体が同じ状態なのか、異なる状態なのか、そもそもどういう状態なのかわかっておりません!(言い訳)
もしも同じ情態だったら…の妄想。
使ってなさげな陰陽の書での異なる状態編も妄想してみたい…山で遭難中。
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温:「あの店の堅果が食べたい…」
周:「何だよ、急に。」
温:「昨日、胡桃の木の育て方の書を見付けたら思い出してさ、でもなぁ~こんなにいい男が白髪で並んでたら皆驚くよなぁ。」
周:「俺が代わりに買ってくる。」
温:「阿絮が?並ぶの?行列に?」
周:「悪いか?」
温:「それ絶対に見たいんだけど!!」
周:「見に来たら俺が行く意味ないだろ。」
温:「そうだけど。」
周:「買ってきたら……俺が渡した分しか食べるなよ。」
温:「え?」
周:「隠れて盗み食いするなよ。」
温:「……。」
周:「お前が食べた分量と同じだけ俺も食べる。」
温:「…………阿絮。僕、もしかして凄く愛されてる?」
周:「………どう思う?」
温:「うわぁ……大好きなんだ…僕のこと。」
周:「………。」
温:「!!なにも言わないの?!」
周:「………。」
温:「阿絮。可愛すぎてもう僕、死にそうなんだけど。」
周:「それは許さない。」
温:「!」
周:「それか今度は連れてけよ。」
温:「!!」
周:「絶対に。」
温:「っ本当にどうしたの?心臓もたないんですけど。何か良いことでもあったの?」
周:「……美味い酒が手に入ったんだ。」
温:「へぇ、酒なんてどこで…美味い?……阿絮、飲んでないよね?」
周:「……。」
温:「僕に盗み食いするなとか言って隠れて飲んでないよね?」
周:「……。」
温:「阿絮!」
周:「……。」
温:「っ!」
周:「……ぶはっ、はは!何だよ喜んだり怒ったり、俺の師弟は忙しいな。嘘だ。全部ウソ。」
温:「何だよまったく…。何かその呼び方、久しぶりだ。」
周:「本当に久しぶりに、街でも行ってみるか?」
温:「だから、僕が行ったら目立つから。」
周:「そんな事気にする質か?それに老温。お前、俺を誰だと思ってるんだ?」
温:「え、あ…そうか。こんな美人なのに物乞いになれるんだった。」
周:「街に行って、堅果を買って……成嶺の様子でも見に行こう。」
温:「そうだね、成嶺も堅果好きだったしね。…ところで阿絮。」
周:「ん?」
温:「『全部ウソ』ってどこから?」
周:「………どこからだと思う?」
了。