「おはよ〜。お、いいにおい」
「お早くありませんよ、モクマさん。これ以上寝ていたら起こしに行くところでした。お休みとはいえ少しばかり気を抜きすぎではないですか?」
「ごめんごめん。新しいベッドの寝心地がいいのなんのでつい二度寝三度寝をね〜」
「まったく。もしあなたがお休みになっている間に私がどこぞの輩に襲われでもしたらどうするおつもりです?」
「その時はどんな爆睡してても起きるから大丈夫。ちゃんと悲鳴あげてね」
「下衆ですねェ…まあ、ここの防犯は完璧ですからそういった心配は必要ないのですが……」
「だよね。チェズレイ印のセーフハウスだもん。ここでは守り手さんもお役御免ってコトで」
「全く調子のいい……、と、焼けましたね」
1950