君去りし後Bパート宴にて生き残ったのがマイな場合、きっとケイジさんならこうすると思った妄想です。
トップクラスに重要なネタバレに触れてるので、Bパート完走後に読むようにお願いします🙇♀️
力を失った彼女のその華奢な身体を抱きかかえて、かつて仲間だった男の傍らに置いた。
その巨体にもたれかかるように。
そして、彼女の手を持ち上げると、ダラリと地に落ちている彼の手のひらに乗せる。
2人とも、すっかり無機物特有の固い身体になってしまったから、もう指先の1本も曲げられなくて、繋ぎ合わせることは出来ないけど・・・。
彼女の顔が微笑んだように見えたのは、気のせいだろうか?
「君には、いっぱい助けてもらったねー・・・ありがと。
全部終わったら必ず生き返らせるから・・・それまで悪いけど、ソイツのこと、よろしくねー・・・。」
ソイツはオレ達と同じ時を過ごしたアイツじゃないけど・・・。
ソイツもアイツと同じ心を持っていたし、カッコつけて逝ったけど、アイツも裏で絶対寂しかってるだろうから、さー・・・。
・・・うん、君みたいな強くて優しい子なら、彼のこと、任せられるよ。
全く・・・あんな筋肉ゴリラには勿体無いほど、君はいい女、だねー。
・・・でも、君の男を見る目に間違いはないよ。
それだけは、絶対に保証出来る。
「ケイジさん、そろそろ行かないといけないみたいです・・・。」
ああごめん、そろそろ行かないといけないみたいだ。
君達が命をかけて会わせてくれた、オレの大事な相棒が呼んでる。
オレの大事な仲間達が、オレを待ってる。
だから・・・じゃあね。
オレ達は君達をここに置いていくけど、せめて・・・どうかせめて、ゆっくり休んで・・・ね。
ー終ー