「月ちゃーん」
「はい?」
「一緒に入らへん?」
仕方ないですね、と言いながら大急ぎで服を脱いで浴室のガラス戸を開ける。
緊張を悟られないように顔を洗う。温まってピンク色の日光の乳首を見ていると、それだけで勃起してしまいそうになる。
「布団敷いとくから、ゆっくり入って」
「あ、ハイ」
「開いてる部屋あるから。別々の方がええやろ
「え、どういうことですか」
「どういうって……。寝る時は一人の方が落ち着くやろ。使ってない布団あるし」
一緒のベッドでいいですよ、といも言えず、体を洗う。シトラス系の爽やかな香りのボディーシャンプーだ。どこのメーカーだろうか。
「……」
湯船から上がる際にチラリと見た日光の、立派な一物に生唾を飲み込んだ。
パジャマを借りて、別室に敷かれた布団に横になる。
(寝れない……)
一緒に風呂にまで誘っておきながら、なぜ別室なのか。
誘っているのではないのか。
帰れとは言われなかった。風呂で見た裸を思い出して、股間が熱くなる。
「……」