秘密昨夜は悪かったな。
おめえが運んでくれたんだろ?ベッドまで。
ああ、もうやらねえよ。姫さんとあんな飲み比べ、しょっちゅうしてたら身体が持たねえって。
んあ?身体?
まあちょっとばかし頭は痛えけど気分は悪くねえなあ。
え?……いや実はムフフな夢を……や、やっぱり何でもねえよ。
なんだよ、お子さまのおめえにはまだ早えんだよ。
だぁー!もう、分かったって!
あのな……その……だから……マァムと、な……ってこれ以上は言わねえからなっ!
おお!まあ、そういうことで今日は絶好調なわけよ……ん?おめえ、どうした?
ははっ!ベッドから落ちて腰打つとか、おめえはやっぱお子さまだなぁ!
そんなに痛えなら、後で姫さんにベホマかけてもらえよ。
……さて、そろそろ飯食いに行こうぜ。
ん?そうか?んじゃあ、先に行ってっから、早く来いよ?
……夢、なんかじゃないんだよ。
終
一生言うつもりはないので、彼は一生知ることはない。