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    いつかの。

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    いつかの。

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    ここからどう話を展開しようと思ったかさっぱり思い出せないので、ここに供養。

    #いちつる
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    あなたが最後の瞬間に思い出すものが、わたしであればいい。
    ほんの一瞬でも構わない、ほんの一部でもいいから、あなたの脳裏に浮かびたい。
    あなたが最後に会いたいと、声を聞きたいと、そう思う存在がわたしであればいい。

    皆に慕われているあなたの最後になりたいなんて、わたしには過ぎた願いなのかも知れないけれど。
    だけど、少しでも叶う可能性があるのならば…。

    だから、わたしは今日も立つ。
    あなたが旅立つこの門に。あなたが帰ってくるこの門に。
    笑顔で送り出して、笑顔で迎える。
    そんな単純なことさえ、明日には出来なくなってしまうかも知れないから。
    もしかしたら、今日が最後かも知れないから。

    ねえ、こんなにあなたが好きなのに。
    臆病なわたしはなかなか素直に伝えられない。
    だから、これはわたしのあなたへの精一杯の告白。
    第三者にどう思われても構わないから、あなたに少しでもこの気持ちが伝わって、そしてほんの少しでもわたしに心が傾いてくれたらば、それだけでわたしは幸せ。

    そして、最後の瞬間にわたしを思い出して。
    そのままわたしをあなたがいる世界まで連れて行って。
    そして、ずっと側にいさせて。

    あなたと「永遠」の時を生きたいの。
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    いつかの。

    MAIKINGワンドロでボツになったやつ。「え?俺っちと独歩の仲良くなったきっかけですか?」

    何の脈絡もなく投げられた問いに、思わず声が裏返ってしまった。
    そんな俺の反応を気にすることなく、テーブルを挟んで向かいに座った先生は静かに頷く。

    「ああ。そういえば聞いたことがなかったと思ってね。もちろん、幼馴染ということは知っているし、それなりに昔からの付き合いであることは分かっているのだけれど、きっかけは何だったのかと思ってね」
    確かに、自分からは独歩との関係について、ほとんど話したことはない。しかし、
    「独歩からは、何も聞いてないんですか?」
    先生と自分との出会いは、そもそも独歩がきっかけである。最初にこっちに連れて来る前に、自分のことは簡単には話していたようだった。だから、その時に話していそうなものだけど。
    そう思い、聞いてみると、案の定、「独歩君からも聞いているよ」という答えが返ってきた。

    ならば、何故。

    尚も不思議そうな自分を見て、先生はいつもの穏やかな笑顔を浮かべ、
    「確かに、独歩君の主観による一二三君と独歩君の出会いの話は聞いているよ。でもね、私は君の主観による二人の出会いについても大変興味があるんだ。どうやっ 1017

    いつかの。

    MAIKINGワンドロでボツにしたやつ。いつか書き上げたい。「あの、観音坂くん…」

    卒業式の放課後、もう明日からは座ることのない席で俺は本を読んでいた。
    こんな時、教室に残っているのなんて、友達もいない、影も薄い、いてもいなくても変わらない、そんな存在である俺くらいで。殆どの生徒は、友人と別れを惜しんだり、最後の最後の奇跡を信じて想い人に気持ちを告げたりするために、校門周辺にいるはず。そう思っていた俺は、突然かけられた声に、幽霊の類かと思い、なかなか顔を上げられずにいた。

    そもそも、俺が誰もいない教室で一人、こうやって本を読むはめになったのも、あっちこっちで呼び出されて、今はどこにいるのか分からない、何時に来るかも分からない人気者の幼馴染に、「一緒に帰りたいから、絶対待っててね!」と言われたからで、本当は既にもう家に着いて、お気に入りのベッドに転がりつつ、のんびりしているはずなのに。それが叶わなかったばかりか、幽霊と遭遇するはめになるなんて。
    それもこれも、断れ切れなかった俺のせい…隠キャで過ごした俺のせい…俺のせい…俺のせい…。


    そんな思考の海に囚われた、俺が聞こえてなかったと思ったのだろうか。
    もう一度、今度は先程よりいくらか大きな 1783

    いつかの。

    MAIKINGワンドロでボツにしたやつ。いつか書き上げたい。週末の深夜にだけ、我が家にはコーヒーショップがオープンする。

    この店のメニューは、コーヒーだけ。時々、店主の気まぐれでケーキとかピザトーストが添えられていることもあるけれど、でも、それらは買ってきたり、俺自身が作ったものだから、店主お手製のものといえば、このコーヒーしかない。
    本当の中の本当に気まぐれで、たった一度だけ店主お手製のミネストローネを出してくれたことがあったけれど、「パッとしない味だな…」という店主の独断と偏見により、それ以降どんなに強請っても出てくることはない。俺からしたら、店主が俺のために作ってくれただけで、この世で一番美味しい料理なのに。

    なのに、コーヒーだけは毎週、週末に用意してくれる。どんなに連勤が続いていても、週のほとんど終電に間に合わず、始発で帰ってきて、シャワーと朝食だけで飛び出していく毎日だったとしても、必ずコーヒーショップは開店するのだ。俺の、俺だけのために。そう言うと、店主は顔を真っ赤にして「ついでだ」と言うけれど。


    でも、俺は知っている。今、店主の手の中にあるマグカップの中に入っているのは、たっぷりのホットミルクに、ほんの数滴だけコーヒーを垂 1448

    いつかの。

    MAIKINGワンドロでボツにしたやつ。いつか描き上げたい。「次は、終点──駅、──駅。お降りのお客様は、──」


    ガタンと揺られる振動で目を開けると、一瞬、自分が今、どこにいるのか分からなくなった。
    随分、深く寝入っていたらしい。こんなにぐっすり寝たのは、いつぶりだろうか。もう随分と長い時間、寝ていない気がする。
    眠るのが、夢を見るのが怖いのだ。心が弱っている時ほど、夢の世界が優しくて、このまま現実に戻ってこられなくなるのではないかと不安で堪らなくなる。だとしても、今までの俺には、現実に帰る理由があった。でも、今の俺にはそれはない。無くなってしまったのだ。だから、眠るのが怖い。いつか、この現実に戻れなくなる日が来そうで。
    戻りたい理由が無い俺も、まだこの世界に未練があるらしい。でも、それも今日までだ。


    電車のスピードが落ちて、そして、やがて停まった。この駅は、無人駅だから、降りる時に車掌に料金を払うシステムだ。
    全てが電子化されたこの世界で、未だに残るこういったアナログのやりとりが愛おしい。だから、アイツはいつか歳をとって、仕事を辞めたら、こういった地で生きることを望んでいた。女性を極端に怖がる男だったけれど、基本的には人間が好きな奴だ 596

    いつかの。

    MAIKINGここからどう話を展開しようと思ったかさっぱり思い出せないので、ここに供養。あなたが最後の瞬間に思い出すものが、わたしであればいい。
    ほんの一瞬でも構わない、ほんの一部でもいいから、あなたの脳裏に浮かびたい。
    あなたが最後に会いたいと、声を聞きたいと、そう思う存在がわたしであればいい。

    皆に慕われているあなたの最後になりたいなんて、わたしには過ぎた願いなのかも知れないけれど。
    だけど、少しでも叶う可能性があるのならば…。

    だから、わたしは今日も立つ。
    あなたが旅立つこの門に。あなたが帰ってくるこの門に。
    笑顔で送り出して、笑顔で迎える。
    そんな単純なことさえ、明日には出来なくなってしまうかも知れないから。
    もしかしたら、今日が最後かも知れないから。

    ねえ、こんなにあなたが好きなのに。
    臆病なわたしはなかなか素直に伝えられない。
    だから、これはわたしのあなたへの精一杯の告白。
    第三者にどう思われても構わないから、あなたに少しでもこの気持ちが伝わって、そしてほんの少しでもわたしに心が傾いてくれたらば、それだけでわたしは幸せ。

    そして、最後の瞬間にわたしを思い出して。
    そのままわたしをあなたがいる世界まで連れて行って。
    そして、ずっと側にいさせて。

    あなた 514

    いつかの。

    MAIKINGワンドロでボツにしたやつ。いつか完成させたいなあ。「ねえ、独歩にとっての幸せってなぁに?」


    ソファーの下に座った俺を後ろから抱き締めた一二三にそう尋ねられた時、果たして俺は何て答えたのだろうか。
    美味しいものを食べられた時、だとか、休みの日に一日眠れた時、だとか、そういう当たり障りのないことを答えたような気がする。

    本当は違う、本当は違うのに─

    なあ、一二三、俺にとっての幸せは─


    目を覚まさない、もう二度と覚まさないかも知れない、一二三を見ながらそう思った。

    俺の幸せなんて、お前さえいればそれで良かったのに─



    「一二三君が、違法マイクを使った集団に襲われたようだ」

    そう先生から連絡があったのは、残業終わりに駅に向かっている最中のことだった。


    ここ最近、違法マイクを使った通り魔事件が起きていることは知っていた。
    狙われるのは帰宅途中のサラリーマンが多く、そのほとんどが発見された時には意識を失い、金銭がほとんど奪われている状態だった。
    まだ幸い死者は出ていないが、襲われた多くの被害者が未だ意識を取り戻せてないと聞く。

    ニュースでこの事件を知った時、「独歩も気を付けてね」と一二三に言われたことを思い出す。
    そう言 2232

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