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    kujiraJoJoYume

    @kujiraJoJoYume
    ジョジョ夢置き場

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    kujiraJoJoYume

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    親衛隊夢本サンプル的な…(まだまだでない
    👅×花屋の店員

    ブルースター色とりどりの花が並ぶ小さな店に、なんとはなしに入った。
    特に贈る相手もいなければ、飾る場所もないし、花が好きな訳でもない、だが何故かその店に惹かれ気付けば入店していた。
    それは何日前の事だっただろうか?ティッツァーノはふと思いながらまたその店の扉を開ける。カランカランと小気味良い音がなり、奥からはーいと言う声と共にパタパタと足音が聞こえ、ティッツァーノは口元を緩め、声と足音の主を待つ。

    「あ!お兄さん!また来てくれたんですね!」

    この店で住み込みで働いているらしい少女、それが声と足音の主だった。ティッツァーノの顔を見、笑顔で声をかけてくる。

    「ああ、近くに仕事があったのでついでに寄ってみました」

    そんな彼女にそう答え、花を物色する"フリ"をする。
    別に花に興味は無いのだ、何か気になる花があったら言ってくださいね!と嬉しそうに自分に声を掛ける彼女に興味がある。

    「そういえば、あの時のお花、彼女さん喜んでくれました?」

    不意に言われ、一瞬止まる、そういえば…初めて来店した時に❰恋人に贈る花を探している❱と嘘をついた事を思い出す。

    「青いお花ってあんまりなくて、気に入ってもらえるか不安だったんです」

    不安そうな顔をし、言葉を繋ぐ彼女にどう答えるべきか考える。花を見繕って貰うときについた嘘は確か…❰青い瞳でオレンジ色の髪をしている恋人にピッタリな花を❱だったか、咄嗟に相棒のスクアーロの特徴を述べていた事に自らを冷笑う。

    「あの時はありがとうございます。お陰で喜んで貰えました」

    そう答え、良かった!と喜ぶ彼女に少しだけ罪悪感を覚える、彼女は熱心に架空の恋人へのプレゼントを選んでくれたのだ。
    だが、その答えには嘘はなかった。恋人だというのは嘘だとはいえ、買った花をスクアーロに渡したところ、喜んでくれた。花を買ってきた言い訳を考えるのは難しかったが…
    思い出して苦笑する、嘘をつくのは慣れてはいるが相棒となると別だった。
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