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eatachurrosDONE柏さんにかっ攫われるお疲れの真の話誘拐事件東城会本部。 鋭い声と資料をめくる乾いた音、時折響く誰かの怒声と、それに伴う椅子の軋み。張り詰めた空気が満ちる中、真島は微かに眉を寄せていた。 目が痛む。表面的な痛みではなく、目の奥からじんじんと響くような鈍い痛み。眼精疲労と寝不足が原因だろうと分かってはいるが、どうにもならなかった。 このところ、仕事に追われて事務所に閉じこもりきりだ。長らく世話になっている恋人の家にも、随分と戻っていない。そんな折に、よりによっての定期集会。多少の目の違和感には慣れてはいるが、今日は殊更にきつい。 「……の資料なんですけど。あれ、叔父貴?」 集会が終わるや否や、迎えに来た西田が早速仕事の話を持ち掛けてきた。しかし、真島はその声を聞き取ることも辛く、誤魔化すようにやかましいと軽く一蹴する。 2337 eatachurrosDONE柏と真の喧嘩の話ある日の喧嘩夕暮れ時、薄いオレンジ色の光が窓の隙間から差し込み、部屋の隅々に淡い影を落としている。静かで穏やかなはずの景色なのに、この部屋だけはまるで違った。 空気はピリピリと張り詰め、肌に刺さるような冷たさが漂っている。 「いい加減にしろ。」 低く、落ち着いた柏木の声が静寂を切り裂く。 その一言が、空気の張り詰めた糸をさらにきつく締め上げた。静かだからこそ、その声は余計に真島の胸の奥に響く。思わず眉をひそめ、拳をぎゅっと握りしめた。 確かに今日は少し無茶をした。大勢に相手の喧嘩を買い、勢い任せに突っ込んだ結果、腕には粗末に巻いた包帯からじわりと血が滲んでいる。 こんなの大したことじゃない。痛みなんて、慣れっこだ。そう言ってるのに。心の奥でモヤモヤが膨らんでいく。 2924 eatachurrosDONEマスター柏とバーテンダー真の話ごっこ遊び休日の午後。曇り空の隙間から柔らかい光が差し込み、二人きりの部屋に穏やかな時間が流れていた。キッチンカウンターには、磨き上げられたシェイカーやカラフルなボトルが並び、まるで2人だけの小さなバーを演出している。 真島は柏木のクローゼットから勝手に持ち出したシャツを羽織り、袖を無造作にまくっていた。肩幅に対して少し大きめのシャツが、腰のあたりでふわりと揺れる。その無防備な姿が、妙に色っぽい。 シェイカーを手に取り、軽快なリズムでボトルを並べる真島の横顔を、柏木はカウンター越しに静かに眺めていた。 「さて、今日はおまかせでええんやったな。お客さん」 いつも通りの軽口。だが、手付きは真剣そのものだ。 ジン、リレブラン、ホワイトキュラソー、レモンジュース、そしてアブサンをほんの一滴。透明な液体がシェイカーへと流れ込むたびに、柑橘とハーブの香りがふわりと漂う。氷を入れてシェイクを始めると、シャカシャカと氷が奏でる音が心地よく響いた。 1686 eatachurrosDONEリビングでイチャつく酔っ払い?な柏と真の話ご機嫌夜も更けたリビング。テレビもつけず、ふたりはただ隣り合って、晩酌と称して長らくソファに腰を下ろしていた。 ご機嫌な様子の真島が、新たに缶を手に取ろうとするも、その指先に柏木の手がそっと重ねられる。 「......?」 「そろそろ顔が赤い」 「なんや、夜はこれからやろ」 気の抜けた声を返しながらも、柏木の指が自分の手を包んだままでいるのが、妙に嬉しくて仕方がなかった。振り払うこともできず、ただ視線を逸らしかけた。その時ーーー 「吾朗」 呼び名とともに、そっと顎に指が添えられる。 「...っ、まっ」 抗議の声を上げる間もなく、顎をぐいと引かれ、唇が深く重なった。 「……っ、ふ、ぁ……」 一瞬の強引さに、胸がきゅうと鳴る。 912 eatachurrosDONEエネマグラで真をお仕置する柏さんの話🔐18↑y/n 2438 eatachurrosDONE寝ぼけた真が柏さんに甘えた夜の話もう寝るとしようリビングの照明はすでに落ち、寝室にも深い静けさが漂っている。 ベッドの上で、柏木は仰向けのまま目を閉じていた。 眠気はとうに遠のいている。 昼間の会議で張り詰めていた神経がまだ身体の奥に残っていて、ただ隣の穏やかな寝息をぼんやりと聞いていた。 ふと、気配が揺れる。 掛け布団がかすかにずれて、ふわりと温もりが近づいてきた。 寝返りかと思った、その瞬間── 「……ん……」 小さく喉を鳴らす声。 「起きたのか」 珍しく先に寝落ちていた恋人が、すり寄るように近づいてきていた。 ふわりと乱れた髪が柏木の頬に触れ、ひんやりとした指先が胸元を探るように伸びてくる。 「……柏木、さ…ん…」 「どうした」 寝ぼけているのか、掠れた小さな声。 1018 1