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    さそりまる

    @sasorinored

    腐 小説落書きやらまとめやら叡智なやつ

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    さそりまる

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    幼な hndr

    冗談酷く不愉快な事件の後、おぶったまどかをそおっとベットに下ろす。
    まどかは、誠一の背中が離れたことに気づき、目を開けた。
    「ん、起きたんか」
    ぼんやりとした視界と裏腹に、はっきりと聞こえる声。
    誠一は「なんか食べるか?」と優しく語りかる。意識がハッキリとしてくると、先の事件が脳裏に浮かぶ。愚かな犯人。見るに絶えない人間の愚かさ。
    お腹はすいているけれど、今は何も考えていたくない。

    「いいや。寝る」
    まどかは、そう簡単に言ってみせた。
    「......」
    誠一が怪訝な顔をする。やっぱり誠一にはバレるか。
    「誠一も一緒に寝る?」
    そう軽口を叩いてみる。
    「......あー、まぁ悪くないかもな」
    意外にも誠一がノってきた。にやりといたずらっぽい顔をしてなんだかムカつく。
    「えぇ...冗談なんだけど」

    「それを言うたら俺もやな」
    きょうの誠一はとことん意外だ。余裕そうで、僕のことなんでもわかってますー、みたいな反応をしてきて面白くない。
    「はぁ、飽きた。よくわからない冗談言うもんじゃないね。僕は寝る」
    「さよか」
    でも、誠一には絶対いってやんないけど、少しだけ安心したような気がする。まぁ、それもお見通しなのかもしれない。だから誠一はズルい。
    「恵美、おやすみ」
    温かい声、優しげな表情で誠一は言う。目を閉じれば、まどかは深い夢の海に沈んだ。
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