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    ちょこ

    主に企画参加の交流小説、絵など投稿してます
    よその子さん多め

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    ちょこ

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    エガキナ

    よその子さんお借りしてます

    外は晴れており絶好の散歩日和のなか、琥珀はパソコンの前で必死に原稿を進めていた。ここ連日の没討伐で中々原稿する時間が無く、今日で二日寝ていない。いつも整頓されている机の上には空のドリンクや紙くずが散らばっていた。ここ二日まともなご飯すら食べてなかったが、それすら惜しい。いつも以上に手を動かしているとインターホンがなった。誰か来たのか分からず、琥珀はボサボサの髪を軽く整えてドアの覗き穴から見る。見えた相手にいささか驚いて扉を開けた。
    「琥珀先生、すみません突然」
    「え、遼貴なんで……。あ、ごめん今原稿が片付かなくて風呂もまともに入ってないから臭う」
    そこには遼貴がなにやらレジ袋を持って来ていた。彼は高校生のニジゲンで何度か没討伐で一緒になったことがあった。たまに家に呼んでご飯を一緒に食べたことがあった、その縁で何度か彼は家に遊びに来たことがある。
    「原稿修羅場な琥珀先生に甘いものでもと思いまして」
    「……甘いもの」
    その時琥珀の腹から音が鳴った、ドリンクしか飲んでいなかった胃では耐えきれなかったのだろう。音が鳴ったことに少し照れくさそうにする琥珀。遼貴のつくる甘いお菓子は美味しく、琥珀も好きだった。レジ袋の中身からして琥珀のキッチンを借りて作るのだろう、つまり出来たてが食べれる。そうそう想像しただけでまたお腹の虫が鳴った。それで遼貴は笑いつつ琥珀の玄関に入った。
    「カップケーキなら出来るので」
    「……あ、あー……遼貴。お願いがあるけど……」
    「なんですか?」
    「……カップケーキつくるなら、うさぎみたいな感じの……作れるか」
    遼貴は琥珀がうさぎが好きなのを知っていた、恥ずかしそうに言った琥珀に遼貴は笑って任せてください、と言ってキッチンへ行く。琥珀は恥ずかしさで熱くなった頬を触りつつ、気分を変えるために、そして臭いが気になるままで遼貴には悪いと思い浴室へと向かった。
    二日ぶりの風呂から上がるといい匂いがしてきてそっとキッチンを覗いた、丁度生地が焼けておりデコレーションをしていた。琥珀に気づいた遼貴は側までやってきた。
    「あぁ琥珀先生、もう出来ますよ」
    「遼貴すごいな……お菓子作り習おうかな」
    琥珀は笑って言うと椅子に座った。しばらくすると遼貴が皿にカップケーキを盛って持ってきてくれた。そのカップケーキをみて琥珀は思わず固まった。
    それは白うさぎと茶色いうさぎのカップケーキだった、耳は縦長のビスケット、クリームで顔面、チョコペンで顔を可愛く書かれていた。白うさぎは生クリーム、茶色いうさぎはチョコレートクリームだろう。お店で売られてもおかしくない出来、そしてその可愛さに固まった琥珀の横で心配そうに声をかける遼貴。
    「あのー……琥珀先生?」
    「……どうしよう、可愛くてもったいないな……でも作ってくれたし……あ、スマホ……ちょっと取ってくる」
    慌ててリビングを出た琥珀をみて笑う遼貴、いつも落ち着いている琥珀が好きな物の前ではあそこまでなる事がどこか新鮮なのだ。数分後、スマホを持ってきた琥珀は思う存分に撮ってから少し食べるのに躊躇しつつ、ゆっくりと食べ始めた。
    「……美味しい……胃にしみる……」
    「それは良かったです」
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    ちょこ

    DONEダミアさんお誕生日小説
    ダミアさんお借りしました!お誕生日おめでとうございます!
    モンブラン「ダミア、お誕生日おめでとうございます」
    「おー! ありがとな!」
     レイフが借りている拠点と言っていい住まいにダミアを呼び、目の前にケーキを出す。ダミアと前もって連絡を取っていたため、こうして呼べたのだ。ケーキはレイフの手作りだ。本当なら、料理も出そうかと言ったのだが、間髪入れずに断られてしまった。今度こそ上手く作れるような気がしたのにな、とレイフは残念そうに思いながらも、ダミアを見た。
    「このケーキ……モンブランか?」
    「そうです、アマロンを使ってます」
    「へー! 王様って呼ばれてるやつじゃん!」
     ダミアは感心したようにケーキを眺めた。アマロン、様々な栗の中で特段に甘い栗の事だ。身も大きいのだが、育てるのが難しく、しかも、大きく育てようと魔力を使うと、すぐに枯れるという性質を持っていた。なので、完全な手作業、時間をかけてゆっくりと育てる。そのため、栗の中の王様、という意味で【アマロン】と呼ばれるのだ。一粒だけでも驚くほどの高額で取引される。その高額さに、一時期偽物のアマロンが出回るほどだった。偽物のアマロンと区別を測るための道具すら開発されるほどに。
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