于禁と李典(と紫鸞)曹操へ依頼完了を伝えて城に来ていた
他に依頼もないと言うし街に降りて飯でも食べようかと歩いている時に一室から話し声が聞こえてくる
いつもなら特に気にせずに通り過ぎるが声の主は于禁と李典だとわかり足が止まった
あの二人は何を話すのだろうかと少し興味が湧き聞き耳を立てる
「最近于禁殿は楽しそうですね」
「どこをどう見てそう感じたんだ」
「学友…無名が来てからですよ、何かこう空気が変わったように感じます」
「空気、そのような事を言うのは貴殿だけだろう」
「そりゃあいつも見てますからね」
于禁がお茶を噴き出したようで李典も慌てて立ち上がったような音が聞こえる
「な、何を言っている」
「何って凄い人がそばにいるなら見ますよって話ですよ!」