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    遭難者

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    遭難者

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    彩蛋のずっと後々の妄想会話。(色々わかってない状態で書いております 焦)ただの会話。

    #山河令
    mountainAndRiverOrder
    #温周
    temperatureMeasurement

    体が同じ状態なのか、異なる状態なのか、そもそもどういう状態なのかわかっておりません!(言い訳)
    もしも同じ情態だったら…の妄想。
    使ってなさげな陰陽の書での異なる状態編も妄想してみたい…山で遭難中。
    -----------------


    温:「あの店の堅果が食べたい…」

    周:「何だよ、急に。」

    温:「昨日、胡桃の木の育て方の書を見付けたら思い出してさ、でもなぁ~こんなにいい男が白髪で並んでたら皆驚くよなぁ。」

    周:「俺が代わりに買ってくる。」

    温:「阿絮が?並ぶの?行列に?」

    周:「悪いか?」

    温:「それ絶対に見たいんだけど!!」

    周:「見に来たら俺が行く意味ないだろ。」

    温:「そうだけど。」

    周:「買ってきたら……俺が渡した分しか食べるなよ。」

    温:「え?」

    周:「隠れて盗み食いするなよ。」

    温:「……。」

    周:「お前が食べた分量と同じだけ俺も食べる。」

    温:「…………阿絮。僕、もしかして凄く愛されてる?」

    周:「………どう思う?」

    温:「うわぁ……大好きなんだ…僕のこと。」

    周:「………。」

    温:「!!なにも言わないの?!」

    周:「………。」

    温:「阿絮。可愛すぎてもう僕、死にそうなんだけど。」

    周:「それは許さない。」

    温:「!」

    周:「それか今度は連れてけよ。」

    温:「!!」

    周:「絶対に。」

    温:「っ本当にどうしたの?心臓もたないんですけど。何か良いことでもあったの?」

    周:「……美味い酒が手に入ったんだ。」

    温:「へぇ、酒なんてどこで…美味い?……阿絮、飲んでないよね?」

    周:「……。」

    温:「僕に盗み食いするなとか言って隠れて飲んでないよね?」

    周:「……。」

    温:「阿絮!」

    周:「……。」

    温:「っ!」

    周:「……ぶはっ、はは!何だよ喜んだり怒ったり、俺の師弟は忙しいな。嘘だ。全部ウソ。」

    温:「何だよまったく…。何かその呼び方、久しぶりだ。」

    周:「本当に久しぶりに、街でも行ってみるか?」

    温:「だから、僕が行ったら目立つから。」

    周:「そんな事気にする質か?それに老温。お前、俺を誰だと思ってるんだ?」

    温:「え、あ…そうか。こんな美人なのに物乞いになれるんだった。」

    周:「街に行って、堅果を買って……成嶺の様子でも見に行こう。」

    温:「そうだね、成嶺も堅果好きだったしね。…ところで阿絮。」

    周:「ん?」

    温:「『全部ウソ』ってどこから?」

    周:「………どこからだと思う?」




    了。
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    sgm

    DONE去年の交流会でP4P予定してるよーなんて言ってて全然終わってなかったなれそめ曦澄。
    Pixivにも上げてる前半部分です。
    後半は此方:https://poipiku.com/1863633/6085288.html
    読みにくければシブでもどうぞ。
    https://www.pixiv.net/novel/series/7892519
    追憶相相 前編

    「何をぼんやりしていたんだ!」
     じくじくと痛む左腕を抑えながら藍曦臣はまるで他人事かのように自分の胸倉を掴む男の顔を見つめた。
     眉間に深く皺を刻み、元来杏仁型をしているはずの瞳が鋭く尖り藍曦臣をきつく睨みつけてくる。毛を逆立てて怒る様がまるで猫のようだと思ってしまった。
     怒気を隠しもせずあからさまに自分を睨みつけてくる人間は今までにいただろうかと頭の片隅で考える。あの日、あの時、あの場所で、自らの手で命を奪った金光瑶でさえこんなにも怒りをぶつけてくることはなかった。
     胸倉を掴んでいる右手の人差し指にはめられた紫色の指輪が持ち主の怒気に呼応するかのようにパチパチと小さな閃光を走らせる。美しい光に思わず目を奪われていると、舌打ちの音とともに胸倉を乱暴に解放された。勢いに従い二歩ほど下がり、よろよろとそのまま後ろにあった牀榻に腰掛ける。今にも崩れそうな古びた牀榻はギシリと大きな悲鳴を上げた。
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