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    woヲモmo

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    woヲモmo

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    デート終わったら~のテンプレに書いたやつです。

    #安赤

    ♡言われた時♡
    久しぶりに2人で出かけている。所謂、デートだと先日宣言された。
    車で迎えに来てくれた降谷のくんはいつものお喋りがなりを潜め、真っ直ぐ前を向き運転している。
    なんだが空気が重い。
    「(楽しみにしていたのは俺だけだったか…)」
    遠足の前の日のように昨夜はなかなか眠れなかったがいつもは眠ることに不安を感じない。
    やっと訪れた眠気に身を任せるのは気持ちが良かった。
    はふっと欠伸をすると、降谷くんの肩がピクリと動いたのが分かった。
    しまった。
    「あー…昨夜はなかなか眠れなくてな。君とのデートが楽しみでね」
    弁明するようにそういうと、赤信号で停まった瞬間に降谷くんが何かを決意したようにこちらに顔を向け口を開いた。
    「今夜も寝かせてあげられないかも…デートが終わったら赤井を抱かせて」

    ここの信号は短い。直ぐに前を向きアクセルを踏み込む。
    「(君、そんな顔で…)」
    どれだけ色々考えて伝えてくれたんだろう。俺への執着に燃えていた時と同じ色を纏った瞳にまだ始まったばかりのデートが早く終わることを望んでしまった。

    ♡デート中♡
    郊外のモールでショッピングをし(降谷くんが俺に服を見繕ってくれた。沖矢だったら似合うであろう色合いだが、試着で絶賛されたからそのまま着ている)美味い昼食に美味いコーヒー。
    都会の喧騒や仕事の緊張感を忘れ、車の中での気まずさもなくなりいつもの降谷くんだった。
    俺も初めはデートの終わりを意識していたがいつの間にか今を楽しんでいる。こんな健全なデートはいつぶりだろう。天気の良い大きい公園の広場でのんびりと過ごす。平日だから子供連れも少なく静かで、鳥の声や木々が揺れる音が心地いい。
    「赤井」
    差し出されたのはカップケーキだった。降谷くんオススメの店のものかと思ったが手作りだと言う。
    「ん!美味い」
    甘いアイシングとしっとりとしたケーキが絶品だ。
    「意外と甘党ですよね」
    「脳に糖分は大事だからな」
    「ふふ、付いてる」
    降谷くんの指が俺の頬に触れ、そしてその指をペロリと舐めた。
    「…っ」
    もうすぐ夕方と言われる時間帯になる。
    忘れていた熱を思い出してしまった。

    ♡デート終わり(?)♡
    帰りの車に揺られていると寝不足も相まって瞼が重い。
    「赤井、夕ご飯なんですけど、…赤井?」
    遠くで降谷くんが呼んでいる声がする。返事をしないと、今日の楽しかった事を話さないとと思うのに意識が落ちていく。
    「まさか、寝ちゃった?寝顔初めて見た…」
    こめかみに温かいものが触れた気がしたが俺にはそれがなんだが分からなかった。

    「赤井、もっと寝かせてあげたいけど着いたから起きて」
    肩を揺すられ目を覚ますと何処かの地下駐車場に車が停まっていた。
    「す、すまない!寝るつもりは…」
    「いいんです。寝るくらい安心して貰えたってことで嬉しいから」
    それに寝顔が可愛かった、そう言った降谷くんは本当に満足そうに笑っている。
    「夕ご飯、家なんだけどいい?ってもう着いちゃってるけど」
    ここは降谷くんのマンションか。本宅だと言う降谷くんの後に続いてエレベーターに乗り開ボタンを押しながら降谷くんがこちらを向いた。
    「…ご飯食べたらデートは終わりです」
    俺はどんな顔をしていたのか、自分では分からないが降谷くんは何かに満足してまた背を向け閉ボタンと階数を押した。
    ドアが完全に閉まると手が繋がれる。まるで逃がさないとでも言うように強く。
    「(そう言えば俺はなんの返事もしてなかったな)」
    朝の返答を自分の覚悟を伝えていないことに気づいてクィと繋いだ手を引いた。
    そしてこちらを向いた降谷くんの唇に自分の唇を重ねる。

    デートが終わる前に抱かれたのは言うまでもない。
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    woヲモmo

    DONEデート終わったら~のテンプレに書いたやつです。♡言われた時♡
    久しぶりに2人で出かけている。所謂、デートだと先日宣言された。
    車で迎えに来てくれた降谷のくんはいつものお喋りがなりを潜め、真っ直ぐ前を向き運転している。
    なんだが空気が重い。
    「(楽しみにしていたのは俺だけだったか…)」
    遠足の前の日のように昨夜はなかなか眠れなかったがいつもは眠ることに不安を感じない。
    やっと訪れた眠気に身を任せるのは気持ちが良かった。
    はふっと欠伸をすると、降谷くんの肩がピクリと動いたのが分かった。
    しまった。
    「あー…昨夜はなかなか眠れなくてな。君とのデートが楽しみでね」
    弁明するようにそういうと、赤信号で停まった瞬間に降谷くんが何かを決意したようにこちらに顔を向け口を開いた。
    「今夜も寝かせてあげられないかも…デートが終わったら赤井を抱かせて」

    ここの信号は短い。直ぐに前を向きアクセルを踏み込む。
    「(君、そんな顔で…)」
    どれだけ色々考えて伝えてくれたんだろう。俺への執着に燃えていた時と同じ色を纏った瞳にまだ始まったばかりのデートが早く終わることを望んでしまった。

    ♡デート中♡
    郊外のモールでショッピングをし(降谷くん 1563

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