Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    endoumemoP

    @endoumemoP

    @endoumemoP

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 🍝 🍙 🍓 🍣
    POIPOI 122

    endoumemoP

    ☆quiet follow

    華村さんのサイスタ2Dモーションが良すぎたので勢いで書いたやつ

    蝶の華の「ーープロデューサーちゃん?」
     仕事の説明をする声が途切れたプロデューサーに華村翔真が呼びかけると、彼ははっとなって「すみません」と頭を下げる。
    「珍しいじゃないの。どうしたの?」
    「いえーーその、」
     恥ずかしげに伏せられた目が翔真に向けられる。瞳は顔ではなくその脇、頬に添えた手へと向けられていた。
    「お話しされている間の手が、綺麗だと思って見ていました……」
    「――」
    「すみません……話を戻しますね」
     慌てたように資料を繰り、プロデューサーは話の続きに戻る。

     仕事の打ち合わせをする間、華村翔真の五指はひらりと揺れては彼の頬に添えられる。翔真にとってはただの癖だとしても、優美そのものの動きはプロデューサーの目を奪うには充分だった。
    「当面のスケジュールは分かったわ。忙しいことは良いことじゃないか」
     微笑みは花の綻びを思わせる。きめの細かい膚には彼の長年の努力が滲み、この美しさは315プロを見渡しても彼にしかないものだ。
    「でも、お肌のケアをする時間は確保できるようにして頂戴な」
    「もちろんオフの時間も確保します」
     大きくうなずけば翔真の金髪も柔らかくうねり、事務所の窓から差し込む陽を浴びて麗しい。
     微笑む姿に見惚れる気持ちを抱きながら、眩しい思いでプロデューサーは翔真と打ち合わせを続けるのだった。

    Tap to full screen .Repost is prohibited
    💞💞💞
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works