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    wave_sumi

    いろいろなげすてる。最近の推しはなんかそういったかんじ
    性癖が特殊。性転換が性癖

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    wave_sumi

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    > 動けない 50% 金縛りだ。話には聞いたことがあるのだが、カナヲにとっては初めての経験である。眠るときになることが多いと、医学に詳しい次兄から聞いてはいた。だが。今。自分はしっかりと起きている。
     指先の筋肉がぴくりとも動かない。身体に動けと命じる。動かない。眼球だけが情報をもとめてさまよっている。
     約120度。両目で見える視界の範囲だ。ここから動く手立てを考えて、カナヲは必死に目を動かした。

    『なにをみている』
    (ひ、っ……)

     相変わらず、脳内に直接届く声。背後から生暖かいからだが迫り、両手が迫り、それが
     ぼくのあたまを掴む。
     あたまを掴んだその両手は、ぼくの骨のうちがわに沈み込む。
     そのゆびさきが、ぼくの 目 を コテイ した。

     瞳孔がふるふると揺れている。視界が涙でにじんでいる。これは恐怖か。怖い。何をされるのかわからない。怖い。こわい。コワイ。恐い。おそろしい。なにをされるのか わからない。
    「……は、アッ……」
     声を出すのも構わずに、口で呼吸をした。渇く。かわく。みずがほしい。口の中の水分が、すぐに消えていく。ああ。だめだ。どうしよう。

    「、どうした」

     すとん。
     解けた。

     からくり人形の糸がぷつりときれるように、カナヲはその場にへたりこんだ。木箱だけは最後の意地で死守したまま、ぺちゃりと廊下に尻をつく。
    「あ、りがとうございます」
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    ASIApixiv

    TRAINING視させていただいたMMDの映像があまりにも美しくて感動したので、さねぎゆでそれを表現する練習です。「明日は待ち合わせしねぇかァ?」

    同棲している恋人からの提案に俺は「なぜ?」と聞いた。

    「たまにはいいだろうがァ」

    いつもより歯切れの悪い返事に少しの疑問が沸いたが、確かに一緒に住む様になってから待ち合わせなどしたことはない。「懐かしいな」と昔を思い出して返事をすれば、「だろォ」と恋人は微笑んだ。


    待ち合わせに指定された場所へ向かう。
    恋人は俺よりも1時間以上前に家を出た。「色々寄ってから行くわァ」と言って。

    地図アプリが示したその場所は、大きな礼拝堂のある教会だった。
    重厚な扉を引くとギーっと音が響いた。
    ゆっくりと中を覗き込む様に扉を開けていく。

    最初に見えたのは暗い中に並ぶ木製の長椅子。
    更に扉を引いて見えて来たのは眩し光。それに思わず俺は眼を瞑った。
    扉を引きながらゆっくりと目を開ける。

    正面の十字架をあしらった大きなガラス窓から注ぐ真っ白い光。
    それは木製の長椅子に挟まれ、俺のいる入り口まで真っ直ぐに伸びる通路に、十字架を映し出している。
    キラキラと舞う塵すら神々しく見えた。

    その光の中に立つ人影。真っ白い光を背負うその人影は顔は影になり見えない。
    しかし光 749

    ゆき📚

    DONE【sngk】【ジェリーフィッシュが解ける頃】Ⅱ
    続きました。現パロです。
    現世では感情豊かに生きていて欲しいという作者の願望がにじみ出ているのでキャラが崩れてる感あります。
    あとエレリと言っていながら今回はほぼハンジ&リヴァイがメインのような感じになってます。
    相変わらず諸々雑な感じですが
    大丈夫、どんなものでもどんとこい!な方よかったら読んでやってください
    【ジェリーフィッシュが解ける頃】Ⅱ 「えぇッ!?エレンに会ったの?」
     某月某日、とある大手企業会社の一室にてリヴァイは大声を出した相手に睨むような視線を向けながら耳を塞ぐ仕草をしてみせた。
     「うるせぇぞハンジ、ボリューム落とせ」
     「ごめんごめん」
     ハンジと呼ばれた女性は快活な笑みを見せながらそう言うと座っている椅子の背もたれにぐっと寄りかかるようにして普段使っている作業机からノートとペンを取り出した。
     「同じ地域にいたんだね。すごいじゃん」
     「あぁ」
     「元気そうだった?どこで見たの?」
     「エルドとペトラがやってるパン屋の前で雨宿りしてた」
     「そうなの?え?え?話しかけた?彼リヴァイの事―」
     「覚えてなかった」
     ハンジが言い切る前にリヴァイはそう言うともう一度「覚えていなかった」
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