hiz_tb☆quiet followDOODLE2021年かどかじ書き初め!丑年といえば、なお話し。些か不穏 「今年って丑年なんですね」 年が明けた日の昼間、何をするでもなくテレビを観ていた梶がポツリと呟いた。 その声に反応して、門倉もテレビの方へ顔を向ける。「あぁ……そうみたいやねぇ」 梶が観ているのはバラエティ番組の正月特番なのだろう。テレビ画面には、最近売れ出したばかりの芸人が今年の干支である牛の着ぐるみを着ておどけている姿が映っていた。 干支などさして気にした事も無い門倉は適当に返事をしたが、梶はとてもバラエティ番組を観ているとは思えない神妙な表情でテレビ画面を見つめている。 しかしその目に芸人の姿は写っておらず、門倉の声も届いてはいない。 今の梶が見ているのは、彼の脳裏に焼き付いて離れない……青銅製の雄牛の姿だった。 どれだけ経とうが忘れられない、忘れてはいけない記憶。自らが焼かれた熱、自らで火を着けた熱。 鳴けなくなった雄牛の中から引きずり出された、もう動かない筈の巨体が恨めしそうに此方を見る。 梶を見据えた巨体はゆっくりと口を開き、そしてーー「梶?」「……ッ!」 そこから発せられるであろう呪詛を聞く前に、梶の意識は門倉の声によって現実へ引き戻された。「あ…………すみません、その……ぼーっとして、ました」 へにゃり、と笑みを作ってその場を取り繕う。 門倉と付き合うようになってそれなりに時間は経っているが、梶はあの日の出来事を門倉に話してはいなかった。 賭郎を介さず行われたあの勝負を事の顛末まで全て知っている人間は、当事者であった自分を除けば後は鞍馬蘭子ぐらいしか居ない。 蘭子があの事を他人に話すとは思えないし、そもそも彼女からすればそんな大した出来事では無く、もしかすると既に忘れているかもしれない。 だとするとあれは、梶が自分で発信しなければ、誰に知られる事も無い。 梶はそれで良いと思っていた。 羽山郁斗の事は自分一人で抱えていけば良い。例え恋人であろうと、生涯誰にも話さずにいよう。梶はそう思っていた。 しかし、門倉からしてみればそれが大層気に食わなかった。 梶には言っていないが、門倉も梶が何をしていたのかは知っている。 ただやはり、賭郎が携わらなかった以上知り得るのは『梶が郁斗とファラリスの雄牛で勝負し、勝った』という情報のみだった。 詳しい事は梶の口から聞くしか無いが、当の本人は口を閉ざすと決めているらしい。 梶がそう決めたのであればこちらから詮索するような真似はしない。それが門倉から梶に対しての最大限の譲歩だった。 だと言うのに目の前の甘ったれた青年は、こうやって過去の幻影に取り憑かれ、ありもしない呪いに耳を傾ける。 その度にあのどうしようもない糞餓鬼が心底羨ましくなり、彼処に立ち会えなかった己を心底悔しく思う存在が横に居る事に、梶は気付いているのだろうか。 隠すつもりならば最期まで隠し通せ。 門倉は人知れず奥歯をぎりと鳴らし、梶の頬を優しく撫でる。 そして不思議そうにこちらを見上げた梶に微笑みかけ、全ての苛立ちをないまぜにした甘い口付けを落とした。Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow hiz_tbDOODLE門梶 たかおみに赤リップを塗るゆ〜だいの話💄おねショタ風味になっちゃった 何気ない会話の途中の、ふと笑った瞬間。突然、僕の下唇に鋭い痛みが走った。「痛……ッ」 反射的に指先で痛みの元に触れると、そこにはうっすらと赤い血が付いていた。「どうした?」「唇切れちゃったみたいです」 最近乾燥してたからかな。口を動かす度にピリピリと傷口が痛む。我慢出来ない痛みではないにせよ、口を開くと思い出したように痛むのが煩わしい。一緒に話していた門倉さんの心配そうな問いに、僕は余り口を開けないように口ごもりながら答えた。「ほーん。見せてみ」「や、大丈夫ですよ。舐めときゃ治りますこんなの」 この程度、よくある事なんだし何でもない。必要以上に心配されるのも良くないと思った僕は、門倉さんの誘いを断り、まだ滲んでいるだろう血を手の甲で拭ってから、唇をペロリと舐める。まだちょっとだけ痛みは残るけど、とりあえずこれで水分は補給されたと思う。うん、口もさっきよりは動くようになっている。「アホか、そんな事したら余計酷なるわ。いいからこっち向きんさい」 でも門倉さんはそれじゃ納得出来なかったようで、僕の顎に手をかけて上を向かせる。 大丈夫だって言ったのに、とか僕に拒否権は無 1185 hiz_tbDOODLE門梶 桜の木の下には云々の話仄暗くて死ネタなのでご注意下さい! 1111 hiz_tbMOURNING #無言で途中放棄した作品をあげる見た人もやる出来立て門梶のゆ~だいがばくさんとお喋りする話 突然始まって突然終わる酔った勢いで……という訳ではない。 当然である。 何故なら、酒など一切飲んでいないのだから。 なのでこれまた当然の事ながら、昨晩自分が何をしたかも全てしっかり覚えている。 今現在横で寝息を立てている己の専属会員を散々喘がせ、泣かせ、弄くり倒した挙げ句に半ば意識を失うような形で眠りに就かせたという事を。 目線だけで横を見やると、シーツから覗く梶の首筋に幾つもの鬱血の跡が残っている。(……幾ら何でもこれはやりすぎと違うかワシ……) 賭郎会員とその専属立会人というお互いの立場を考えると誘いに乗るべきでは無かったと思う。 そもそも門倉自体、本来ならば梶のような子供に誘われた所でそれに乗るような男ではない。 ならば何故こんな事になったのか。 子供の懇願を無碍にするのが忍びなかった、或いは性欲が溜まっていてその捌け口が欲しかった……それらしい理由は幾つか思い浮かぶ。 だが、そんなものは言い訳にしかならない事を門倉は分かっていた。 何故かなどと簡単な事だ。 ただ単純に、梶に求められて嬉しかっただけ。 惚れた相手に求められて断る術を持たなかっただけなのだ。 しかし 2689 hiz_tbREHABILI広島組×梶の小話 R-18だけど気持ち良くなってるのはたかおみだけです! 2843 hiz_tbDOODLE2021年かどかじ書き初め!丑年といえば、なお話し。些か不穏「今年って丑年なんですね」 年が明けた日の昼間、何をするでもなくテレビを観ていた梶がポツリと呟いた。 その声に反応して、門倉もテレビの方へ顔を向ける。「あぁ……そうみたいやねぇ」 梶が観ているのはバラエティ番組の正月特番なのだろう。テレビ画面には、最近売れ出したばかりの芸人が今年の干支である牛の着ぐるみを着ておどけている姿が映っていた。 干支などさして気にした事も無い門倉は適当に返事をしたが、梶はとてもバラエティ番組を観ているとは思えない神妙な表情でテレビ画面を見つめている。 しかしその目に芸人の姿は写っておらず、門倉の声も届いてはいない。 今の梶が見ているのは、彼の脳裏に焼き付いて離れない……青銅製の雄牛の姿だった。 どれだけ経とうが忘れられない、忘れてはいけない記憶。自らが焼かれた熱、自らで火を着けた熱。 鳴けなくなった雄牛の中から引きずり出された、もう動かない筈の巨体が恨めしそうに此方を見る。 梶を見据えた巨体はゆっくりと口を開き、そしてーー「梶?」「……ッ!」 そこから発せられるであろう呪詛を聞く前に、梶の意識は門倉の声によって現実へ引き戻さ 1290 hiz_tbDOODLE前に書いた乳首に穴を開ける門倉さんと開けられる梶くんのはなしをふせったーから移動させたやつ R-18は添えてるだけ 1484