三人仲良しであれ①茨負け
「七種くんがわたしのこと褒めてくれてたって漣くんに聞いたよ」
「ジュンがそんなことを?あっはっは、心当たりがありすぎてどれのことだか!美しいあんずさんへの褒め言葉など息するように出てきてしまいますので!」
「あ、なんかそういうのじゃないっすよ、ガチのやつガチのやつ」
「ガチのやつ」
「ジュ〜ン?」
②あんず負け
「でもあんずさんもこの前茨のこと褒めてましたよね」
「うん?それこそ心当たりたくさんあるけど……」
「ほらこの間トラブル対応で駆け回ってる茨のことカッコ良いって」
「ア」
「へ〜え?あんずさんにそのように思っていただけるなんて自分天にも昇る心地です!」
「いや、うん、言った、言ったけど〜……」
「あんたもガチのやつじゃねえっすか」
③ジュン負け
「……漣くんも七種くんに触発されてレッスン延長したりトレーニング増やしたりしてるよね〜」
「うわ仕返しされるんですかこれ?」
「ジュンもあんずさんと仕事してるときキラキラしてるって殿下に言われて喜んでましたよね」
「うわ〜〜〜茨もかよ、別にそれ喜んでねえっすから!」
「それはわたしの方が喜んじゃった」
「あんたが喜ぶんすか……まあいいですけど……」
「楽しいんですもんね〜?」
「GODDAMN!茨あとで覚えとけよ」