オメガ 尾杉。「…オガタ、もしなんだけど、」
「なんだ?」
「オレが赤ちゃん産めたら、どうする?」
「もちろん孕ます。どうした、ヤりたくなったのか?」
「ちげーよ。孕ますって、クソ…」
「お前が孕んだら、俺から逃げられないだろう?俺はお前を囲いたい。そのためにも孕ますさ」
「なんだよ、それ。オレとの子供が欲しいってことじゃねーのかよ」
「…お前に似た子供なら、まだいいが俺に似た子供ならいらん」
杉元はΩなんだけど尾形に会うまで嫌な思いをしてたから、βだと言ってる。尾形はαで杉元がΩだと分かってるけれど、不用意に知らせて逃げられるのが嫌だからβだと言ってる。
たまに興奮して杉元の首筋を噛みかけるけど、ダメだとストップをかけるぐらい杉元を大事に思ってる。
できてる二人なんだけど、杉元は尾形のことを好きだけど自分のことが分かったら嫌われると思ってる。
ある日発情期がきて薬を飲むことができない時に、尾形が来て番になってしまう。その後杉元は逃げに逃げたけど最終的には尾形に捕まりハッピーエンドという感じ。
尾形が子供を人質にしてまで杉元を逃したくないけど、杉元だけが欲しいので子供を可愛がるということは考えられない。
もし子供ができてしまったら、杉元を取られたと思うかもしれない。