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    はずみ

    供養
    勝デク、出勝、同軸リバ、女体化、女攻め、ブロマンスなどが好き
    載せられる範囲のものはこちらに載せてます
    好みが合えばうれしいです

    使用タグメモ📝
    勝デ、勝デ♀、勝♀出♂
    出勝、出勝♀、出♀勝♂
    ブロマンス(勝+出)
    リバ(勝出勝)

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    はずみ

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    年の差がある幼なじみ出勝♀
    勝♀に翻弄されてる出が書きたくてワンシーンだけ書きました。

    ※くっついてない出勝♀
    ※おでかけ中に軽い言い合いになって、一度離席した勝♀が戻ってきたら出が一人でクレープ食べてた回。
    ※6歳差で勝♀が年上。

    #出勝♀

    可愛い意地悪を許せ 手洗い場でリップを直して戻ると、見慣れた顔が見慣れない表情を浮かべ、一人公園のベンチでクレープを貪り食っていた。
    「なに一人で先に食ってんだてめェ」
    「いいだろ別に」
     普段の甘ったれぶりはどこへやら、硬い声で返される。何やらぶすくれている幼なじみは勝己と目線すら合わせず、クレープをもりもりと食べ続けた。断面から察するに、具はツナマヨである。
    「それ、半分こしたかったんじゃねーの?」
     クレープを指して問うと、出久の声のトーンがさらに下がる。
    「しない」
    「なんで?」
    「…僕ら、恋人じゃないし」
     勝己はちょっと驚いた。
     出久にしては珍しく変な拗ね方をしている。普段は嫌になるほど真っ直ぐだから、「拗ねる」ことそれ自体が不慣れなのだろう。
     勝己の中で「面倒臭い」と「いじらしい」がぶつかり合い、僅差で後者が勝った。
     出久の隣に座り、耳元に口を寄せる。
    「おまえがしてぇなら、付き合ってやらんこともない」
     くきゅん、と出久の喉が鳴る。きちんと咀嚼する前に飲み込んでしまったのだろう。耳元がじわじわと赤くなるのは、息苦しいからか、照れているからか。その両方かもしれない。
     勝己の一挙一動でここまで乱れるなら、まあ悪い気はしなかった。
    「どーすんの?」
     俯いた顔を覗き込むと、じんわりとした涙目が悔しげに勝己を睨んだ。
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    はずみ

    MOURNINGモブ(になって幼なじみを観測する)夢
    🧨が推しのモブ女子高生が🧨にダル絡みして勝手に惚気砲を食らう話です

    ※リバの幼なじみが結婚している時空
    ※出は不在です
    ※平時なら普通に会話してくれるくらい丸くなった🧨がいます
    推しと惚気と幸せの元と 推しが結婚した。
     というかしていた。
     既婚者だった。
     隠していたわけではないが、公にする理由もなかったので、なるように任せていたらしい。妙なところがドライというか、大雑把である。
    「ダイナマって全然惚気んよね」
    「ア?」
    「結婚してたんでしょ?」
     デクと。
     卒業してすぐ。
     惚気てくれていたら、もっと早く気付いていたかもしれないのに。
    「あたしすぐ惚気ちゃうから、我慢できるのすごいなって」
     パトロール中たまたま見つけた推しへダル絡みしながらドリンクを飲む。推しはぎゅっと唇を捻じ曲げ、ガードレールに尻を預けた。
    「コス汚れるよ」
    「働いたら汚れるモンなんだよ」
    「や、いまは違うっしょ」
     先ほどまでは確かにパトロールをしていたかもしれないが、今は名もない女子高生に絡まれているだけである。どう考えても勤務外、良くてファンサの一環だろう。ヒーローの働きとは違うように思えた。
    1215

    はずみ

    MOURNING再掲+手直し。
    幼稚園時代、個性発現前の幼なじみがお絵描きをする話。
    フィーリングです。
    わたしのえ 真っ白い画用紙に、みっちりとたくさんの人が並ぶ。
     だが、出久はまだまだ人を描き足して行くつもりらしい。脇目も振らず、せっせとクレヨンを走らせている。
     勝己は心底ゲンナリした。クレヨンを強く握っているせいで包装紙がよれてしまい、出久の爪先には色取り取りの顔料がこびりついている。これではキラキラの『キレイにおかたづけできた』シールは貰えない。
     諦めて、もう一度描かれた絵を見る。頭にお団子をつけているのは出久の母──おばさんで、隣にある電話の子機は、きっと海外出張中の父──おじさんだ。
     勝己だってもうほとんど覚えていないけれど、父親なのだから、せめて人の姿で描いてやれと思った。
     哀れなおじさんの隣には、ウニのような頭の子供が並ぶ。おそらく自分だ。ウニ頭の背後にはメガネをかけたシャツ姿の男と、少し毛足の長いウニ頭が、スカートを履いて並んでいた。順当にいけば、こちらは勝己の両親だろう。おばさんの方には、園の先生や同じ組の子供が並ぶ。その背後には、全てを守るように大きく描かれたオールマイト。彼も例の如く歯を輝かせている。
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