熱を孕んだ車の中で暗闇に淀む水滴が、幾十にも連なって線を紡ぎあげている。夕霧に霞むハイウェイの標識が、窓の外で光っては点滅するのを、俺はただ、黙って見ていた。
数刻前にマックスが適当に駐車したこの場所は、知る人ぞ知る銀河彼方の奥底であり、俗に言う、秘境という場であった。
「く……ぅっ…、」
快楽の色に濁った電気信号が脳内に電波され、浮き立った腰がぶるりと震える。陰茎をなだめる動きがあるたびに、それに伴って車内がガクンと揺れた。
「もっと……やさしく、しろっ」
「ふふ。どうしよっかなぁ」
「あ…っ、く…ぁっ…」
熱を孕んだ指先で、ナカを優しくえぐるように遊ばれる。かと言って、もう片方の動きが止まる訳もなく、膨れ上がった俺のそこは揺さぶられ、今にもその白濁を外へ外へと吐き出そうとしていた。
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