RPGパロ86プレ〜取り戻せ!清き青の世界〜第4話「銀の泉の主」銀の泉の水を手に入れる為天鬼のトリデへ訪れた86プレ。二手にわかれ、アタリ、零夜、プレイヤーの行った先に銀の泉があったのだが……
主「グオオオオオオ!!!!!!」
プレ「あ、あれが、銀の泉の主……」
10「零夜、プレイヤー!油断するなよ!」
08「わかっている」
プレ「支援するわ!やっちゃいなさい!2人共!」
10「任せろっ!」
先手でアタリが自慢の足で走り、
10「おりゃあっ!!」
剣を振り下ろすと泉の主の腕を切り落とす……が。
10「えぇっ!?」
08「再生した……!?」
プレ「体も水でできてるってこと……!?弱点を早く見つけないと!」
泉の主は元に戻った腕でアタリを捕まえ、その手の中に閉じ込めてしまう。
10「っ!?」
プレ「アタリ!!」
08「いけないっ……!ストーム!!」
零夜が放った風魔法でまた腕が切り落とされ、アタリは何とか解放される。
10「げほっ!げほっ!さんきゅー、助かった……」
08「体が何度も再生するのなら、あの目を見えなくするのはどうかな」
10「なるほどな!零夜、頼むぜ!」
08「あぁ」
プレ「カイ石!」
10「! 回復か!ありがとな、プレイヤー!」
プレ「存分に暴れてきなさい!」
10「おうっ、行くぜっ!」
一方その頃。上へ向かったマルコスとサーティーンは……
55「……静か、だね」
13「昔は誰か住んでたみたいだが……さて、どうなったのやら」
55「ん……?」
13「そろそろ相棒達のとこ戻ろうぜぃ、泉どころか何も無さそうだ」
55「……」
13「おい、聞いて」
55「ちょっと待ってて」
13「は?おい何して」
55「はっ!……っとと」
13「お前……跳躍までできるのかよ……」
55「君ほどじゃないけどね〜。……これは……見た事ない草だな。大事に育てられてた痕があるところを見ると……もしかしたら、薬草かも」
13「早く行くぞ〜」
55「うん!……よっ!……っと」
13「その草何に使うんだ?」
55「もしかしたら使えるかもしれないでしょ」
───────グオオオオオオ……
二人「!」
55「まさかっ……!!」
13「行くぞ!」
55「うんっ!」
10「うわっ!!ぐっ……!!」
プレ「アタリ!!」
08「はぁ、はぁ……」
プレ「っ、ヒーリング!(まずい……!もうこれで回復魔法は最後……!!)」
主「グオオオオオオ!」
プレ「!? きゃあっ!!」
10「プレイヤー!!」
プレ「ごぽっ……!!っ……!!」
08「っ、くっ……!(魔力が、もう……制限のある体は厄介だな……っ)」
10「今助けっ……!!」
瞬間、もう片方の手でアタリも掴まれ、水の中に閉じ込められてしまう。
10「っ!?」
08「アタリ!プレイヤー!っ……!!」
13「そおーーーーいッ!!」
55「やぁっ!!」
主「!!」
プレ「はっ……!!げほっげほっ!!」
10「けほっけほっ……!マルコス、サーティーン……!」
13「ヒーロー登場ってな」
55「アタリ、プレイヤー!平気!?」
プレ「えぇ……でも、私も零夜ももう魔力が……」
13「後は任せな。アタリくん、まだ動けるか!」
10「おうっ……!」
55「!? さっきサーティーンが切り落とした腕が……そっか、体が水だから何度でも再生できるんだ……!」
主「グオオオオオオ!!」
13「俺様とアタリくんで腕を切り落とす!その隙にお前が何とかしろ!」
55「わかってる!」
プレ「……! 雷の魔石を使って!そいつは雷に弱いはずよ!!」
55「! がってんしょうち!」
10「おりゃあーッ!!」
13「堕天の一撃ッ、くらいなァッ!!」
主の「グオオオオオオッ……!!」
55「今だ!ライ石ッ!!」
バリバリバリッ!!
主「グオオオオオオッ!!!!」
55「ダメだ、これだけじゃ……!」
08「避けろ!」
3人「!」
08「ライデンッ!!」
バチバチバチッ!!
主「グオオオオオオ───────ッ!!」
零夜の魔法をくらった泉の主は、溶けるようにして消えていった。
プレ「……やった、の…………?」
08「敵性反応の消失を確認……戦闘は終了したようだ」
10「や、った……」
13「ふぃー……なんとかなったか」
55「危なかったね〜。ガラスのツボは無事?」
10「おう!」
08「では、水をくもうか」
パシャ……
プレ「これで泉の水はゲットね!」
10「強かったなー!まだドキドキしてるぜ……」
13「疲れたわァ……これから山降りるのとかだりぃし、泊まっていこうぜ」
55「そうだね。僕も疲れた〜」
08「……エイワズ、もう少し頑張れるかい」
こうして86プレは、銀の泉の水をゲットした───────