Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    し ゅ ~

    🐙🌟とか🎩🔥ばかり

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 8

    related works

    はじめ

    DOODLE面あた
    名前を呼べばすっ飛んで来る関係。

    あたるくんの「面堂のばっきゃろーっ」を受けて0.1秒ですっ飛んでくる面堂くんも、呼べばすぐに来るって分かってる確信犯なあたるくんも大好きです。
    恋より淡い 校庭の木々の葉はすっかり落ちて、いかにも「冬が来ました」という様相をしていた。重く沈んだ厚ぼったい雲は今にも雪が降り出しそうで、頬を撫でる空気はひどく冷たい。
     期末テストを終えたあとの終業式までを待つ期間というのは、すぐそこまでやってきている冬休みに気を取られ、心がそわそわして落ち着かなかった。
    「――なに見てるんだ?」
     教室の窓から校庭を見下ろしていると、後ろから声を掛けられた。振り向かなくても声で誰か分かった。べつに、と一言短く言ってあしらうも、あたるにのしかかるコースケは意に介さない。
    「…あ、面堂のやつじゃねえか」
     校庭の中央には見える面堂の姿を目敏く捉え、やたらと姿勢の良いぴんと伸びた清潔な背中を顎でしゃくる。誰と話してるんだ、などと独り言を呟きつつ、あたるの肩にのしかかるようにして窓の桟に手を掛けている。そのまま窓の外の方へと身を乗り出すので危なっかしいたらありゃしなかったが、落ちたら落ちたときだ。
    1680

    recommended works

    はじめ

    DONE面あた
    「どうせキスする勇気もないくせに」「僕がそんな腰抜けに見えるか?」
    一触即発の雰囲気でいちゃついて欲しい
    一触即発のキス「――どうして貴様がここにいるんだ?」
     開口一番、物騒な台詞。ようやく帰ってきたかと思えばそれかね。突き刺さる冷ややかな瞳を笑顔で受け流した。
    「だあってぇ、お呼ばれしたんだもん」
    「僕が呼んだのはお前じゃなくてラムさんだ!」
    「え~? でも招待状ここにあるよぉ?」
     面堂の目の前で封筒をちらつかせると、面白いようにその目に怒りが宿った。手にしていた漫画を閉じて、小脇に抱える。臨戦態勢。
    「ええい、大方お前が奪い取ったんだろう!」
    「いやいや、俺の机に置いてあったし。面堂くんったら大胆ね!」
    「違う違ぁう! 甘えた声を出すんじゃない、気色悪い!」
     降りかかってくる刀をひょいとよけ、笑えるほどふかふかのソファで寝返りを繰り返す。面堂の攻撃をかわしながら、テーブルに置かれたクッキーを器用に頬張ると、ドアのあたりで面堂の部下たちが拍手を寄越した。あたるに言わせればあほの集まりだが、こうして手放しに褒められると悪い気はしない。声援に応えながら、ひょいひょいと攻撃をかわす。
    1970

    はじめ

    DONE16面×大人あた
    翻弄したりされたりする二人が好きです。
    最初は遊ぶつもりだったけど、面堂くんがあまりにも真剣なので、後戻りできなくなったあたるくんとかいたら良いな。
    大人面には見せられない不安や繊細な心を、16面についうっかり見せちゃうあたるくん。
    答え合わせ 休日の朝、目が覚めたら隣で諸星あたるが寝ていた。
     それも少し大人になった姿で。
     そんなことって、ある?

     寝返りを打つたびに「ん」と掠れ気味の艶っぽい声がして、容赦なく面堂の鼓膜を刺激する。布団からちらちらと覗く首元に浮かぶ赤い痕の理由を理解出来ないほど面堂は子どもではなかった。
     ベッドはキングサイズはあるというのに、ちょうど中央で肩を寄せ合うようにして寝ている。すやすやと一定のリズムで刻まれる呼吸、上下する胸元。憎たらしいほど安らかな寝顔は、面堂が知っているあたるよりも、いくぶん年上に見えた。
     こいつは本当に諸星あたるなのか、はたまた他人の空似なのか。前者だとしても非常に最悪だが、後者だった場合、もっと最悪な気はした。行きずりの男とワンナイトだなんて破廉恥すぎる。せめてどうにか諸星あたるであってくれ、とおそらく金輪際願うことはないであろう不本意極まりない祈りを捧げる。
    3401