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    kinokohaus

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    「ポケットの中Vol.2」の没エピです。本文のP.49後ろから5行目以降、最初はこんな感じでした。ですが、やっぱりここでは無いわ〜と没に……。どうしてもお風呂場でロールロイスしてもらいたくて本人比で頑張って書いたので供養させてください。
    本をお持ちの方限定のおまけページです。パスは最終章のタイトルです。

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    kinokohaus

    PASTイベントの無配です。原作軸月鯉。
    月下 くれないの 中央の詮議も落ち着いてやっと部下たちの身の振り方が決まり、鯉登も月島も一旦は第二十七聯隊所属のまま師団長預かりという体で纏まったころ。

    営外より師団へ戻る道中、にわかに薄暗くなり雲行きが怪しくなってきたため、急がねばと話していたところに突然の雷雨が行手を阻んだ。
    あっという間にずぶ濡れの濡れ鼠、雫の滴り落ちる軍帽のまま急いで近くの軒先へ身を隠す。しばらくすると厚く黒い雨雲は通り過ぎ、先ほどの雨が嘘のように月が途切れ途切れになった雲間から覗きはじめた。
    軒を借りた先は小さな宿らしく行燈が外に出され、外の腰掛けには背の曲がった老人が何やら麻の袋を足の間に置き一人座って店番をしているらしかった。
    月島はこのような場所に宿などあったものかと怪訝に思ったが、二人とも背が震えてくるほどの濡れ具合。軍人たるものいかなる場合に於いても動ずるような失態はあってはならぬが、こう冷えては体に良くはない。今のところ師団長預かりという、はっきりとした職責も任務も与えられていない宙ぶらりんな立場だ。将校である鯉登の帯同での外出であるから、服を乾かす程度であれば月島もろとも多少遅れても問題なかろうと、宿前の老人に部屋は借りられるかと声をかけた。
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    Cloe03323776

    SPUR ME毛入りさんの素敵漫画に触発されて、書いてしまいました。ドフ鰐♀。女体化注意。原作沿いです。毛入りさん、ありがとうございます!
    ボタン・ストライク それは、初デートだ。
     誰がなんと言おうと。
     二人にとって、生涯で。
     初めての。

    「フッフッフ! さァ、どれがイイ?」
     ドフラミンゴがクロコダイルを連れてきたのは。世界最大級のショッピングモールだ。この島は、観光業で成り立っている春島。世界各地のブランドが集結し、買い物客は1日で余裕で万を超える。常に大盛況であるこの島を、初めてのデートの舞台として選んだ。ちなみに、ドフラミンゴが羽織っているのはいつものピンクの羽根のファーコートと、クロコダイルは彼が用意した黒い羽根のファーコートを羽織っている。
    「……あァ、そうだな」
     そして。一件ずつ、店を見させられては。そこのお店で欲しいと思う物全てを「買われて」プレゼントされるクロコダイル。荷物は全て、ドフラミンゴが持つ。買ってくれると言うのであれば、特に逆らう必要もない。クロコダイルも気持ちが赴くまま、何の躊躇いもなく、欲しいものをどんどんレジへ持っていく。服でも、宝石でも、小物でも、鞄でも、靴でも。何でもだ。そんなクロコダイルの様子を、ドフラミンゴは楽しげな様子で眺めている。そして、嬉々としてレジでお金を支払う。そんなドフラミンゴの様子を、クロコダイルは呆れた表情で見つめていた。この男は、こんなにも貢ぐ男だったのか、と。だが、この程度の金など、微々たる物なのだろう。そうして漏れなく一件ずつ、店回りは続いた。
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