。朝焼けの陽が差し込む中、木枯らしが吹き付け腕を押さえた。酒だけで腹は膨れないのだから、仕方無い。何か口に入れたい、開いてる店を探そう。
    「……あ」
    良かった、灯りがある。丁度食べたかったところと暖簾を潜れば、二日酔い気味の耳には活気があり過ぎる店員の声で後退りしかけても空腹には代えがたい。味噌か、塩も捨てがたいな。食券機の前で暫く迷いつつ、何とかボタンを押した。この様な時、一人だと少々困る。何時もならと考えてしまう頭を振り、カウンターへと腰掛けた。意外と人が多いな、初めての店だけれど期待出来そうかな。数分後、湯気を掻き分け置かれた丼に視線を奪われた。
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