Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    だるま

    フィガロ受けがすきです

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 8

    だるま

    ☆quiet follow

    #ミチフィガ

    Tap to full screen (size:2894x4093).Repost is prohibited
    💴💖💖💖🌋🌋🌋🌋😭🙏👏👏💴💴😭👏💖🌋🌋💘🌋🌋💘💘💘❤❤💖😭😭💖👏🙏😭💖👏😭💖💖💖💖💖💖💖💖💖💖💯💘💘💘💘💘💘💘💘💘💘💖
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    mninnmnninm

    MOURNING去年書いたミチフィガ
    ミチルが成人してる
    まだ厄災と戦ってる
    魔法舎の裏手にある庭園のベンチで二人、静かに並んで座っている。風がすこし肌寒く感じはじめる季節になった。
    ミチルはそっと、フィガロの手を握った。
    存在を確かめるように優しく、それでいて何かを求めるように力を込めて指を絡ませた。
    フィガロは絡んだ指先にほんの僅かに身じろいだだけで指先はそれ以上動かなかった。どうすればいいのか分からなかったのだ。
    握り返してはくれないんですね、とミチルがぽつりと呟いた。その横顔を盗み見ようと顔をあげると悲しそうに寂しそうにこちらを見つめる瞳と目が合った。しかし言葉は続かなかった。お互いに探るような瞳で見つめあったまま不思議で静かな時間が流れた。
    フィガロは柳色の綺麗な瞳を見つめながら考える。彼は欲しいと言えばくれるのだろうか。願えば叶えてくれるのだろうか。薄い皮のすぐ内側で、ひりつくほど欲しているくせに何も出来ないでいる。彼のことも自分のことさえも信じられないでいる。力があって人望もあって権力もあってこんなにも強いのに愛の前ではこんなにも無力で不確かで曖昧で、弱い。本当に握り返してもいいのかと往生際悪く戸惑っている。ふと、彼の瞳に映る自身が欲を含んでいる表 799