告白?楽しい時間はすぐに終わってしまう。
今日も尾形と飲んで、オレが一方的に話すようにはなるけど一緒に居るだけで楽しくて楽しくて…
あっという間に終電の時間になってしまった。
思わずぽつりと言ってしまう。
「…まだ尾形と居たいなぁ」
「…だったら、俺の部屋に住めばいい。それならずっと居れるぞ」
「へっ?」
尾形はオレの手を握る。
「ダメか?」
オレは尾形の言葉の意味を理解するまで数秒かかった。
「えっ?えぇぇぇぇ!」
尾形は真っ黒な目でオレを見て、もう一度確認するように言う。
「杉元…俺と一緒に暮らそう」
オレは肝心の言葉を貰って無いことに気づく。
「…尾形、それってどういうこと?」
尾形はあぁとニヤリと笑う。
「杉元、愛してる。付き合ってくれ」
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