真央りんか☆quiet followDOODLER18 神ミキ 神が足を持ち上げるなら 18↑? Age verification Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow 真央りんかDOODLEノスクラ 髪に触る話 ストレートヘアが好みだった。 なんとなく好もしく感じていたところから、大人になるにつれ具体性を持った。 結った髪が解かれて、流れるように落ちるのが良い。 指の間を滑らかに通っていくのが良い。 楽しむためなのだから、好みであるに越したことはない。 ある春の夜に、迎えたばかりの血族を葬った。 灰にならず、目を覚まさない、その体を棺に納めた。 放浪を経た襤褸のままだが、彼の旅路の末には相応しいと思った。 せめてもの、と思い、一度地に伏して汚れた顔を手で拭う。吸血鬼の滑らかな肌だ。 伸びきった髪が顔にかかるのを、そっと脇に寄せる。 血と脂と泥にごわつく癖毛の感触が、手袋越しに伝わった。 棺は凍らせて封じた。 1164 真央りんかDOODLE神ミキ。神ミキ要素薄いです。神先生は直接出ません。仕事したかったミの年越し。 年明けは群衆の歓声と共に迎えた。 三木カナエは明け方近くまで続いた年越しカウントダウンイベントで、観客誘導の仕事を終えると、詰め所に戻ってさっさと警備員服を着替えた。スマホをチェックすると、あちこちから新年の挨拶が入っていた。親しい人たちにだけ目を通しては頬を緩ませ、簡単に挨拶を返しておいた。 改めて外に出ると、まだ暗い時間帯だ。電車はとっくに動いているが、帰る前に少し休みたい。三木は目星をつけておいた銭湯に向かった。 新年の朝風呂目当ての客は、それなりに多かった。常連だけではなく、三木のように仕事を含めて、年越しイベント終わりの者もいるようだ。 初風呂は広い浴槽で足を伸ばせて、気分の良いものとなった。洗面器やシャワーで湯を浴びるだけでは追いやれなかった、体の芯の冷えがようやく溶けていく。混み具合の割りに、三木の周囲だけ距離を置かれているような気がするのは、全身の傷痕のせいかもしれない。しっかりぬくもった後、長く息を吐いてから、三木は風呂からあがった。 2137 真央りんかDOODLE神ミキ。畏怖クラサービスデー明けにふらっとやってきたミ。本音を言うのが特別サービス 神在月シンジの夜は遅い。夜が明ける前には寝た方がいいと思っていても、冬至が近い今の時期は、日の出が遅いのでついのんびりしてしまう。配信サイトを開いて、数回分溜めてあった今期のアニメの一作に最新話まで追いついたところで、スマホに通知が来た。 三木からだ。神在月がだいたい起きているのを知っているとはいえ、こんな時間帯には珍しい。 『起きてる?』 『うん』とうなずく女の子のスタンプを返す。返した速さで、問題ないのは伝わったのだろう。 今から来るというやりとりに歓迎を示して、その場は連絡を終えた。 ほどなく現れた三木は、疲れた様子ではあったが機嫌は良さそうだった。 「なんかあった?」 「ん、用があったわけじゃないけど」 2396 真央りんかDOODLEミキクラ。便モ三。三木欠席。ノス出席。ほのぼの。匂わせエッチ。 吉田の家で、ちょっと早いんじゃないかというタイミングで出されたコタツに、顔を突きあわせる成人男性三人。 普段なら隣人同士いわゆる便利モブ三人衆で揃うその内訳は、今夜は少し異なっていた。吉田の右側はクラージィ。そして左側には三木…ではなく、ノースディン。 今夜はクラージィの呼びかけによる集まりだった。三木は仕事で欠席どころか呼ばれてもいない。更には今日のことは三木に秘密だと、前もって言われてあった。つまりは、彼に聞かせたくない話なのか。 恋人同士である三木とクラージィは、付き合いはじめてからスタートダッシュと言えるような時期は過ぎていた。吉田から深く聞きはしないが、順調に進展していると窺える。以前と変わらず吉田の家で三人で過ごす時間は多いので、二人の仲睦まじさは充分知っていた。 2191 真央りんかDOODLEノスクラ。クラ家に初お泊り。 天気予報は見ていた。それでもクラージィ宅の訪問を決めたのはノースディンで、部屋で過ごす他愛ない時間を引き伸ばしていたのはクラージィだった。夜明けが近くなってきている。 雨が降り始めたのは二人ともわかっていた。ノースディンは慌てる様子を見せたつもりはなかったが、クラージィは、窓外をさりげなく気にしつつ、新たな話の接ぎ穂を示して、帰宅を促すことはなかった。その仕草に、胸の内は穏やかなもので満ち、ノースディンは知らぬふりでクラージィとの時間に浸る。 唐突に、ざっ、と音がした。雨音だ。 思わず二人で窓に顔を向ける。どうどうという音の響きにクラージィが窓の外を見に行き、ノースディンも彼と並んで覗いてみた。 6355 真央りんかDOODLEノスクラ。棺桶でしか眠れないノス ノースディンと体を重ねること数度、クラージィは疑問に思うことがあった。 ノースディンの屋敷のノースディンの寝室のベッドで睦みあう。体力はあるはずだが、今の体質のせいか、終わるとクラージィはほどなく寝てしまう。事後にうとうとしてそのままもあれば、どうにかシャワーで体を清めてからベッドに戻りバタリ、という朝もあった。 そのどちらででも、日が落ちて目を覚ませば、クラージィ用の部屋のベッドにいる。恋仲となる以前の、友として泊りに来ていた頃と変わらない。 寝落ちてしまった日でも目を覚ました時には体を清められていて、クラージィが寝ぼけて自分で歩いたのではなく、ノースディンによって為されたことが察せられる。そのことで礼を述べた時には、ノースディンは「ああ」と素っ気なく受け入れていた。やはり知らぬうちに世話をされてるようだ。 1854