作るでござる!朝の光が差し込むキッチン。
エプロン姿のウシミツが、まな板の前に立っていた。
🐮「……ふふっ、殿のために……今日は拙者が朝食を作るでござる!」
しかしその姿を見たシンヤは、側でヒヤヒヤしていた。
🐮「ええと、にんじんは…細切りでござるな?」
🐺「お、おいウシミツ。にんじんは滑りやすいから、猫の手な」
🐮「猫の手……? にゃん……!」
🐺「いや、声に出さなくていい」
なんとかにんじんを切り終えたと思ったら、次は卵。ひとつ持ち上げ―
🐮「修行の成果を見せるでござる!えい!」
卵を宙へ投げヘラを構えたが着地がずれ卵はまな板へグシャ
🐺「普通に割れ!」
🐮「あああ!……ごめんなさいでござる……!」
🐺「もう見てらんねぇ…俺が代わる。な?」
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