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    rikamaraGG

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    カイソル初夜 展開が今の自分と解釈違いになったので供養

    #カイソル
    chi-sol

    とくになし 肌触りの良すぎるバスタオルはなんだかこれからする行為に似合わず使うことが躊躇われた。しかしそんなものはソルの感傷でしかない、白い布は身体の上を滑らせるとすぐに水を吸って重くなっていく。
     空っぽの腹が気持ち悪い。長い髪から垂れる水滴を拭いながら小さく呻いた。浴室のドアを開けそのまま寝室へ向かう。床に脱ぎ捨てたはずの服は何処かへ消えている。
     カイはベッドの上で待っていた。ラフな格好に着替え髪は一つにまとめている。間接照明の明かりの下で見るその顔はどこか別人のように見えて、だがこちらを見つめる青い目は確かにカイのものだった。
    「顔色が悪いように見えるが」
    「…ケツの中に何度も水を突っ込めばこうもなるだろうが」
     洗浄と言えば何でもないがソルには一種の拷問に感じられた。ユニットバスの中で苦悶した時間を思い出し顔を顰める。
    「それは悪いことを言った。すまないな、お前にばかり損な役回りをさせて」
     ソルがベッドに近寄るとカイは手を伸ばし口付けをねだった。覆い被さるようにキスをすればこれからどちらが抱かれるのかわからないとぼんやり思うが、挿し込まれたカイの舌は熱く激しくソルの口内を犯し始め、そんな考えもすぐに失せた。
     他人と口付けるのは久しぶりだ。カイのものは経験したどれとも違う。そもそも同性とすることが初めてだ。厚い舌に上顎をなぞられるのは不思議な心地がする。
    「ん…、ふっ…」
     上体を起こし噛み付くように貪るカイは欲に目を光らせている。やがて口が離れ細い指がソルの脇腹を撫でた。
     なぜソルが受け手になったのか、それは単純にカイの要望があったからだ。少年の頃に宿していた嫉妬や怒りや羨望が、いつからか心の奥で別の熱に変わっていったことをソルも気づかないでいたわけではない。だから抱きたいと言われた時、さして驚きもなかった。男同士はどう抱き合うのか疑問を浮かべただけだった。
     カイの指が筋肉の詰まったソルの胸を撫で、乳輪を掠め、背筋を辿って臀部へと降りていく。浴室での行為をまた思い出しソルは自分が抱かれてしまうことを嫌でも意識してしまう。
    「…テメェも脱げ」
    少しでも気を逸らすため自分とは対照的にまだ少しも服をはだけさせていないカイのシャツを指先で引っ張る。カイは一瞬きょとんとした後、ああ、と頷いて衣服を脱いだ。衣擦れの音がやけに響く。そんなものに気を取られてしまうほど緊張しているのだと自覚してソルは苦々しい気持ちになる。カイの細く、それでも筋張って鍛えられた肉体がその肌色を曝け出すと、目論見とは裏腹にこれからすることへの現実性が高まってしまい、思わず顔を逸らす。
    「…触っても良いか」
    しかしソルと同じ姿になったカイは許可を求めて顔を覗き込んだ。もうこれ以上行為を先延ばしにはできない。ソルは一つため息を吐き、
    「好きにしろ」
    結局こう言う他ないのだ。

     用意されていたローションは互いの体温で溶けてシーツを不快に湿らせていた。痛みのないようにと過剰にぶちまけられたそれのおかげで、カイが指を動かすたびぐちょぐちょとはしたない水音が立つ。
    「ン…うっ」
     穴を撫でられ、少ない摩擦とともに指が進入する。抱いた枕に顔を押し付けた。男同士でやる時はこちらの方が楽なのだと、どこで聞いたかわからないカイの知識を元にバックの姿勢を取ったが、顔を見られないということは幾分かソルの気持ちを楽にした。
    「痛ければすぐに言ってくれ」
     カイは優しげな声色で気遣うが、ソルの胎を掻き回す手に遠慮はなかった。ずぶずぶと潤滑剤の滑りを借りて挿入された中指はもう根本まで入りきっている。
    「うぁっ……」
    内臓を直接嬲られる感覚ははっきり言って快感にはまだ程遠い。痛みへの恐怖の方が勝るのだ。こんな身体であっても、やはり痛みには敏感なようにできている。ひくん、と無意識に痙攣した後孔がカイの節くれだった剣だこだらけの指を締め付け、その形をはっきりと認識させる。少年だったあの男にそんなところを暴かれているのだと、今更ながら意識してソルは目眩を覚えた。
     指がぐるりと緩慢な動作でソルの腸壁を撫でた。異物を排除しようと直腸は懸命にうねるが、それを咎めるようにカイの指ははっきりとした強さで押し返してくる。
    「あ…ゔっ、う……」
     自分は異物ではないと騙すため、カイの指はあちこちを撫でた。慣らして、同化して、それを繰り返す。つぷりと二本目の指が挿入され、自分の孔がだらしなくなっていくのをソルは感じていた。
    「…ここだろうか」
    「ッ、あ…?」
     拡がった孔の深くに指を伸ばしたカイは何かを探し当てたようにその動きを止めた。疑問を浮かべるソルの汗に濡れた背を撫でて、カイはゆっくりとソルの内部にある痼に触れた。
    「…アッ、あ、あぁっ!?ヒッ…?!」
     性器を薄皮越しに撫でられたような、それでいて腹の奥が重くなるもどかしい快感が走った。爪先がぎゅうと丸くなり、腰が反る。
    「ここが前立腺らしい。よかった、お前も感じることができて」
     未知の感覚に頭が混乱しているのか、カイの言葉を言葉として捉えることができない。だがそこがアナルセックスでの快楽を生む器官だということはソルも知っている。そして、知っていることと実際に体験することはあまりにも違う。
    「ゔ、あ、ぁ……」
     抱いた枕の布地が悲鳴を上げている。とん、とん、と一定の間隔で指先が前立腺を叩きその度にソルの腰が跳ねた。
    「や…ッ、それ、やめ、っ!!」
     いつのまにか挿入された指は三本に増えていた。前立腺だけでなく肉壁全体を撫で上げられ、じわじわとそこが受け入れるための器官に作り変わっていく。
     アナルを弄られて得る快感はペニスへの刺激よりも淡くそれでいて神経を直接揺さぶるような、身を任せるのが怖くなってしまうものだった。まだ不慣れなソルの身体はもっと強烈な快楽でそれを誤魔化したがる。
    「はぁ、あっ…うっ……」
     おそらくそれは無意識だった。腸壁を撫でられ腰が跳ねるたび、ソルは上等なシーツに自分のペニスを擦り付けていた。自慰行為を覚えたての少年のように、先走りを潤滑剤にして、ぬちゅぬちゅとはしたない音が立つほど強く擦り付ける。覚えのある刺激は排泄腔が性器へと作り替えられていくことへの違和感と恐れを幾らかマシにした。
     しかしそれに気付かぬカイでもない。動きを止め指を引き抜くと、枕に縋っていたソルの腕を掴み身体を反転させた。仰向けに転がされたソルは突然のことに目を丸くする。
    「な、にを」
    「辛いのはわかるが、今は後ろの刺激に集中しろ。慣らすだけじゃなくお前が私とのセックスで快感を得るための準備でもあるんだ」
     ソルの片足を抱え後孔を露わにするとカイはまたゆっくりと指を挿入しそこを押し広げた。
    「ひっ…っ」
     先ほどまで縋っていた枕はもうない。ソルが伸ばした手は空を切る。腹の上で緩く勃ち上がったペニスは快楽を感じ取るたびに揺れ、どろりと粘着質な先走りを吐いた。
    「ゔぅ…っ、あっ」
    片足を抱えられ、快感から逃げるため脚に力を入れることもできない。逃げ道を封じられたまま性感は高められ堆積していく。腹の奥に溜まった熱は今にも爆発しそうで、それが恐ろしい。
    「カイっ…!、やめ、ろぉッ!」
     顔が上向き、晒された喉に汗が幾筋も流れる。
    「一度イって見せてくれ」
     無慈悲なカイの言葉と共に抽送はより激しくなり、後孔からはじゅぽじゅぽとはしたない音が立つ。
    「ひ…ッアアぁっ!!」
     腰が浮き、爪先が跳ねる。シーツの上に投げ出された髪がぐしゃりと擦れる音が響き、視界が白む。きゅうう、と締まった内壁がカイの指を締め付け、性感帯を自ら押し潰していく。ペニスがびくびくと揺れて白濁混じりのカウパーを溢したが、射精には至らなかった。だが感覚としては射精よりも深く、熱の残る絶頂があった。
    「はっ、はぁっ、ぁ……」
     ドライオーガズムの余韻にソルは荒い息を吐く。ひくひくと不規則に締まる後孔がカイの指を柔く食み、その度羞恥に駆られた。
    「大丈夫か?」
    カイは指を引き抜くと身体を寄せソルの頬に口付けた。絶頂の時に溢れた涙を舐め、ソル を宥めるように唇にも口付けを落とす。
    「ン、う…」
    最初のものと比べれば短いキスだったが、身体の震えを止めるためならばそれで十分だった。
    「ちゃんとイけたな」
     えらいぞ、と後に続きそうなほど、カイの言葉は子供をあやすような声音だった。それに苛立ちを覚えるも口が開かない。全身の力が抜けて、立てるかどうかさえ怪しかった。前戯でこの有り様なら到底挿入など出来るわけがない。ソルはそう告げようとしたが、カイが動く方が早かった。
    「疲れているところ悪いが」
    「ンッ、あっ…クソッ…」
     萎えていないソルのペニスを掴み数回扱くと、カイは立ち上がった自身の性器をそれに擦り付けた。
    「私も限界なんだ。もう少し付き合ってくれ」
     触れ合った性器の熱さから、この行為がもう少し、なんて時間で終わるとは思えなかったが、そう言って聞く男ではない。先ほどの暴力的な快感を思い出しソルの喉は震えたが、それは恐れから来るものか期待から来るものか、自分にさえ判りはしなかった。
     カイはお互いの性器から手を離すとソルの後孔にペニスを押しつけた。亀頭で会陰と孔をずりずり擦り上げ、これからこの凶器が中を犯すのだということをソルに知らしめている。
    「挿れるぞ」
     短い宣言の後、カイのペニスが肉の輪を押し開けた。
    「っ、うっ…」
    その熱と質量は数本の指とは全く違う。亀頭が遠慮なく前立腺を叩き、血管の浮いた幹がそれを撫で上げていく。
    「アアぁっ!、んっ!!」
    獣のような汚らしい喘ぎ声をソルはもう止めることができない。開きっぱなしの口からは唾液が伝い落ち垂れていく。
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